~愛すべき「本格ミステリ」の世界~

プロフィール 

音倉誓示(Otokura Seiji)

Author:音倉誓示(Otokura Seiji)
魅力的な謎。論理的な解決。そして少しの遊び心♪
「本格ミステリ」の魅力が少しでも多くの人に伝わりますように。
元、某地方書店チェーンの店長。
九州在住。

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ちゃれんじ? (角川文庫 ひ 16-5)ちゃれんじ? (角川文庫 ひ 16-5)
(2007/06)
東野 圭吾

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ひょんなことがきっかけでスノーボードを始めた。あっという間に虜になってしまった。原稿を切り上げ雪山に通う日々。除々に上達していくのが楽しくてしようがない。自称「おっさんスノーボーダー」として、奮闘、転倒、歓喜など、その珍道中を自虐的に綴った爆笑エッセイ集。その他、カーリング、ワールドカップ観戦など、初モノに次々と「ちゃれんじ」しちゃいました。短編小説「おっさんスノーボーダー殺人事件」も収録。

うぅ~、なぜかアマゾンで表紙画像が出ない・・

こんなこともあるんですね

さて、「さいえんす?」に続いて今日は「ちゃれんじ?」です。

一応説明しておくと、どちらも東野圭吾さんのエッセイです

本格ミステリ小説を読み漁っている私が、なぜ突然東野圭吾のエッセイを読む事になったのかは、昨日の記事を読んでください

で、内容ですが・・

最初から最後まで、とにかく東野圭吾さんがスノーボードをしている話です。

おしまい。

・・・というのはあんまりですが、実際そういう本でした

もちろんウインタースポーツなので1年中やるのは難しく、スノボをやっていないときは、サッカーを観に行ったり、カーリングを体験したり(←ちなみに氷の上でコケて鼻の骨と前歯を折ったようですが・・)、スポーツジムに通っている話です。う~ん。

ま、とにかく本来の目的の「くろけん」こと黒田研二さんも何度か登場していました。

本文から抜粋すると・・

こいつ、脳味噌が腐ってるんじゃないか、と私は思った。そして一時にせよ、こんなアホが自分のファンクラブの会長だったかと思うと情けなくなった。講談社も、こんなアホだとわかっていたら、メフィスト賞を授けることもなかっただろう。

う~ん、ひどい扱いですね

ただ、このとき一緒に滑っているのは、なんと二階堂黎人笠井潔貫井徳郎、・・そしてくろけんさんです。

なんという豪華メンバー!!

仲間に入れて欲しい!

くろけんさんが、東野圭吾ファンクラブの会長だったというのも意外でした。

ちなみに別の個所では・・

作家の二階堂さんや貫井さんがゲレンデに誘ってくれるようになったのは、喜ばしいことである。(中略)我孫子武丸さんや笠井潔さんとも親しくなれた。変態のクロケン(黒田研二)と繋がりができてしまったのは、良かったことなのかどうかわからない。

と書かれてました。

もうダメダメですね。

ま、それでも「ウェディング・ドレス」(講談社文庫)が面白かったから、これからもくろけんさんの本は読むぞ~っと!







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2008/10/17 23:39|・東野圭吾TB:0CM:0

 

さいえんす? (角川文庫)さいえんす? (角川文庫)
(2005/12)
東野 圭吾

商品詳細を見る
疑似コミュニケーションの罠;科学技術はミステリを変えたか;ツールの変遷と創作スタイル;嫌な予感;数学は何のため?;教えよ、そして選ばせよ;ハイテクの壁はハイテクで破られる;著作物をつぶすのは誰か;何が彼等を太らせるのか;ヒトをどこまで支援するか?〔ほか〕

さて、今日はなぜか東野圭吾のエッセイ集「さいえんす?」です。

以前黒田研二さんのブログに

そーいえば、東野圭吾さんの『ちゃれんじ?』が文庫化されたんですね。これでまた、僕の知名度が上がればいいなあ、とひそかに期待してるんですが……え? ますます好感度が下がるだけ?

と書いてありまして、おまけに先日読んだ黒田研二さんの「ウェディング・ドレス」(講談社文庫)のあとがきで、ミステリ書評家の村上貴史さんが

彼はまた東野圭吾のエッセイ「ちゃれんじ?」にも重要な役割で登場している。作家・黒田研二の作品を愛する方々には、人間・黒田研二の姿を赤裸々に(もしくは戯画化して?)描いた「ちゃれんじ?」の一読をお勧めしてよいかどうか非常に迷うところだが、存在を知っておいて戴く分にはさしたる害はあるまい。多分。

と非常に気になる事を言っていましたので、早速読んでみる事にしました

で、いざ(仕事中に)角川文庫の棚に行ってみると、なんと目的の「ちゃれんじ?」の前に「さいえんす?」というエッセイも出ているではないですか!

ま、どうせ好きな作家さんの本だし、シリーズ物(?)は順番通りに読まないと気が済まないというめんどくさい性格の私は、早速2冊とも購入して、まずは「さいえんす?」から読んだのですが・・

見事に角川書店のトリックに引っ掛かりました

・・というのは冗談ですが、角川文庫としては「ちゃれんじ?」の方が後なのですが、実際は「ちゃれんじ?」の方が先に書かれたエッセイだったんですね

ただ「角川文庫」になったのが遅かった、というだけでした。

何かに使えませんかね、このトリック


さてさて、いつも前置きが長すぎて本の感想を書く頃にはすでに疲れていたりして・・

良くも悪くもエッセイですので、東野圭吾さんのファンでないとあまり楽しめないかも、とは思います。

ただファン以外の方は買わないでしょうから、別にいいんですが

「さいえんす?」というタイトル通り、科学技術などについて書いてある内容が多かったです。

ただそんな小難しい話ではなく、普通に日常生活に関連していること、例えば「人とのコミュニケーション」や「ダイエット」「ワープロやパソコン」「カーナビ」などが中心ですので、とても読みやすかったです。

もちろん「科学技術の進歩がミステリにどのような影響を与えるか」や「指紋・DNAの鑑定」などについても色々書いてありましたので、ミステリ好きにとっても楽しく読めました。

しかし、私が最も興味深く読めたのは「ハイテクの壁はハイテクで破られる」「著作物をつぶすのは誰か」「本は誰が作っているのか」の3篇でした。

もちろん、職業上の興味、というのが一番の理由ですが。

このブログを読んで頂いている方は、本好きの方が多いだろうと思います。

ですが、どれだけの方が書店や出版業界の危機的な状況をご存じでしょうか。

現在すさまじいペースで街から書店が消えていき、この数年で倒産した出版社も数知れません。

それぞれに色々な理由はありますが、書店に限って言えば「年間数百万円という本が、レジを通らずに売場から消えていく」というのが大きな原因の1つです。

この辺りの話は、非常に長くなってしまうのと、読んだ本の紹介と感想という趣旨から少し離れてしまいますので、またいずれ機会を作って色々書いていきたいと思います。

黒田研二さんからずいぶん離れてしまいましたが、とりあえず今回はこれで







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2008/10/16 23:07|・東野圭吾TB:0CM:0

 

犯罪小説家犯罪小説家
(2008/10)
雫井 脩介

商品詳細を見る
新進作家、待居の出世作「凍て鶴」に映画化の話が持ち上がった。人気脚本家の小野川は作品に並みならぬ興味を示し、この作品の主人公が、ある自殺系サイトの主宰者の影響が濃いと奇抜な持論を述べ始める。大人気作家が描く傑作ミステリー。

え~、実を言うと「初」雫井脩介です

今まで、『「虚貌」って面白そう』とか、『「火の粉」もそのうち読んでみたい』とか『「犯人に告ぐ」は絶対に読まないと!』とか、『「クローズド・ノート」はたぶん自分には合わないけど話題作だし・・』とか、雫井脩介の新刊が出るたびに色々考えつつ・・結局まだ1冊も読んでいませんでした

で、発売前にこの「犯罪小説家」の案内が出版社から来た時も、「あ~これも面白そう!」とか思ってたもので、先日実際に入荷してきた新刊を売り場に並べつつ、ついつい1冊手に取ってそのままレジに向かってしまいました・・

毎日新刊を扱ってると、衝動買いとの闘いなんですよね



で、内容ですが、

主人公は、3年前に、あるミステリー系の新人賞を受賞してデビューした作家で、デビュー作から5作目となる今回の作品が、「ミステリー系の新進作家の意欲作に贈られる」という「日本クライム文学賞」を見事に受賞します。

トントン拍子に映画化の話も決まっていく中で、ある気鋭の人気脚本家がこの映画の監督に抜擢され、主人公はこの人気脚本家と打ち合わせを進めていくのですが・・。

というのが主なストーリーです。

ミステリ的な謎を抱えつつ、この脚本家の「空気を読まない」粘着質な(?)キャラもあって、いや~な空気のまま物語は進み、ついに・・。

とまあ、後は実際に読んでみて下さい


さて、ところでこの主人公の経歴、どこかで聞いたことがありませんか?

著者の雫井脩介さんは、2000年に「第4回新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞して作家デビュー。

5作目にあたる「犯人に告ぐ」で「大薮春彦賞」を受賞し、この作品は映画化されました。


この「犯罪小説家」の主人公は、ある大きな秘密を抱えています。


雫井脩介さん、あなたももしや・・







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2008/10/15 02:43|・雫井脩介TB:1CM:2

 

どうも記事の部分が手狭だったので、テンプレートを変えてみました

気分も一新、どんどん書くぞ~!!

読んで頂いている皆様、これからもよろしくお願いいたします♪







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2008/10/15 01:19|・その他TB:0CM:0

 

火村英生に捧げる犯罪火村英生に捧げる犯罪
(2008/09/25)
有栖川 有栖

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「とっておきの探偵にきわめつけの謎を」。臨床犯罪学者・火村への挑戦状が予告する犯罪とは―。洒脱。諧謔。情熱。驚き。本格推理の旗手の技に酔う。


さて、今日は「火村英生(作家アリス)シリーズ」の最新短編集「火村英生に捧げる犯罪」です

未読の「女王国の城」を職場のロッカーに入れたまま、どんどん他の本ばかり読んでますが・・

個人的には、昔「J-PHONE」(←もうありませんが・・)の携帯サイト(「Jミステリ倶楽部」だったかな?)で読んだ短編なども収録されていて、ちょっと懐かしかったです


「長い影」

短編(中編かな?)とはいえ、アリバイトリック・動機の謎・関係者のミッシング・リンク、と色々な謎が詰め込まれており、贅沢に楽しめました。

殺害に使われたトリックも(私が知っている限り)斬新なものでしたし、1枚の写真からある事実を見抜く火村准教授の冴えもさすがでした。

ですが、何よりイイのは、終盤火村がある人物をじわじわ追い詰めていく、あの緊迫感!

ああいうゾクゾクする感覚が、火村英生シリーズの魅力の1つではないかと勝手に思ってます

「あとがき」で刑事訴訟法の改正について少し触れられていましたが、これはミステリ小説には少なからず影響を与えますよね

私はちょうど「安楽椅子探偵と忘却の岬」を推理していて、この刑事訴訟法の改正について少し調べている時にこの「長い影」を読みましたので、思わぬ関連に「おっ!」という感じでした

ま、結局推理はハズれましたけどね・・


「鸚鵡返し」

7ページの掌編ですが、何と初の「火村視点」!

それだけでもすごく斬新です!

自分が「作家アリス」になって、火村から話しかけられているような気分で読めました

トリックもちょっとマヌケというか・・でも犯人にとっては真剣ですよね


「あるいは四風荘殺人事件」

ある作家の書きかけのミステリ小説を読んで、火村が真相を推理する、という異色作。

登場する小説の中で使われていたトリックは、理系チックであまり好みではありませんでしたが、私にしては珍しく、真犯人は見事に推理できました!

珀友社の片桐さんの、相変わらずの火村フリークっぷりが楽しかったです

私も火村英生が書いた推理小説は読んでみたいかも・・

また、この作品については「あとがき」の有栖川先生の言葉「名探偵は事件なんか解いていない。ミステリ作家が用意した解答を見破ってみせているだけだ」、が非常に印象的でした。

悪意ある(?)人たちが、この事に関してあげ足を取ってくる場合もあったり、話を大きくすれば「後期クイーン問題」などにも絡んでくるとは思いますが・・別にいいんです!

私たち本格ミステリファンは、そんな事は全て踏まえた上で「上質な知的遊戯」である「本格ミステリ」を愛してますからっ!!

・・と言う事で、敬愛するミステリ作家の皆様。

これからも、素晴らしい作品をどんどん生み出してくれることを期待しています!


「殺意と善意の顛末」

読んでいるうちに、以前携帯サイトで読んだ時の記憶が蘇り・・真相を思い出してしまいました

まあ、5年ぶりとはいえ再読なのでこういうこともありますね。

ちょっと残念。

ただ「5年前も本格ミステリを読んでたのか・・」と思うと、なんか感慨深かったりして


「偽りのペア」

こういう、ちょっとした心理的な錯誤、みたいな話は大好きです

ちゃんと(?)オチもついてたし


「火村英生に捧げる犯罪」

来ました表題作!

ちなみに有栖川先生にとって「探偵の名前が入った書名」は初めてだそうです。

警察に送られてきた、火村英生に対する挑戦状。

そして作家アリスにかかってきた、盗作疑惑の電話。

わずかな手掛かりから、火村は意外な真相に・・。

久々の(?)「因幡丈一郎」も登場です。

得られた教訓は「悪事を隠すには、日本語は正しく使いましょう」ですね


「殺風景な部屋」

これも珍しく、火村は電話越しにしか登場しません(作者の都合で)。

アリスから話を聞いただけで、4人の容疑者から真犯人を特定します。

フィールドワークが信条の火村先生にしては珍しい、アームチェア・ディテクティヴっぷり!

一応ダイイングメッセージもの、と言う事になるのでしょうが、ちょっと無理があったような・・


「雷雨の庭で」

凶器の謎・・は最初のほうでピンと来たのですが、火村が真相にたどり着くまでの細かい伏線とその回収がさすがに見事でした。

「作家アリス」の作品はまだ3冊なんですね。

早く「女王国の城」を書かないと

「学生アリス」はこんなにたくさん書いてるのに

放送作家コンビにリアリティがあったので、「篠崎警部補シリーズ」が観てみたくなりました
(「古畑任三郎」みたいなものかな?)。







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2008/10/12 23:02|・有栖川有栖TB:1CM:2

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