~愛すべき「本格ミステリ」の世界~

プロフィール 

音倉誓示(Otokura Seiji)

Author:音倉誓示(Otokura Seiji)
魅力的な謎。論理的な解決。そして少しの遊び心♪
「本格ミステリ」の魅力が少しでも多くの人に伝わりますように。
元、某地方書店チェーンの店長。
九州在住。

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お久しぶりです、一週間の禁書生活から復帰した音倉誓示ですm(_ _)m

本日無事に試験も終わり、あとは来週半ばの合格発表を待つばかり。

はたしてたった一週間の勉強で合格できるのか「簿記3級」!

って、ミステリと全然関係ないですね・・。


今日のように「子供が休みの日に私も休み」という事はめったに無いので、試験が終わった後は家族で生まれて初めて「サーカス」を観に行きました。

本音を言うと、いまどき「サーカス」って・・とか思いながら行ったのですが、なかなかどうして素晴らしかったです!

ゾウが2本足で歩くのを初めて見ました!!


それはさておき、第9回「本格ミステリ大賞」候補作が先日決定いたしましたので、今日はその記事で。


「小説部門」候補作

 「完全恋愛/牧薩次」(マガジンハウス)

 「裁判員法廷/芦辺拓」(文藝春秋)

 「造花の蜜/連城三紀彦」(角川春樹事務所)

 「ペガサスと一角獣薬局/柄刀一」(光文社)

 「山魔の如き嗤うもの/三津田信三」(原書房)


「評論・研究部門」候補作

 「幻影城の時代 完全版/本多正一編」(講談社)

 「探偵小説のクリティカル・ターン/限界小説研究会編」(南雲堂)

 「「謎」の解像度/円堂都司昭」(光文社)

 「本格ミステリ・フラッシュバック/千街晶之ほか」(東京創元社)

 「密室入門!/有栖川有栖×安井俊夫」(メディアファクトリー)


やばっ!

「評論・研究部門」はともかくとして、「小説部門」も未読ばかり・・。

もちろん、いずれ読もうと思っていた作品ばかりではありますが・・言い訳ですね。

大賞の決定は5/13(水)。

この日都内某所で、「本格ミステリ作家クラブ」会員たちによる投票の、公開開票式が行われます。



さて、まだまだ手元に順番待ちの本が山積みになっていますので、試験も終わったし、またどんどん読んでどんどん書くぞ~!







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2009/02/22 23:12|第9回本格ミステリ大賞TB:0CM:0

 

一週間後にちょっとした資格試験を控えているため、今から「一夜漬け」ならぬ「一週間漬け」状態に入ります。

という事で今から一週間は読書もブログも一旦ストップです(我慢できるかな?)。



皆様の温かい応援のおかげで、このマニアックでつたないブログも、今この記事を書いている段階で

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と、大健闘(?)をしております。

本当にありがとうございます。


決してランキングで上位になるためにブログを書いている訳ではありませんが、それでも応援して下さる方、読んでくださる方が一人でもいるという事は本当にありがたい事です。

拍手も本当に励みになります。



次回の更新は早くても2/22(日)以降になりますが、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げますm(_ _)m







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2009/02/15 01:56|・その他TB:0CM:2

 

「ウェディング・ドレス」で第16回メフィスト賞を受賞してデビューした、くろけん(黒田研二)さんの著作リストです。

愛犬ロックくんと戯れつつ、ミステリにスキーにと忙しい日々を送っておられるようです


「虚実入り乱れシリーズ」(くろけんさんが勝手に命名)
 ・硝子細工のマトリョーシカ・・・講談社ノベルス('01)
 ・今日を忘れた明日の僕へ・・・原書房ミステリー・リーグ('02)
 ・幻影のペルセポネ・・・文藝春秋('04)

「ふたり探偵シリーズ」
 ・ふたり探偵 寝台特急「カシオペア」の二重密室・・・光文社カッパ・ノベルス('02)、光文社文庫('10)
 ・阿弥陀ケ滝の雪密室・・・光文社カッパ・ノベルス('03)

「ハーフリース保育園シリーズ」
 ・笑殺魔・・・講談社ノベルス('02)
 ・白昼蟲(む)・・・講談社ノベルス('04)

「ノンシリーズ」
 ・ウェディング・ドレス・・・講談社ノベルス('00)、講談社文庫('08)
 ・ペルソナ探偵・・・講談社ノベルス('00)、講談社文庫('09)
 ・嘘つきパズル 究極の名探偵★誕生・・・白泉社My文庫('02)
 ・闇匣・・・講談社ノベルス('02)
 ・クレイジー・クレーマー・・・実業之日本社ジョイ・ノベルス('03)、実業之日本社文庫('12)
 ・霧の迷宮から君を救い出すために・・・実業之日本社ジョイ・ノベルス('04)
 ・結婚なんてしたくない・・・幻冬舎('05)
 ・カンニング少女・・・文藝春秋('06)、文春文庫('09)
 ・ナナフシの恋 Mimetic Girl・・・講談社ノベルス('07)、講談社文庫('12)
 ・さよならファントム・・・講談社ノベルス('11)
 ・キュート&ニート・・・文藝春秋('12)、文春文庫('14)
 ・ドライブ・・・TO文庫('14)

「Killer X(キラー・エックス)シリーズ」(二階堂黎人さんと合作)
 ・Killer X(クイーン兄弟名義)・・・光文社カッパ・ノベルス('01)、光文社文庫('06)
 ・千年岳の殺人鬼・・・光文社カッパ・ノベルス('02)、光文社文庫('07)
 ・永遠の館の殺人・・・光文社カッパ・ノベルス('04)、光文社文庫('09)

「共著・オムニバス等」
 ・本格推理8 悪夢の創造者たち(「「そして誰もいなくなった……のか?」所収)・・・光文社文庫('96)
 ・黄昏ホテル(「あなたがほしい」所収)・・・小学館('04)
 ・EDS緊急推理解決院(競作)・・・光文社('05)
 ・珍しい物語のつくり方(「コインロッカーから始まる物語」所収)・・・講談社ノベルス('06)、講談社文庫('10)
  (「本格ミステリ06」(講談社ノベルス)から文庫化に際し改題)
 ・川に死体のある風景(「水底の連鎖」所収)・・・東京創元社('06)、創元推理文庫('10)
 ・見えない殺人カード(「はだしの親父(家族シリーズ1)」所収)・・・講談社ノベルス('08)、講談社文庫('12)
  (「本格ミステリ08」(講談社ノベルス)から文庫化に際し改題)
 ・Play 推理遊戯(「はだしの親父(家族シリーズ1)」所収)・・・講談社('08)、講談社文庫('11)
  (「ザ・ベストミステリーズ2008 推理小説年鑑」(講談社)から文庫化に際し改題)
 ・メフィスト2009 Vol.1(「マックスと嘘とビデオテープ」所収)・・・講談社('09)
 ・ミステリ愛。免許皆伝! メフィスト道場(「神様の思惑(家族シリーズ2)」所収)・・・講談社ノベルス('10)
 ・凍れる女神の秘密(「我が家の序列(家族シリーズ4)」所収)・・・講談社ノベルス('10)、講談社文庫('14)
  (「本格ミステリ10」(講談社ノベルス)から文庫化に際し改題)

「ノベライズ等」
 ・極限脱出9時間9人9の扉 オルタナ(上・下)(DSゲームのノベライズ)・・・講談社BOX('09)
 ・青鬼(PC用フリーゲームのノベライズ)・・・PHP研究所('13)
 ・青鬼 復讐編(PC用フリーゲームのノベライズ)・・・PHP研究所('14)
 ・青鬼 公式アンソロジーコミック 闇蘇露編 noprops/原作 黒田研二/原作 鈴羅木かりん 他/画・・・PHP研究所('14)
 ・青鬼 異形編(PC用フリーゲームのノベライズ)・・・PHP研究所('14)

「逆転裁判・逆転検事シリーズ」(コミック版の脚本を担当)
 ・逆転裁判①・・・講談社ヤングマガジンコミックス('07)
 ・逆転裁判②・・・講談社ヤングマガジンコミックス('07)
 ・逆転裁判③・・・講談社ヤングマガジンコミックス('07)
 ・逆転裁判④・・・講談社ヤングマガジンコミックス('08)
 ・逆転裁判⑤・・・講談社ヤングマガジンコミックス('08)
 ・逆転検事①・・・講談社ヤングマガジンコミックス('09)
 ・逆転検事②・・・講談社ヤングマガジンコミックス('09)
 ・逆転検事③・・・講談社ヤングマガジンコミックス('10)
 ・逆転検事④・・・講談社ヤングマガジンコミックス('11)
 ・逆転裁判 天才検事・御剣編・・・講談社廉価版コミックス('12)
 ・逆転裁判 女検事・狩魔冥編・・・講談社廉価版コミックス('12)



'14.9.28 改訂10版
太字は私の既読作品です)







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2009/02/14 00:10|黒田研二著作リストTB:0CM:2

 

永遠の館の殺人 (光文社文庫)永遠の館の殺人 (光文社文庫)
(2009/01/08)
黒田 研二 二階堂 黎人

商品詳細を見る
I県竜飛岳スキー場。コースを外れた俺とヒカルは、吹雪の中、死の瀬戸際に立たされていた。そこに忽然と現れた屋敷。主人は高名な作家で、妻子と使用人とともにひっそりと暮らしていた。まるで何かを隠しているかのような、怪しげな行動…。そして、他の滞在者たちも巻き込んだ連続殺人の幕が開く―。次々と消える死体の謎とは?驚天動地の超合作ミステリー。

最後は、「スキー・サイコ・シリーズ」4作目にして「Killer Xシリーズ」3作目の「永遠の館の殺人」です。

シリーズとしてはこれが最終作になります。


彼女の「ヒカル」を殺すためにスキーに誘った「俺(和馬)」。

いよいよその決行日、なんと二人はふとしたきっかけから遭難してしまいます。

彼女を殺害するどころか自分自身の命も危ない状況の中、運良く一軒の屋敷にたどり着いた俺とヒカルは、決して歓迎されてはいないムードの中で何とか凍死だけはまぬがれます。

が、ちょっとしたはずみで結局ヒカルを殺してしまった俺。

ところが殺したと思ったヒカルの死体が忽然と消えてしまいます。

そして次の殺人(?)が。

またもや消失する死体。

連続殺人鬼は誰なのか?

そしてなぜ死体は消えるのか・・?


シリーズを締めくくるにふさわしい作品でした。

クローズド・サークルでの連続殺人。

そして消失する死体。

例によって、メインストーリーの合間に別の場所で跳梁跋扈している殺人鬼の姿が描かれているのですが、ここにはシリーズ読者だからこそ騙される仕掛けが。


ストーリーが急転する終盤、「白銀荘の殺人鬼」に登場したあの人物が現れ、この壮大な物語の驚くべき真相が語られていきます。

シリーズを順番に読んできたからこそ陥ってしまった錯誤に気付かされた瞬間は、これ以上ないカタルシスを感じました!

まさかこの人物があの人物でこれがああ繋がって・・・とにかくこの「永遠の館の殺人」で、シリーズを通して見え隠れしていたある一人の殺人鬼の壮大な物語の大きな秘密が、ついに明らかになります。


一作ずつでも楽しめる作品群ではありますが、ぜひ「白銀荘の殺人鬼」「Killer X」「千年岳の殺人鬼」「永遠の館の殺人」と順番に通して読まれる事をおすすめします。







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2009/02/13 00:12|「Killer X」シリーズTB:0CM:2

 

千年岳の殺人鬼 (光文社文庫)千年岳の殺人鬼 (光文社文庫)
(2007/02/08)
黒田 研二 二階堂 黎人

商品詳細を見る
千年岳スキー場では、奇妙なタイムスリップ現象が噂されていた。そこへ、オーストラリアの日本語学校のグループが訪れる。ヘリスキーに興じる一行は、ある人物の企みでコースを外れてしまう。突然一人が不可解な死を遂げ、さらに一行の凄惨な最期を記した“未来手帳”が出現。殺人鬼はこの中にいるのか?本格推理の雄、二人による超絶的スキー・ミステリの逸品。

続いて「スキー・サイコ・シリーズ」3作目にして「Killer Xシリーズ」2作目の「千年岳の殺人鬼」です。

今回は「タイムスリップ現象」がモチーフとして使われ、また登場人物の大半が外国人という事もあり、かなりトリッキーな印象の作品になっています。


主人公は「フミコ」。

普段はオーストラリアのメルボルンで日本語を教えている彼女ですが、生徒である「ビル」や「シューラ」たちの希望もあり、14名の生徒達と一緒に夏のオーストラリアを抜け出して、冬の日本へスキー旅行に来ています。

ところが彼女達が訪れた千年岳スキー場では、奇妙なタイムスリップ現象が噂されていました。

ある事情で遭難してしまったフミコたちですが、仲間が一人ずつ不可解な状況で殺されていきます。

黒いマントの殺人鬼は、彼女達の中にいるのか?

そして「ワームホール」は本当に存在するのか・・?

彼女達の前には未来を記した手帳も登場し、ますます読者を魅力的な謎の世界へいざないます。


「Killer Xシリーズ」全体を通しての共通した手法ですが、今回も主人公の一人称であるメインストーリーの合間に別の場面がカットインされ、作品を彩ります。

雪山で遭難し、次々と仲間を殺されていくフミコの一行。

残忍な手口で次々とホテトル嬢を殺害していく殺人鬼「キラー・エックス」。

山奥のスキー場と、首都圏のホテルでの事件のつながりは・・・?


いくつもの不可解な謎がちりばめられ、終盤それらがミステリとして収束されていく訳ですが、今回はトリッキーであるが故に、読み終えた時点で「何が起きたのかよく分からない」という印象の方が強かったというのが正直な感想です。

スキー板のロジックなどは面白いと思ったのですが、全体的に強引と言うかややこしすぎると言うか・・。

作品に仕掛けられた「捩れ」が複雑すぎて私の頭がついて行けなかった、というのが一番正しいかも。

この作品は真相を知った上で再読すれば色々と新しい発見がありそうですので、後日シリーズ全体の詳細な記事を書くときにはその辺りも織り込んでいきたいと思います。


ちなみに余談ですが、ホテトル嬢殺害場面の残虐っぷりは非常に好みでした(人格を疑われそうですが・・)。

ここを書いたのは二階堂さんじゃなくてくろけんさんかな?







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2009/02/12 20:27|「Killer X」シリーズTB:0CM:2

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