~愛すべき「本格ミステリ」の世界~

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音倉誓示(Otokura Seiji)

Author:音倉誓示(Otokura Seiji)
魅力的な謎。論理的な解決。そして少しの遊び心♪
「本格ミステリ」の魅力が少しでも多くの人に伝わりますように。
元、某地方書店チェーンの店長。
九州在住。

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逆転検事 2 (ヤングマガジンコミックス)逆転検事 2 (ヤングマガジンコミックス)
(2009/10/06)
カプコン黒田 研二

商品詳細を見る

カプコンの本格ミステリゲーム「逆転検事」が漫画になった、「コミック版逆転検事」(講談社ヤンマガKC)の第2巻です。

ゲームとは違うオリジナルストーリー、脚本はもちろん本格ミステリ作家の黒田研二さんです。

今回の第2巻には「逆転の銃弾」「逆転ミュージアム」の二つのエピソードが収録されています。


「逆転の銃弾」

パトロール中に宝石強盗犯を発見し、そのままパトカーで追跡をしている警察官の「常世直志(とこせなおし)」。

犯人の車を行き止まりの廃墟ビルに追い詰めますが、犯人の男(「武田啓史(たけだひろふみ)」)は、何と若い女性(「一十路千佳(いちじゅうじちか)」)を人質に取っており、彼女に拳銃を突きつけたまま、ビルの中に逃げ込みます。

人質となっている千佳を救出するため、応援の到着を待たず武田を追ってビルの中を登っていく常世巡査。

道に迷ったイトノコ刑事(「糸鋸圭介(いとのこぎりけいすけ)」)が現場に到着した直後、ビルの中からは3発の銃声が!

イトノコ刑事達があわてて踏み込むと、そこには脇腹を撃たれて重傷を負っている常世巡査と、額を撃ち抜かれて即死の武田が横たわっており、人質の千佳は部屋の隅で震えていました。

千佳を警察病院に送り届けたイトノコ刑事は、我らが御剣検事と共に現場検証を始めますが、何とどこを探しても奪われた宝石が見つかりません。

一体奪われた宝石はどこに?

そして、この事件の真相は?

コーヒーの空き缶、犯人が使った逃走車、現場に残った「粉」などを手掛かりに、御剣検事の推理が冴えます。


今回のエピソードは割と分かり易かったので、何とか最終話を読む前に真相に辿り着く事が出来ました。

ストーリーとは関係ありませんが、警察署の前に「タイホくん」が友情出演(?)しています(いや警察署だから居て当然か)。

でもなぜ「タイホくん」はケガしてる?


「逆転ミュージアム」

世界的な美術研究家「アマネク・シール」氏を空港で出迎えた御剣検事は、氏の希望に従って、そのまま山奥の美術館へ向かいます。

その美術館(「せせらぎ美術館」)は、何と山奥の断崖絶壁の上に建っており(笑)、美術館に渡るには不安定な長い吊り橋を通るしか道はありません(笑)。

う~ん、すごい立地ですね。

さて、奇しくも同じ頃、イトノコ刑事はこの美術館の館長である「魅木蘭次郎(みきらんじろう)」に呼ばれ、絵の警備を頼まれます。

この美術館には、あの超有名な画家「ゴホン」の晩年の傑作といわれる「おまわり」が収蔵されているらしく、今回アマネク・シール氏の依頼で20年ぶりに倉庫から出したため、最近巷を騒がせているあの「ハンサム強盗団ジェントルマンズ」が狙いに来るのではないかと、館長は気が気ではないようです。

ちなみに「ハンサム強盗ジェントルマンズ」とは高価な絵画や彫刻ばかりを狙う強盗団で、メンバー全員がそろいもそろってハンサム、さらに全員が赤いタキシードを身に着け、いかなるときも紳士的な態度を崩さないこの強盗団は、最近女性ファンが急増中だそうです。

なんてツッコミどころが多い楽しい設定・・・(笑)

以前、きのこ狩りの最中に道に迷って遭難寸前だった所を魅木館長に助けて貰った事のあるイトノコ刑事は、恩返しも兼ねてこの依頼を引き受け、館長の姪で美術館の職員である「黒戸萌音(くろともね)」(←なんとジェントルマンズのファンクラブの会長。おいおい)、せせらぎ美術館専属警備員で空手家の「阿藤護(あとうまもる)」、館長が雇った私立探偵の「別須任尽(べすとうつくす)」(←なんちゅうネーミング・・・)らと共に「おまわり」の警護をする事になります。

阿藤が「おまわり」の前に張り付いて警備をしている「特別展示室」を含め、合計12台の監視カメラの映像が「監視室」のモニターに映っています。

そこに起きた突然の停電!

一同は慌てて特別展示室に向かいますが、絵の前では阿藤がしっかり警備をしており「おまわり」も無事でした。

その後停電も無事に復旧し、監視カメラの映像も特に異常が無いまま1時間あまりが過ぎた頃、再び起こる停電!

イトノコ刑事に阿藤のケータイから電話がかかってきますが、なぜか無言!

そして特別展示室に駆け付けた皆が見たのは、部屋の内側からドアを塞ぐように転がっていた阿藤の無残な死体(密室状態!)と、絵を盗まれて額縁だけになった「おまわり」の残骸でした。

同じ頃、吊り橋の前では別須任探偵が「赤いスーツを着込んで胸元をヒラヒラさせたハンサム」を捕まえますが・・・(笑)


2回目の停電が起こった時、イトノコ刑事が特別展示室に駆け付けるのにかかった時間は約1分。

ジェントルマンズはそのわずかな時間に阿藤を殺害し、「おまわり」を持ち去ったのでしょうか?

しかしここは断崖絶壁に囲まれた美術館。

唯一の逃げ場である吊り橋には御剣検事がいました。

ジェントルマンズは、そして消えた「おまわり」は一体どこへ!?


今回も「赤いスーツのヒラヒラ男」(笑)の推理が冴えます。

阿藤殺害や「おまわり」消失についての謎は、割と伏線が分かり易かったので大体想像通りでしたが、この事件の外側で起きていたもう一つの出来事には意表を突かれました!

上手い!

ジェントルマンズ、また登場しないかな~。

さて、しばらく連載が中断していた「逆転検事」ですが、12/9に創刊された「月刊ヤングマガジン」の第1号で連載が再開されました。

ミステリ好きのアナタ!

コナン、金田一、QEDが好きなアナタ!

ぜひ本棚に「逆転裁判」と「逆転検事」を加えましょう(^^)








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2009/12/28 01:22|逆転裁判&逆転検事TB:0CM:0

 

さて、いまさら感の漂いまくる記事で恐縮ではありますが、なんか中途半端なまま終わるのもアレですので一応この件にも少し触れておきます。

お目汚し、ご勘弁を。



「殺人トーナメント/井上夢人」

一応、締切前に推理投票は送りました。

ミステリというよりはパズルの趣が強かったので、当然犯人(いや「優勝者」か)は正解しましたが、個人的に忙しかった(解答欄に長々と文章を書く気になれなかった)時期でもあり、優勝者を特定するにいたった経緯はきれいさっぱり省略して、

「与えられたヒントから、優勝者は新海亜希。深倉澄子はすでに殺害されていて、佐分利の目の前にいる深倉は新海の変装」

といった内容の短めの解答を送りました。

解答編をご覧になった方はお分かりのようにこれは当然正解なのですが、冒頭で「今回は、優勝者を特定するに至った推理のプロセスを全て当てた人を『完全正解』とする」と公表された時点で、一気にテンションが下がりました(-_-;)

詳しく書いて送った時は意外な部分が完全正解の要件だったりしたものですが、省略した時に限ってそれが必要要件になるなんて・・・(T_T)

つくづく、世の中とは上手くいかないものです。

とりあえず、変装の件を当てたという事で一人で自分を慰めて、溜飲を下げました。


「記憶のアリバイ/我孫子武丸」

そしていよいよ最終回、待ちに待った我孫子武丸さんの回です。

「殺戮にいたる病」に驚愕し、「人形シリーズ」に微笑み、「かまいたちの夜」で楽しませてもらったミステリファンとしては、この「記憶のアリバイ」を一番楽しみにしていました。

・・・が、ご存知のように音倉家ではとてもそれどころではないやきもきした状況が続いておりましたので、ケータイ小説こそ読んだもののとてもゆっくり推理する気分にはなれず、結局推理投票を送らないまま締切を過ぎてしまいました。

なんせ、録画した問題編を観たのが解答編放送の直前という体たらく。

ただ、ただ、一つだけ言わせてください!

小説版の問題編を読んでまず考えたのが、「これって真犯人は二重に上書きしてるんじゃないの」だったんです!

ええ、終わった後なら何とでも言えますもの。

いやもちろんホントですよ、これ思いついたの。

ただ、それが可能だったのは誰なのか、なんてとてもゆっくり考える気にはなれず、そのまま月日が流れてしまった訳で・・・。

解答編をざっと観た感じでは「確かにあの真相はアリだけど何だか余詰めが多そう(他の真相も成り立ちそう)」という印象でしたが、ロジカルに突き詰めて推理された方々の反応はどうだったのでしょうか?

そして誰もが(?)忘れ去っていたであろう「ミステリマイスター」を、最終回になって突然持ち出されるとは思いませんでした。

それまでまったく触れなかったくせに・・・。

ま、何はともあれ、正解された方々おめでとうございます(^^)


何だかいかにも「Season3」がありそうな終わり方でしたが、う~ん、次がもしあったら参加はどうしようかな~。

ま、そのとき考えますか。



とにかく、期間中ここを訪れてくれた皆様、そして数々の意見や推理を披露して下さった皆様、ありがとうございました。

やっぱりこういうのは一人で楽しむより、大勢でわいわい言ってる方が楽しいですね(^^)


お祭りも終わった事だし、このサイトもそろそろ少しずつ本来の「ミステリ小説の感想ブログ」に戻って行きますので、私と同じく「謎」に魅せられた皆様は、今後とも気長に、そして末長くお付き合い頂けると幸いです(^^)








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2009/12/12 01:55|Season 2TB:0CM:4

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