~愛すべき「本格ミステリ」の世界~

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音倉誓示(Otokura Seiji)

Author:音倉誓示(Otokura Seiji)
魅力的な謎。論理的な解決。そして少しの遊び心♪
「本格ミステリ」の魅力が少しでも多くの人に伝わりますように。
元、某地方書店チェーンの店長。
九州在住。

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「ジャーロ No.36」(光文社)より
 ・<慶子さんとお仲間探偵団>女性恐怖症になった男/柄刀一
   私はシャーロッキアンというほどのマニアではないが(でももちろん大好き)、それでもこの作品は楽しかった!事件の真相はちょっと無理筋な感はあるが、登場人物のキャラがいいなぁ。特に慶子さん♪
 ・特別寄稿 祖父の具足/島田荘司
   本文の後に、先日行きそこなった「島田荘司展」の紹介が・・・。見たかったな~。ま、でもそのおかげでとても貴重な体験が出来たし、それはそれですごく良かった。


今日は「本格ミステリ作家クラブ」のサイトが更新され(たぶん毎月5日更新)、新役員が発表になった。新会長は、以前どこかの記事で書いたが「辻真先」さん。今後の更なる活躍に期待。以下、事務局長・監事・執行会議も、今回もそうそうたるメンバー。
合わせて「大賞」もページも更新され、「大賞」の中の「結果」というページに、先日ジャーロに抜粋掲載された私のレポートの全文が掲載されている。う~ん、嬉しいけど恥ずかしい。いや、恥ずかしいけどめちゃめちゃ嬉しい!







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2009/07/06 01:09|・読了日記TB:0CM:0

 

ふたりのシンデレラ (光文社文庫)ふたりのシンデレラ (光文社文庫)
(2005/09/08)
鯨 統一郎

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「ふたりのシンデレラ」を上演するため合宿中の劇団を襲う惨劇。主役を巡り女優や演出家が対立する中、一人は殺され、一人は失踪、一人は重傷を負い記憶を…。シンデレラが仕掛けた罠とは何か?事件の証人であり、犯人であり、犠牲者で、探偵役で、ワトソン役で、記録者で、容疑者で、そして共犯者でもある…一人八役の「わたし」が語る驚愕の真相とは。

鯨統一郎さんのノンシリーズ長編「ふたりのシンデレラ」(光文社文庫)を読みました(4月に・・)。

以前FLIPさんのサイトで紹介されていて興味を持ち、読んでみた一冊です(FLIPさんの書評サイト「あかずの書斎:ふたりのシンデレラ」はこちらから)。


これから私が物語る事件は巧妙にしくまれた殺人事件です。
私はその事件で探偵です。
また証人です。
また被害者です。
そのうえ犯人なのです。
私は四人全部なのです。
いったい私は何者でしょう。


という魅力的なキャッチコピーが付いた、セバスチャン・ジャプリゾ著の「シンデレラの罠」というミステリの古典的名作があるそうです(不勉強のため知りませんでしたが)。

そして明らかにこの「シンデレラの罠」を意識して書かれたこの「ふたりのシンデレラ」は、

わたしはこの事件の証人です。
同時に、犯人です。
そして、犠牲者でもあります。
それどころか、探偵役でもあります。
加えて、ワトソン役も務めます。
もちろん、記録者でもあります。
さらに、濡れ衣を着せられる容疑者でもあります。
最後に、共犯者でもあるのです。


という、一人八役(「シンデレラの罠」のなんと倍!)の宣言で物語の幕を開けます。


資産家の医師「国友広史」が主催する劇団「O-RO-CHI」のメンバー8人は、次回公演の練習のため、国友が所有する小さな無人島にやってきます。

島に建てられた別荘で寝泊まりしながら日々稽古に励むメンバーたち。

看板女優の「天野川夕華」とイケメン俳優の「天野川敬介」は夫婦ですが、夕華のライバルである「夏村芽衣」が敬介に言い寄っていたりと、メンバーそれぞれの人間関係はあまりいいとは言えないようです。

そんなある日、島にある国友の個人病棟で火事が発生し、焼け跡からは顔に大火傷を負い記憶喪失状態の“夕華”と、全身丸焦げの“芽衣”らしき死体が発見されます。

同時に“天野川敬介”も行方不明になっており、これは事故なのか事件なのか、もし事件ならば姿を消した敬介が犯人なのか・・・・、“夕華”の記憶もなかなか戻らず、警察の捜査は暗礁に乗り上げます。

一体この島で何が起きたのか?

はたして事件の真相は?


という事で、一人八役というかなりトリッキーなこの作品。

本格ミステリである以上は「地の文で嘘をつけない」という暗黙のルールがありますので、これを成立させるために色々と無理な部分があるのも否めないというか、かなりギリギリのラインで書かれているという印象の作品です。

ある程度ミステリに慣れた読者ならなんとなく真相は想像できるでしょうし、万人にオススメできる素晴らしい作品とは正直言えません。

ただし、この「一人八役」という非常に難易度の高い作品を書いてみようと思い立ち、実際にそれにチャレンジするという鯨統一郎さんのこの心意気が何とも楽しいではありませんか!


これだけの作品をハイペースで発表し続ける鯨統一郎さんは一体どんな方なのでしょう?

う~ん、覆面作家の素顔が気になる。







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2009/07/05 00:08|・鯨統一郎TB:0CM:2

 

「ジャーロ No.36」(光文社)より
 ・我が家の序列/黒田研二
   最後から3ページ目でウルウルして、最後のページの綾乃のセリフでボロボロ泣いた。「カンニング少女」といい、どうもくろけんさんの作品が涙腺のツボにハマる。ジャーロに掲載されている黒田研二さんの作品(ミステリ雑誌に掲載されているミステリ作家の作品)という事でどうしても”そういう目”で読んでしまうため、駅や公園のシーン、ポスターが剥がされた辺りでおおよその真相は思い浮かぶし、終盤の説明を聞いても雨の夜の家族のリアクションには少し疑問が残り、”ミステリ”としては少し弱い気もするが”小説”としてはすごくいい作品だった。素直な心で読めばもっと終盤のオドロキも大きいんだろうな・・。


NHKの「探偵Xからの挑戦状!」は第2弾が決定した様子(辻真先さんのサイトより)。
早く執筆陣を知りたい。楽しみ♪

黒田研二さんは、バーチャルな世界を舞台にした複雑なプロットの割とトリッキーな作品が多そうなイメージがあったのだが、意外に(!)泣けるミステリが多いのかも。早く全作品を読みたい。それにしてもあのキャラクター(下ネタ好きでアイドルオタクのオヤヂ)のどこを切ったらこんないい小説が生まれてくるのやら・・・いや嘘です、すみません。本当にいい方でした。その人柄は大矢博子さんの日記を見ても分かる通り。

「Wii Sports Resort」(Wii)にハマっていて「逆転検事」(DS)が進まない。「チャンバラ」の「組み手」と「ピンポン」の「試合」は名人になった。特に「ピンポン」は熟練度がもうすぐ1500に。体中が痛い。







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2009/07/04 23:27|・読了日記TB:0CM:2

 

「ミステリーズ!Vol.35」(東京創元社)より
 ・突撃ミステリ・ゲームレポート カプコン「逆転検事」制作チーム
   そうそう「逆転裁判」で「紋章上絵師のおじいさん」や「倉院(くらいん)の壺」などが出てきた時は本当に面白かった。山崎ディレクターが新本格のファンと分かって納得。今後もこの「逆転シリーズ」はぜひ続けて欲しい。
 ・セカイから、もっと近くに!-SF/文学論 第9回 押井守とループの問題(2)/東浩紀
 ・書評(「抒情的恐怖群」高原英理)/宮脇孝雄
 ・書評(「ユダヤ警官同盟(上)(下)」マイケル・シェイボン)/若竹七海
 ・書評(「殺人倶楽部へようこそ」マーシー・ウォルシュ マイクル・マローン)/中村有希
 ・書評(「弔いの炎」デレク・ニキータス)/戸松淳矩

・「西澤保彦著作リスト」を更新。
・「道尾秀介著作リスト」を更新。


数日前、同じチェーン店の割と近くの店舗から「万引き犯を捕まえた」との連絡があった。これ自体は別に珍しい事ではないが、犯人は40代の母親と小学6年生の娘の共犯だったらしい。被害はケータイ小説など、二人合わせて計27冊。警察でどのような供述をしたか知らないが、少なくとも「生活が苦しくて」などの理由では無いと思う。同情の余地は無いが、この子供はこの先どう育つのだろう。小学生の子供を持つ親としては、全く考えられない出来事。







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2009/07/04 01:42|・読了日記TB:0CM:0

 

「ミステリーズ!Vol.35」(東京創元社)より
 ・文庫創刊50周年記念特別対談第二弾 山本弘×大森望
   SFは嫌いと言う訳ではないが正直あまり興味がないので対談の内容もよく分からなかった・・・。
 ・J・G・バラード追悼文×3
 ・本格ミステリフラッシュ・バック完結編/千街晶之監修
   読んだ事があるのは笠井潔さんの「薔薇の女」だけだった。
 ・お楽しみTV第34回「私立探偵フィリップ・マーロウ」
   観てみたい、が映らない。残念。
 ・路地裏の迷宮踏査第35回 ガードナーは車輪を回す/杉江松恋
   プロット・ホイールの話は興味深かった。


芥川賞・直木賞の候補作が発表された。正直なところ個人的にはあまり興味が無いし、実際それほど売上に繋がる訳でもないが、今回は直木賞に北村薫さんと貫井徳郎さんと道尾秀介さんがノミネートされているので、いつもよりは少し注目。ミステリ作家が受賞して嬉しい賞だとはあまり思えないが、それでも好きな作家さんが何か賞を受賞すればファンとしてはやはり嬉しい。ま、今回は万城目学さんあたりが有力なのかな(それともまた「作品は素晴らしいが作家としての実績が不足」とかいって落とされるのか)。どちらにしろ「ミステリ」を理解している選考委員は少ないだろうし。どうも「半落ち」の一件以来、直木賞はあまり好きになれない。







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2009/07/03 03:02|・読了日記TB:0CM:2

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