~愛すべき「本格ミステリ」の世界~

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音倉誓示(Otokura Seiji)

Author:音倉誓示(Otokura Seiji)
魅力的な謎。論理的な解決。そして少しの遊び心♪
「本格ミステリ」の魅力が少しでも多くの人に伝わりますように。
元、某地方書店チェーンの店長。
九州在住。

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ジェシカが駆け抜けた七年間について (角川文庫 う 14-5)ジェシカが駆け抜けた七年間について (角川文庫 う 14-5)
(2008/10/25)
歌野 晶午

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ミステリ界の異才が放つ、驚天動地の長編ミステリ!カントクに選手生命を台無しにされたと、失意のうちに自殺したマラソンランナーのアユミ。同じクラブ・チームのジェシカは自分のことのように胸を痛めて泣いた。それから七年後、……。驚天動地の本格ミステリ

今日は、歌野晶午さんの「ジェシカが駆け抜けた七年間について」を読み終えました。

私のいつものパターンですが、職場で新刊の検品(伝票と商品が合っているかのチェック)をやっている時に、「あ!前から読みたかった本が文庫になってる!」と、絵に描いたような衝動買いをした1冊です。

売場に並ぶ前に私が買ってしまうので、時々担当者から怒られます・・

しかも、まだ買ったまま読んでない本が何冊もあるのに・・・。

それはさておき、

また見事にやられました!!

ええ、それはもう気持ちいいぐらいにやられました。

衝撃度はやっぱり「葉桜の季節に君を想うということ」の方が上かも知れませんが、こちらも中々のものです。

私は「葉桜~」は単行本で読みましたのであれから何年も経っていますが、この「ジェシカが~」は「葉桜~」とほぼ同じ時期に書かれた作品のようです。


主人公は、エチオピア人のジェシカ・エドルという陸上選手。

日本人のカナザワというカントクが主宰する陸上競技クラブに所属し、同じクラブに、日本人のハラダ・アユミという選手もいます。

1997年4月、ハラダ・アユミは自殺します。

2002年10月、ハラダ・アユミと名乗る女が日本人観光客の前に姿を現します。

2004年11月、ジェシカは国際レースのため来日します。

2004年11月、その国際レースの会場でカントクが殺されます。

・・・すみません。さすがにこれ以上は書けません。


葉桜の季節に君を想うということ」では、頭の中に思い描いていた景色が、終盤一気に別の映像に書き換えられる衝撃を味わいました。

また道尾秀介さんは「片眼の猿」で、それと同種の素晴らしいサプライズを味あわせてくださり、一発でトリコになりました。

そしてこの「ジェシカが駆け抜けた七年間について」は、読んでいて、「何かがおかしい」という感覚は常にあったのですが・・。

けど、それが何か分からないんです。

そして終盤・・。

繰り返しますが、

またもや見事にやられました!!


歌野晶午さんは、いつも秀逸なトリックで私たちを驚かし、楽しませてくれます。

本格のガジェットをふんだんに使った作品も多く、そういった作品群ももちろん大好きです。

しかし「葉桜~」や「ジェシカ~」のように、あくまでも「小説」として読めた上で、そこに「トリック」という素晴らしいスパイスを加えてくれているような作品も、非常に魅力的です。

ま、何はともあれ、この「ジェシカが駆け抜けた七年間について」は紛うかたなき「本格ミステリ」でした。

大満足







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2008/11/01 23:33|・歌野晶午TB:1CM:2

コメント
はじめまして!
ブログ拝見させていただきました!
周りにミステリ好きが少ないので、非常に参考になります!
リンク張らせて頂きましたので、よければこちらにも訪問してくださいね!
コンサ #-|2008/11/04(火) 20:20 [ 編集 ]

コンサさん、はじめまして。
「参考になる」というコメントはとても嬉しいです(^^)
こちらもリンクを張らせていただきました。
私もブログはまだ始めて2ヶ月の初心者ですが、お互いに色々読んで、ボチボチ更新していきましょう!
気ままな読書人 #-|2008/11/05(水) 00:47 [ 編集 ]

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歌野晶午『ジェシカが駆け抜けた七年間について』
今回は歌野晶午『ジェシカが駆け抜けた七年間について』です。 『ジェシカが駆け抜けた七年間について』は2004年発表の作品。2008年に角川書店で文庫化されました。 文庫本のカバーから抜粋 「米国ニューメキシコ州にある長距離専門の陸上競技クラブNMAC。日本人が...
初心者のための読書ガイド 2008/12/07(日) 13:41

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