~愛すべき「本格ミステリ」の世界~

プロフィール 

音倉誓示(Otokura Seiji)

Author:音倉誓示(Otokura Seiji)
魅力的な謎。論理的な解決。そして少しの遊び心♪
「本格ミステリ」の魅力が少しでも多くの人に伝わりますように。
元、某地方書店チェーンの店長。
九州在住。

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乱歩の選んだベスト・ホラー (ちくま文庫)乱歩の選んだベスト・ホラー (ちくま文庫)
(2000/03)
不明

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乱歩のエッセイ「怪談入門」は、幻想怪奇小説ファンには絶好のブックガイドである。その中から俊英ミステリ研究家が選び抜いた12篇。名作「猿の手」原典版新訳をはじめ、横溝正史のユーモラスな訳が冴える「専売特許大統領」、ホテルの同じ部屋で縊死者が続出するミステリ「蜘蛛」と、乱歩によるその変奏曲「目羅博士」他、ドイル「樽工場の怪」など個性的な作品がずらり。

今日は「乱歩の選んだベスト・ホラー」から、表題の2作を読みました。


「怪談入門」

「怪談入門」は、乱歩の有名な評論集「幻影城」に収めらている怪奇幻想小説論です。

「怪談についての知識は極めて乏しい」と自己評価をしつつも、そこは大乱歩のこと、紹介されている作品の数々は、とても「怪談の知識が乏しい」人間が書いたものとは思えないほど充実しています。

この文庫には、この冒頭の「怪談入門」で紹介された多くの作品の中から、編者である森英俊・野村宏平両氏が選んだ12編が収録されています。


「猿の手」ウィリアム.W.ジェイコブズ著(倉阪鬼一郎訳)

怪奇小説の名作として名高い「猿の手」です。

おおまかなストーリーは知っていましたが、きちんと読んだのはこれが初めてでした。

有栖川有栖の「妃は船を沈める」のモチーフとなった作品で、それがきっかけでこの文庫を買いました。


願い事を3つ叶えてくれる代わりに災いを呼ぶ”猿の手”。

1つ目の願いは「200ポンド」。

2つ目の願いは「息子の復活」。

そして3つ目は・・。

名作と言われるだけあって、哀愁漂う結末の、いかにもな怪談でした。

・・・が、この名作も火村准教授(というか作者の有栖川有栖)にかかると、その作品風景をガラッと変えられてしまいます。

まさかこの怪談をこんな風に解釈して読む人がいるなんて・・

おかげで、1つの作品で2度楽しめました

詳しくは「妃は船を沈める」を読んでみてください。

北村薫と有栖川有栖のミステリ談義・・あぁその場に居合わせてみたい







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2008/09/29 23:18|・江戸川乱歩TB:0CM:0

 

君の望む死に方 (ノン・ノベル 845)君の望む死に方 (ノン・ノベル 845)
(2008/03)
石持 浅海

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膵臓ガンで余命6ヶ月―。“生きているうちにしか出来ないことは何か”死を告知されたソル電機の創業社長日向貞則は社員の梶間晴征に、自分を殺させる最期を選んだ。彼には自分を殺す動機がある。殺人を遂行させた後、殺人犯とさせない形で―。幹部候補を対象にした、保養所での“お見合い研修”に梶間以下、4人の若手社員を招集。日向の思惑通り、舞台と仕掛けは調った。あとは、梶間が動いてくれるのを待つだけだった。だが、ゲストとして招いた一人の女性の出現が、「計画」に微妙な齟齬をきたしはじめた…。

今日は石持浅海さんの「君の望む死に方」を読みました。

あの名作「扉は閉ざされたまま」の続編(?)・・かな。

とりあえずあの「碓氷(うすい)優佳」さん、再びの登場です!


余命6か月と診断された社長は、ある理由から、一人の社員に自分を殺させようとします。

「保養所での研修」という舞台を用意し、自分を殺しやすいように、なおかつその後その社員が捕まることの無いように、保養所のいたるところに様々な「さりげない」仕掛けを施します。

しかし研修のために招いたゲストの中には、あの「碓氷優佳」が・・。

「扉は閉ざされたまま」での、あの論理と論理の素晴らしいせめぎ合いは近年のミステリの中でもトップクラスでしたが、この「君の望む死に方」でももちろんその冴えは顕在です。

しかし、あのラストには悶えました。

お願いします、石持さん!私にだけでもこっそり続きを教えて下さいっ!!

・・というのはもちろん冗談ですが、読み終わった時は思わず「ずるい~」とつぶやいていました。

いや悪い意味では無いのですが。

プロローグの書き方も上手いんですよね・・。

個人的には、「閉鎖期間中にペンション内で人が死んだ事件」や「急な出張で来られなくなった優佳の彼氏」などが、思わずニヤッと出来て楽しかったです。







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2008/09/28 23:51|・石持浅海TB:0CM:0

 

江戸川乱歩全集 第23巻 怪人と少年探偵 (光文社文庫)江戸川乱歩全集 第23巻 怪人と少年探偵 (光文社文庫)
(2005/07/12)
江戸川 乱歩

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「おれは二十面相だ!!」「怪人と少年探偵」「妖星人R」「超人ニコラ」「探偵小説の「謎」」所収。

他の本の合間に読んでいたこの本もようやく読み終えました。

今回は「探偵小説の「謎」」です。

先日も書いた通り「超人ニコラ」が小説としては江戸川乱歩最後の作品となり、この全30巻の全集も、ここから先は随筆や評論になっていきます。

で、その「探偵小説の「謎」」なのですが・・・

いや~探偵小説に使われるトリックを類型的に取りまとめた随筆なので、当たり前と言えば当たり前なのですが・・ネタバレのオンパレードでした。

 エドガー・アラン・ポーの「モルグ街の殺人」

 イズレイル・ザングウィルの「ビッグ・ボウの殺人」

 ガストン・ルルーの「黄色い部屋の謎」

 コナン・ドイルの「まだらの紐」や「バスカヴィル家の犬」

 横溝正史の「本陣殺人事件」

 etc・・・


などの有名作品のトリックや真犯人がこれでもかと列記されておりますので、読まれる方は注意を。
(先にこっちを読んでなくてよかった・・。)

それさえ気にしなければ、数々の奇抜なトリックや異様な動機などが色々紹介されていて、それなりに楽しめました。

それにしてもさすがに乱歩大先生は色々な本を読まれてますね・・・すごい!!







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2008/09/27 23:15|・江戸川乱歩TB:0CM:0

 

三津田信三シリーズ」
 ・忌館 ホラー作家の棲む家・・・講談社ノベルス(’01)、講談社文庫(’08)
  (ノベルス版「ホラー作家の棲む家」から文庫化に際し改題)
 ・作者不詳 ミステリ作家の読む本・・・講談社ノベルス(’02)、講談社文庫(未刊、’10年発売予定?)
 ・蛇棺葬・・・講談社ノベルス(’03)
 ・百蛇堂 怪談作家の語る話・・・講談社ノベルス(’03)
 ・シェルター 終末の殺人・・・東京創元社ミステリ・フロンティア(’04)

「刀城言耶シリーズ」
 ・厭魅(まじもの)の如き憑くもの・・・原書房ミステリー・リーグ(’06)、講談社文庫(’09)
 ・凶鳥(まがとり)の如き忌むもの・・・講談社ノベルス(’06)、原書房ミステリー・リーグ(’09)
 ・首無(くびなし)の如き祟るもの・・・原書房ミステリー・リーグ(’07)、講談社文庫(未刊、’10.5.14発売予定)
 ・山魔(やまんま)の如き嗤うもの・・・原書房ミステリー・リーグ(’08)
 ・密室(ひめむろ)の如き籠るもの・・・講談社ノベルス(’09)
 ・水魑(みづち)の如き沈むもの・・・原書房ミステリー・リーグ(’09)

「死相学探偵シリーズ」
 ・十三の呪・・・角川ホラー文庫(’08)
 ・四隅の魔・・・角川ホラー文庫(’09)
 ・六蠱の躯・・・角川ホラー文庫(’10)

「家シリーズ」
 ・禍家・・・光文社文庫(’07)
 ・凶宅・・・光文社文庫(’08)
 ・家シリーズ第3弾・・・光文社文庫(未刊、’10年6月発売予定)

「その他」
 ・スラッシャー 廃園の殺人・・・講談社ノベルス(’07)
 ・赫眼(あかまなこ)・・・光文社文庫(’09)

「共著等」
 ・ホラー・ジャパネスク読本・・・双葉文庫(’06)


’10.5.2 改訂9版
太字は既読作品)








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2008/09/26 22:49|三津田信三著作リストTB:0CM:0

 

江戸川乱歩全集 第23巻 怪人と少年探偵 (光文社文庫)江戸川乱歩全集 第23巻 怪人と少年探偵 (光文社文庫)
(2005/07/12)
江戸川 乱歩

商品詳細を見る
「おれは二十面相だ!!」「怪人と少年探偵」「妖星人R」「超人ニコラ」「探偵小説の「謎」」所収。

さて、三たび登場の「江戸川乱歩全集第23巻」です。何度もホントにすみません

まだ読み終わってなかったんです。

今日はこの中から「超人ニコラ」を読み終えました。

確かこれは江戸川乱歩大先生の、最後の作品ではなかったかと思います(違ってたらすみません)。

先日読んだ有栖川有栖の「双頭の悪魔」には、江戸川乱歩の「パノラマ島綺譚」が何度も登場しておりましたので、それを読んだ後にこの乱歩最後の作品を読むというのも中々味わい深いものがありました。(余談になりますが、「双頭の悪魔」には「パノラマ島」や「アリアドネの糸」などの言葉が何度も出てきましたが、知らない人はイマイチ楽しめないのでは。「アリアドネの糸」は確か綾辻行人の「迷路館の殺人」にも出ていたような気がしますので、ミステリを読むなら一般常識って事ですかね・・?)


さて本題に戻って「超人ニコラ」ですが、おなじみ小林少年の活躍を中心に、これも乱歩お得意の(?)変身願望がもろに作品に出てきた形で、いつも通り楽しく読ませて頂きました。

やはりこの明智小五郎シリーズ(もしくは怪人二十面相シリーズ、もしくは少年探偵団シリーズ、どれだろ?)は、推理小説というよりは冒険小説にも近い気がしますが、私の敬愛する本格ミステリ作家の方々に大きく影響を与えた作品たちだと思いますので、それだけでも読む価値ありかな、という所です。



このところ有栖川有栖の「江神二郎(学生アリス)シリーズ」を続けて読んできましたが、シリーズ最新作の「女王国の城」をいつ読もうかとちょっとだけ悩んでたりします。

実はもう買って、職場のロッカーに入っているのですが・・。

昔から本当に好きなものは最後の最後に取っておくクセがあるんですよね・・

明後日9/27(土)には、「火村英生(作家アリス)シリーズ」の最新作「火村英生に捧げる犯罪」がいよいよ発売になります(といってもこれは首都圏の発売日なので、私の店に入荷するのは来週の月曜日ですが)。

石持浅海ももっと読みたい。

道尾秀介も、三津田信三も、米沢穂信も、鯨統一郎も、歌野晶午も、柄刀一も、西澤保彦も、島田荘司も、霧舎巧も、まだまだ未読の作品がたくさん残ってます。

綾辻行人・・は全部読んでるかな。

有栖川有栖でさえ、まだまだ未読の作品が・・。

ということで、いつ「女王国の城」を読む事やら・・なんせ私の読書は「気の向くまま」ですので・・

とりあえず読んだものからその都度ここに書き込んで行きますので、もしよろしければ今後もよろしくお付き合いくださいませ







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2008/09/25 23:33|・江戸川乱歩TB:0CM:2

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