~愛すべき「本格ミステリ」の世界~

プロフィール 

音倉誓示(Otokura Seiji)

Author:音倉誓示(Otokura Seiji)
魅力的な謎。論理的な解決。そして少しの遊び心♪
「本格ミステリ」の魅力が少しでも多くの人に伝わりますように。
元、某地方書店チェーンの店長。
九州在住。

FC2カウンター 

最新記事 

カテゴリ 

月別アーカイブ 

RSSリンクの表示 

メールはこちらから 

名前:
メール:
件名:
本文:

ホーム 全記事一覧 << 前の記事 次の記事 >>

 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/-- --:--|スポンサー広告

 

昨夜「探偵Xからの挑戦状!”第6回”」である「セブ島の青い海」の推理投票を済ませました。



さて「犯人当て小説」というのは「論理的に犯人を突き止める事の出来る小説」というのが建前ですし、当然作家さん方もそのように作っているとは思いますが、私個人の考えとしては、あくまで「作品内の描写を手掛かりに著者の思惑を推理する小説」だと思っています。

そして私にとって大切なのは「楽しめたかどうか」であって「問題の穴を探すこと」ではありません。


という事で今回の「セブ島の青い海」。

タイトルの爽やかなイメージとは裏腹になにやら血なまぐさい事件でしたが、今回も想像の翼を広げれば色々な真相が思い浮かびます。

しかし今回の出題者は井上夢人さん。

こんな性格のいい方(お会いした事はありませんが、たぶん)がそんなに意地悪なひねくれた問題を出すはずはありません(笑)

という事で、今回は割と素直に考えました。



まず今回の話に実際に登場しているのは「重内和宏」と「牧野奈緒子」の2名のみで、それ以外の登場人物はこの2名のどちらかが語っているだけ。

しかもその両名ですらメールでそう名乗っているだけで、本人とは限りません。

ましてや牧野は顔に大火傷を負っています。

しかも酒に強いはずの恵梨がぐでんぐでんになっている所を目撃され、目撃者がその人物を恵梨だと判断したのは、あくまで「服装を見て」。

そして極めつけは「また合コンにでも参加なさったら」などと、会ったこともない重内の事にやたら詳しすぎる牧野奈緒子。

さらには事件のあとの消息が分からない「菅原靖彦」と、同じく事件があった頃に失踪した「篠原勝久」。

K1ファイターのようなガッチリした体格の菅原と、学生時代に柔道の全国大会で18位になったことのある篠原。

そして事件で死亡した、身元不明のもう一人の東洋人。

ここは素直に「アレ」しかないでしょう。

著者も「最初の回で見当がついてしまうかもしれません」と言ってますし。



という事で、私が今回送った犯人は「片桐恵梨」です。

重内と付き合いながらも、上司の横領の片棒を担がされていた片桐恵梨。

篠原と縁を切りたい恵梨は、篠原に保険金詐欺を持ちかけます。

篠原は北海道で失踪の偽装をして、セブ島に旅行に行っている恵梨と「菅原」を名乗って合流。

篠原はツアコンの牧野に薬を盛って前後不覚にしたのち、恵梨の服を着せて爆弾が仕掛けられたベンチに寝かせます。

しかしこの時、恵梨は篠原も殺害。

恵梨は牧野になりすまし、重内の幸せを祈りながらひっそりと暮らしている・・・。

ってな感じでどうでしょうか。

ただこの場合、恵梨は身勝手な理由で無関係な牧野を殺害した、結構残忍な人物になってしまいますが・・・。


全部ミスリードだとしたらこれ以上なく綺麗に引っかかったという事になるのかな。




あっ、でも保険金詐欺で考えたら篠原が失踪したら保険金を受け取れないじゃん・・・・とか思った時には、すでに送信済みでした。







皆様の応援がブログ更新の励みになります(^^)
よろしければ、お帰り前に応援クリックして頂けるとめっちゃ嬉しいです!!
 ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓ 
  にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

「謎と論理と遊び心」トップへ

2009/05/06 10:39|Season 1TB:0CM:5

コメント
顔が命?
女性にとって顔は命より大事ではないでしょうか?
日本への帰国時に入れ替わりが分からない位の「顔の火傷」を負う、しかも、愛する重内とは永遠に結ばれない。
こんなリスクを如何なる理由で背負うのでしょうか?

恵梨と牧野の入れ替わりが作者の思惑でエレガントな解答なら、作者は上記の疑問を解答編でスッキリさせてくれる事を望みます。
江守森江 #JalddpaA|2009/05/06(水) 11:24 [ 編集 ]

はじめまして
はじめまして。「探偵Xからの挑戦状!」が始まって以来、ときどき拝見しておりました。

今回は、Otokuraさんとほぼ同じ推理でした。私は篠原は生きていると考えましたが・・・

推理小説をほとんど読んだことないので、毎回苦労してます。こんな企画がこれからもたくさんあるといいですね。

安楽椅子探偵は今年は放送されるのでしょうか・・・
西瓜 #-|2009/05/06(水) 23:20 [ 編集 ]

あと10分。
>江守森江さん
確かにこれが結末だったら何だか救いのない悲しい話になってしまいそうです。
いずれにせよ今回の話で井上夢人さんがどんな結末を用意したのか。
楽しみです(^^)

>西瓜さん
はじめまして(^^)
ご訪問ありがとうございます。
ミステリファンとしては、こういった企画をどんどんやってミステリ好きな仲間がたくさん増えていくと嬉しいなと思っています。

安楽椅子探偵は産みの苦しみがすごそうなので中々すぐには続編ができないかも知れませんが早く新しい謎に挑戦したいですね。
来週両先生とお話できたら聞いておきます(^^)
音倉誓示 #-|2009/05/06(水) 23:59 [ 編集 ]

二週連続
のダブル入れ替わり。
完全正解には共犯である事を記入。
火傷のリスクの心理面の説明無し。
爆発タイミングのズレは事故。
ミステリーとして全くカタルシスが得られない残念作品でした。
作者よりNHKに何故二週連続のダブル入れ替わりネタなのか問いたい。
全8作でネタ被りは番組制作として完全なミスだと思います。残念(*_*)
江守森江 #-|2009/05/07(木) 01:54 [ 編集 ]

ネタ被り
まぁ、作家さん同士で打ち合わせをしている訳ではないでしょうからこういう事もあるでしょう。
超短編の犯人当てという事で使えるネタも限られているでしょうし・・。
今頃折原一さんや山口雅也さんが「やばっ、先にやられたっ」とかアセっている姿を想像したりすると、それはそれでちょっと面白かったりしますが(^^)
音倉誓示 #-|2009/05/07(木) 12:14 [ 編集 ]

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバックURLはこちら
http://honkakusuiri.blog36.fc2.com/tb.php/157-d2bf6e15

ホーム 全記事一覧 << 前の記事 次の記事 >>

ブログ内検索 

リンク 

このブログをリンクに追加する

読書ログ 

音倉誓示のつぶやき 

    follow me on Twitter

    最新コメント 

    最新トラックバック 

    Copyright(C) 2006 謎と論理と遊び心 All Rights Reserved.
    Powered by FC2ブログ. template designed by 遥かなるわらしべ長者への挑戦.
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。