~愛すべき「本格ミステリ」の世界~

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音倉誓示(Otokura Seiji)

Author:音倉誓示(Otokura Seiji)
魅力的な謎。論理的な解決。そして少しの遊び心♪
「本格ミステリ」の魅力が少しでも多くの人に伝わりますように。
元、某地方書店チェーンの店長。
九州在住。

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凶宅 (光文社文庫 み 25-2)凶宅 (光文社文庫 み 25-2)
(2008/09/09)
三津田 信三

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ここ、絶対におかしい。小学四年生の日比乃翔太は、越してきた家を前に不安でならなかった。山麓を拓いて造成された広い宅地に建つのは、なぜかその一軒だけ。両親と姉は気にも留めなかったが、夜、妹のもとにアレはやって来た。家族を守るため、翔太は家にまつわる忌まわしい秘密を探り始める。そこで出会ったのは、前の住人である少女が綴った恐ろしい日記だった…。たたみかける恐怖。仕掛けられた数々の伏線。三津田マジック、ここにあり。

先日の「禍家」に続き、今日は「凶宅」を読み終えました。

先日も書いた通り「ホラーとミステリの融合」がこの著者の特徴だそうですが、この作品は「禍家」に比べるとミステリ的要素は幾分薄かった気がしますが、その分(?)ゾクゾク感はたっぷり味わえました。

私自身が、最後には全ての謎がきれいに解かれるロジカルな本格推理が一番好みなため、どうしても曖昧な部分が残るとイマイチすっきりしない所はありますが、それはホラー小説の特徴ということで割り切るしかないですね

とはいえ、「凶宅」の最後の1行は「禍家」のそれよりも更にショッキングで、恥ずかしながら文字通り全身に鳥肌が立ちました・・。

歌野晶午の「葉桜の季節に君を想うということ」のように、最後の最後で、それまで自分が思い描いていた世界が一気にひっくり返されるようなカタルシスが本格ミステリの醍醐味ですが、「凶宅」のような終わり方も別の意味で気持ちいい(気持ち悪い?)ものでした。

以前よりも少しホラーが好きになった気がします。

さて、三津田作品のもうひとつの特徴として、それぞれの作品世界が微妙にリンクしているというのがあります(伊坂幸太郎と同じですね)。

この「家シリーズ(勝手に名付けました)」では、「吉川清」くんという男の子がそれぞれの作品に(名前だけ)登場します。

禍家」の主人公、12歳の棟像貢太郎の転校前の小学校の友達で、ミステリ好き。

明智小五郎金田一耕助神津恭介などの名前を主人公に教えたそうです。

また「凶宅」では、同じく主人公で小学校4年生の日比乃翔太は、小学校1年生の頃に友達の「吉川清」くんの家に遊びに行って、そこのお婆さんから気味の悪い話を聞いたそうです。

こういう趣向が、本好きにはたまりませんよね。

私はまだ残念ながら、作者と同じ名前の作家兼編集者が登場する「三津田信三シリーズ(?)」、人気を博している「刀城言耶シリーズ」を未読ですのでよく分かりませんが、それらの作品群ともリンクする部分があるようで、楽しみにしています(「禍家」に登場した「作家が住んでたんだけど、その家を舞台にした怪奇小説を書いているうちに頭がおかしくなって、そのまま行方不明になった<人形荘>」の話など)。

デビュー作ですね。

早く読まねば!







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2008/09/18 17:35|・三津田信三TB:0CM:0

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