~愛すべき「本格ミステリ」の世界~

プロフィール 

音倉誓示(Otokura Seiji)

Author:音倉誓示(Otokura Seiji)
魅力的な謎。論理的な解決。そして少しの遊び心♪
「本格ミステリ」の魅力が少しでも多くの人に伝わりますように。
元、某地方書店チェーンの店長。
九州在住。

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本格ミステリベスト10 2009本格ミステリベスト10 2009
(2008/12/02)
探偵小説研究会

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「帰還」の山口雅也、「相棒」で話題の鳥飼否宇2大インタヴューのほか、特集「ミステリ映画祭」では作家アンケート芦辺拓・霞流一・三津田信三マニアック鼎談など、レギュラー記事に加えて大奮発!混沌を抜け出した2009年のベストミステリ

すでに読まれた方も多いと思いますが、九州ではようやく本日(あ、すでに日付が変わってるから昨日、かな)発売になりました

という事でまだほとんど中身は読めていませんが、以下今年のベスト10です

1位  山魔(やまんま)の如き嗤うもの/三津田信三/原書房

2位  ラットマン/道尾秀介/光文社

3位  完全恋愛/牧薩次/マガジンハウス

4位  聖女の救済/東野圭吾/文藝春秋

5位  青銅の悲劇/笠井潔/講談社

6位  裁判員法廷/芦辺拓/文藝春秋

7位  妃は船を沈める/有栖川有栖/光文社

8位  ペガサスと一角獣薬局/柄刀一/光文社

9位  エコール・ド・パリ殺人事件/深水黎一郎/講談社ノベルス

10位 官能的/鳥飼否宇/原書房

10位 狐火の家/貴志祐介/角川書店


という結果でした。

ちなみに私的には・・

 1位・・「家シリーズ」は読みましたが、「○○の如き~シリーズ」はまだ未読
     早く読みたいです
 2位・・これもいい作品でしたが、個人的には「カラスの親指」のほうが好きでした
 3位・・完全にノーマークでした。T・M先生、ごめんなさいm(_ _)m
 4位・・同日発売の短編は読みましたが、こちらはまだです。いずれ近いうちに。
 5位・・連載中は途中まで読んでいましたが、結局単行本はまだ未読です。これまでの矢吹駆シリーズはほとんど読んでいます。
 6位・・すみません。この作品はどうか分かりませんが、芦辺拓さんは少し苦手な作品が多くて・・。
 7位・・既読。過去記事を読んでください
 8位・・いずれ読みたいと思っていますが、結局まだ未読。
 9位・・すみません。ノーマークでした。
 10位(官能的)・・「痙攣的」は読みました。この著者は好きですので、そのうち機会があればこれも読みたいです。
 10位(狐火の家)・・面白かったです!ブログを始める前に読んだので記事はありませんが・・。更なるシリーズ化を熱望します

とまあ、こんな感じです

店では「このミス」を中心に売場を展開しなければいけないのが残念ですが、ミステリファンとしてはやっぱり「このミス」より「本ミス」です

このミス」は「このエンターテイメントがすごい」か何かにタイトルを変えればいいのに・・







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2008/12/06 00:47|・その他TB:0CM:0

 

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)
(2008/07/29)
道尾 秀介

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夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。

この作品は本格ミステリ大賞の候補になっていたという事もあって、以前から読もう読もうと思っていたのですが、なぜか今まで読む機会がなく、結局文庫になってしまいました

道尾秀介さんのファンだと言いながら、実はまだ作品は半分ぐらいしか読めていません。

背の眼」は実はそれほどは面白いと思えず、「片眼の猿」で一気に好きになり、「ラットマン」もまあそれなりに楽しめ、「カラスの親指」で、やっぱり最高!となりました

で、もちろんこの「向日葵の咲かない夏」もかなり大きな期待を抱きながら読んだのですが・・なんでしょう、自分にはあまり合わなかったようです。

大多数の人が絶賛しているのは知っていますが、面白いと感じるかどうかは理屈ではなく感覚ですので、こればかりはどうしようもないですね

読書ブログを書いているからといって素人書評家を気取るつもりはさらさらなく、あくまでいち読者として感じたままを書き続けていくつもりですので、素晴らしい要素を兼ね備えた作品だと頭では分かっていても、心がそう感じてくれない場合は・・ま、こんなこともたまにはあります

で、作品の話に戻りますが、こんな感想になってしまっているのは初読の印象がそれほど衝撃的では無かったのが理由で、再読(←と言っても要所要所を拾い読みしただけですが)してみると、さすが道尾秀介さんだけあって、特異な設定の元、齟齬をきたさないようによく伏線が張り巡らされているなと感心しました

なんせ死んだ同級生が○○になって生まれ変わり、また他の人もこの現象を受け入れているのですから、まるでタチの悪いファンタジーです。

父親や母親の不自然な態度といい、とても3歳とは思えない妹の言動といい、読んでいて、ぞわぞわした違和感が常に体にまとわりついてきます。

ちなみに個人的には「スミダさん」が気に入りました・・

最終的に、この作品は幻想小説でもSFでもなく、最後はきちんと「ミステリ」として着地します。

そのトリック、というか野心的な試みは面白いと思いますし、またその設定の元で「小説」として、また「ミステリ」として物語を成立させる技術は素晴らしいと思いますが、終盤にこの世界の本当の姿が明かされた時、残念ながら私は「うわっ!そうだったのかっ!」という衝撃ではなく「えぇ、それはないだろ」と感じてしまったようです

ただ、これで道尾秀介さんに対する評価が下がったわけでもなく、まだ未読の数作を読むのを、今から楽しみにしています

次はどれにしようかな







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2008/12/05 00:25|・道尾秀介TB:1CM:2

 

レイクサイド マーダーケース [DVD]レイクサイド マーダーケース [DVD]
(2005/07/29)
役所広司 薬師丸ひろ子

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同名の東野圭吾原作の人気ミステリー小説の映画化。日本を代表する役者・役所広司と薬師丸ひろ子が存在感のある厚みのある演技をみせてくれる。また柄本明、鶴見辰吾など個性派の演技も光る作品。

緻密な伏線と意外な動機でミステリファンを楽しませてくれた、東野圭吾の「レイクサイド」。

この傑作を元に作られた映画が、この「レイクサイド・マーダーケース」です

著者のエッセイ「ちゃれんじ?」(角川文庫)の中でも、この「レイクサイド・マーダーケース」の撮影現場を訪れた時のエピソードが書かれています

東野さんはこのエッセイの中で「映画は原作と違って当たり前」とした上で、「(映画の)プロの力を信じて正解だった」と、映画の出来にかなり満足しているようですが、さてさて・・。



で、率直な感想ですが、・・

すみません。やはり映画版はちょっと・・

全般的に少し退屈でした。

もちろん、サスペンス・ミステリーですので派手なアクションシーンがある訳ではないですが、全体的に暗いトーンの中で、出演者も小さな声でぼそぼそとしゃべるシーンが多く、かなり話のテンポも遅く感じました

ストーリーは概ね原作に沿っていましたが、原作では4家族だったのを3家族に減らし(坂崎夫妻が登場しない)、その分、ストーリーに大きくは影響しないエピソードを大幅に削っていました。

主人公の子供が息子から娘に設定変更されているのは、他の子供より目立たせるためでしょうか。

主人公の愛人が元興信所に勤めていたなどの設定も無くなったようで、代わりに「カメラマンだから盗撮も上手い(?)」という事になっていたようです

全体的に、「事件の真相は?」という謎は原作に沿って上手く映像化されておりましたが、なおかつ原作以上に「親と子の関係」といった部分に話の比重を大きく取っていたように感じました。

やはり、「小説を映像化した作品」ではなく「小説のストーリーを元にした別の作品」という見方をするべきなのでしょう。

でもどうしても原作と比べてしまうんですよね

ただ、ラストシーンは最高でした!

深い意味を残した非常に印象的なラストシーンで、ここは手放しで「素晴らしいっ!」と思いました

このワンカットだけで、主人公たちがどんな隠蔽工作をし、どれだけ覚悟を決めたとしても、彼らの魂は決してこの湖畔からは逃れられない、という事を強く印象付けられました。

こういう手法は映画ならではで、何かいいですね



最後にどうでもいいのですが、このところ観た映画、「犯人に告ぐ」にトヨエツ、「ハサミ男」もトヨエツ、「レイクサイド・マーダーケース」にもトヨエツ・・・私はトヨエツにとり憑かれているのでしょうか







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2008/12/04 00:07|・ミステリ映画&ドラマTB:0CM:0

 

毎回色々なミステリイベントを企画して、日本中の名探偵たちを楽しませてくれる「E-pin企画」。

現在は「Rの刻印」(講談社)という「読者参加型犯人当て小説」で、私たちに新たな楽しみを提供してくれています

そんなE-pin企画の、2009年の「ミステリーツアー」の詳細が決まったようです

ちなみに今までの「ミステリーツアー」から「探偵ミステリーツアー」に名称を変更したとの事。

確かに、旅行会社のパンフレットなどで「ミステリーツアー」とか書いてあって、「おっ!」と思ってよく見てみると全然ミステリとは関係なく、ただ「どこに行くか旅行先が内緒のツアー」だったりしてがっかりした経験が何度かありますもんね

あと関係ないですが、ネットで「ミステリ」関連で検索していると「ミステリーサークル(あのUFOがやったとかいうやつ)」や「幽霊が出るスポット」などのサイトが引っかかるのも何とかならないかな・・


で、話を戻して、今回のE-pin企画の「探偵ミステリーツアー2009」は・・

「逆さ富士の幻惑~名探偵よ、西湖に集まれ!~」

だそうです

2009年の3月(出発日は6パターン)に1泊2日で富士山に行き、そこで起きる事件を、参加者自身が探偵となって解き明かすツアーイベント!

あぁ~、想像しただけで楽しそう

ま、仕事も休めないし子供たちもまだ小さいので私は行けないんですが・・


ただ、夏にまた九州で「ミステリーナイト」があったら、今年こそ何とか参加してやるぞ~


「探偵ミステリーツアー」の詳細情報は、右のリンク集「E-pin企画」からご覧くださいませm(_ _)m







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2008/12/03 01:10|ミステリーナイト等TB:0CM:0

 

科学捜査 (図解雑学シリーズ)科学捜査 (図解雑学シリーズ)
(2004/09)
長谷川 聖治 日本法科学鑑定センター

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動かぬ証拠を一つ一つ積み重ねていく「科学捜査」は、まるで謎解きをするミステリーのようで、興奮させるもの…。本書は、進歩めざましい科学技術を応用した「科学捜査」の世界を、豊富なイラストとやさしい文章で解説する。

図書館で借りてきた「お金を出して買うほどではないけどちょっと面白そうな本シリーズ」の最後を飾るのは・・ズバリ「科学捜査」です

すみません、いくら明日仕事が休みとはいえ、こんな遅い時間に、しかも珍しく立て続けに2件の記事をアップしてるので、テンションが変です

普段は、読み終わった本の感想を「時間のある時に少しずつ」ブログにアップしているのですが、なんせこの本は明日(というかすでに今日)図書館に返さないといけないので、眠いのを我慢して無理やり記事を書いています

この本も、いま読みかけの西澤保彦さんの長編を泣く泣く途中で中断して、今日の仕事の休憩時間に何とか読み終えました

やっぱり期限があるから「借りる」のは嫌いだ・・


で、内容ですが、そのものズバリ「科学捜査」です

(なんか記事もテキトーになってきたな・・)

代表格の「指紋」はもちろんの事、「足跡」「血痕」「DNA鑑定」「ルミノール反応」「声紋」「筆跡鑑定」「線条痕」「ポリグラフ」、「塗膜片」に「モンタージュ」に「薬物」「毒物」・・・・疲れた。

とにかく、警察の「科学捜査」について、とても詳しく、ただし素人の私にも分かるように易しく、書いてあります。

ミステリファンである以上、当然知識として知っていることも多かったですが、「ミトコンドリアDNA」や「口唇紋」など初めて聞く話もあり、かなり勉強になりました(役に立つのか?)



そして、この本から学んだ1番大きな事は・・

科学捜査が介入すると、おそらく名探偵の出番はない・・という事かな

皆さん、犯罪に手を染める時はなるべくならクローズド・サークル







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2008/12/02 01:43|・ビジネス、ノンフィクションなどTB:0CM:0

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