~愛すべき「本格ミステリ」の世界~

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音倉誓示(Otokura Seiji)

Author:音倉誓示(Otokura Seiji)
魅力的な謎。論理的な解決。そして少しの遊び心♪
「本格ミステリ」の魅力が少しでも多くの人に伝わりますように。
元、某地方書店チェーンの店長。
九州在住。

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お手上げです。

いやホントに。

いつも惜しい所まで行くのですが、著者の思惑を完全に読みきれない・・。


まず“目撃”がテーマの今回の作品「サンタとサタン」。

現場は巨大な密室状態で、女性2人は善意の目撃者。

となれば犯人は小藤田・根元・塩井の3人のうち誰かの単独犯、と考える所まではまず大丈夫だと思います(この時点で違っていたらお手上げですが)。

まず真奈江と良乃が目撃した約2分間の格闘シーンですが、この2人は嘘はついていない(嘘をつく理由がない)とはいえ、おそらく何らかの錯誤をしてると思われます。

雪の降り続く夜、谷を挟んだ約30メートルの距離での「目撃」。

格闘が始まる時点で「赤いコートを着て帽子を被り、顔には白い鬚をつけている」人物と「白っぽいガウンを着た」人物がいたのは間違いないようですが、何度も視界(カーテンの隙間)から外れながら互角の戦いを繰り広げ、なおかつ赤いコートの人物の帽子と髭は途中で取れてしまったようですので、考えられるのは「目撃者の錯誤による被害者と犯人の入れ替わり」。

途中で片方の人物が両手にバットを持っているシーンがあり、目撃者はこれを「サンタ」と呼んでいますが、そう判断したのは後姿が“赤かった”ため。

奇しくもこの時、東の山頂から降りてきた除雪車のライトが東側の窓の“赤いダルマの絵を描いた1メートル四方のステンドグラス”越しに室内を照らしています。

しかもこのとき相手側の「ガウン男(あくまで目撃者がそう呼んだ)」はテーブルの陰から頭だけ出している状態で、体は(着ている服は)見えていません。

となれば実際のシーンは「帽子も髭も取れたサンタ服の男がテーブルの陰に隠れていて、白いガウンに赤い光を浴びた男がバットを2本振り上げていた」という事ではないでしょうか。

であればこの時フェンシングのように左手を突き出した「白い手袋」の男は、実際は白いガウンを着た被害者の荒巻(突き出した時に左手が赤いライトの範囲から外れたのでは)。

そして目撃者の2人がカメラを取りに行くなどして目を離したときにちょうど攻守が入れ替わり、最後に赤い手袋の右手でガウン男を殴ったのが真犯人。

あとはそれぞれの捻挫の位置と照らし合わせて・・・・と考えたのですが、ここで行き詰まってしまいました。

基本的には3人の男全員に犯行は可能だったと考えられますので、あとはこれまでに出てきた証拠から3人のうち2人は犯行が無理だった、と消去法で推理を進めるべきなのでしょうが、これが分からない・・・。



この時点でとっくに家族は寝静まり、かなり遅い時間でしたので、次の日(つまり今日の事ですが)も仕事だからもう寝ないと、と思いながら無理やり推理をこねくり回して、結局よく分からないまま「小藤田」で推理投票を送りました・・・。

でも今これを書きながら思い返すと、部屋ごとのガウンの色の違いの事は何も考えてないし、シャワーを浴びていた根元、死体を発見した塩井・・・。


う~ん・・・。


あ~、霞さんの回は完全に当てたかったのに~、くやし~!


これで「目撃したシーンはコントの練習だった」とかだったら立ち直れないかも。







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2009/04/22 23:02|Season 1TB:0CM:0

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