~愛すべき「本格ミステリ」の世界~

プロフィール 

音倉誓示(Otokura Seiji)

Author:音倉誓示(Otokura Seiji)
魅力的な謎。論理的な解決。そして少しの遊び心♪
「本格ミステリ」の魅力が少しでも多くの人に伝わりますように。
元、某地方書店チェーンの店長。
九州在住。

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パラドックス学園―開かれた密室 (光文社文庫)パラドックス学園―開かれた密室 (光文社文庫)
(2009/01/08)
鯨 統一郎

商品詳細を見る
パラドックス学園パラレル研究会、通称パラパラ研。ミステリ研究会志望のワンダは何故か、このパラパラ研に入部することに。部員はドイル、ルブラン、カー、クリスティーと名だたるミステリ作家の名前を持つものばかりだが、誰もミステリを読んだことがないという…。やがて起きる“密室殺人”と予想もできない究極の大トリック。

鯨統一郎さんの「パラドックス学園」(光文社文庫)を読みました。

先日の「ミステリアス学園」(光文社文庫)に続く、「湾田乱人シリーズ(?)」の2作目です(「ミステリアス学園」の記事はこちらから→「ミステリアス学園/鯨統一郎」(光文社文庫)読了。)。

「ミステリアス学園」では冒頭に「*冒頭の一行で、内外名作ミステリのすべての真相を明かしていますので、未読のミステリを残しているかたは二行目からお読みください。」という無茶な一文が付されていましたが、今回の「パラドックス学園」では、同じく冒頭にこんな一文が。

作品内で、この作品自体の犯人、トリックなどに言及していますので、本作を読了されたかただけこの作品をお読みください。

・・・・・さすが“パラドックス”学園。


さて、今回の主人公は「ワンダー・ランド」。

前作の主人公「湾田乱人(わんだらんど)」と微妙に名前が違いますが、どうやら彼は前作の後に別の世界に転生し、今度はワンダとして、アメリカにあるパラッドクス学園に入学したようです。

前作で、ミステリ初心者だった湾田はミステリアス学園のミステリ研究会(通称“ミスミス研”)に入部してミステリの事を色々と学びました。

という事で、今回の主人公であるワンダはすでにかなりのミステリマニアなのですが、入学したパラドックス学園にはミステリ研究会が無かったため、しかたなく「パラドックス学園パラレル研究会」、通称「パラパラ研」に入部する事にします。

部室を訪れたワンダの前に姿を現したのは、ともに3年生だという先輩二人、その名も「コナン・ドイル」先輩と「モーリス・ルブラン」先輩です。

しかしその名前とは裏腹に、この二人は「ミステリ小説」というものが何なのか知らないようで、しかも話をしていくうちに、この世界にはなんと「ミステリ」という概念自体が無い事が判明します。

そこに姿を現すのは、2年生の「アガサ・クリスティー」先輩。

そしてさらに翌日には、ワンダ同じく新入部員として「ジョン・ディクスン・カー」も登場します。

そして中々その姿を現さないパラパラ研の部長は、やはりこの人「エドガー・アラン・ポー」先輩でした。

数日後には「フレデリック・ダネイ」と「マンフレッド・B・リー」の二人も新たに入部し、明らかに若かりし頃の大物ミステリ作家が集合しているとしか思えない状況なのですが、ワンダ以外は誰も「ミステリ」を知りません。

書店に出かけ、店員にミステリのコーナーはどこか尋ねると、怪奇現象やUFOの本の所に案内される始末。

どうやらこの世界には、ノンフィクション以外に「殺人事件を扱った小説」というのは無いようです。

ところが!

なんとこの世界では、「内側から鍵がかけられていた部屋で人が殺され、2つしかない合鍵は2つとも被害者のポケットから発見された事件」や「独房のような、壁の高いところにわずかな穴しか空いていない部屋で人が殺された事件」が毎日のように起こっており、しかもカーが言うには、海の向こうの日本という国は不可能犯罪の宝庫で「館全体を斜めに造ってしまったり」「館全体が機械仕掛けで動くように造ったり」と、犯罪を犯すために館をまるごとつくってしまう犯人がやたらと多く、中には妙な館ばかり造っている有名な建築家(きっと「N村S司」の事ですね!)もいるそうです(笑)

そう、この世界は「推理小説」こそ無いものの、現実には不可能犯罪が多発している世界だったのです!

ポー先輩の部屋に現れる着ぐるみの大猿や、ドイル先輩の部屋に現れる毒蛇のオモチャなど、茶目っ気のあるシーンを挟みながら物語は進んで行き、時にはフレデリックとカーが「真に美しいのは“ロジック”か“トリック”か」で大議論をしたりします。

そのうち、ワンダの勧めでみんなは少しずつミステリ小説を書く事に興味を持ち始め、アガサ先輩はベルギー人の叔父や、セント・メリー・ミード村に住んでいる叔母さんを主人公にした物語を構想し始めるのですが、そんな中、密室である「シェルター」に閉じこもっていたカーが何者かに殺害されてしまいます。

はたして犯人は誰なのか!?

パラパラ研のメンバーによる様々な推理が飛び交う中、この逆説に満ちた世界の中でワンダの本当の名前も明らかになり・・・・・。


いやいや、前作「ミステリアス学園」に負けず劣らずこれまた楽しめる一冊でした。

メフィスト2009Vol.1」に掲載されている「ミステリジョッキー第7回」の中で、有栖川有栖さんと綾辻行人さんは、ミステリの魅力には「オドロキ」と「ナルホド」の二種類がある(もちろん優れた作品はこれが同時に来る)という趣旨の話をされていますが、この表現を借りるなら、この鯨統一郎さんの「パラドックス学園」(と前作「ミステリアス学園」)の魅力は「ニヤニヤ」といったところでしょうか。

意外な犯人の「オドロキ」はありますが、とても万人が納得するような物ではないでしょうし、「ナルホド」に関しては色々と無理な所のある作品ではあるのですが、ただ2冊とも終始「ニヤニヤ」しながら読めた作品だったという事は自信を持って言えます(笑)

懐かしのパラパラ漫画も付いたこの一冊、どうぞ皆様ご一読を。


それにしても、とてつもなくシュールなラストシーンが頭から離れません・・・。







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2009/06/25 16:01|・鯨統一郎TB:0CM:0

 

黒田研二さん脚本(前川かずおさん画)の「逆転検事 第8話”逆転の銃弾④”」を読みました。

って実は6/15(月)に買って読んだので、もう10日も前ですね・・・。

すっかり記事を書くのが遅くなってしまいました。


さて、シリーズ「逆転の銃弾」もこれで完結。

あの人物の正体、盗んだ宝石の隠し場所、発砲の順番、すべて思った通りでした(分かりやすいヒントだったのでイバる事では無いですが・・・)。

ただ、あの人物が開き直った後に御剣が指摘した”アレ”に関しては気付いてなかった。

う~ん、今回は完全に読み解いたと思ったのに少~し上を行かれた気分。

ちょっと詰めが甘かったか~。


くろけんさんのブログにも書かれていますが、ヤンマガの「逆転検事」はこのあと少しお休みするようで、次回は8/17(月)発売の第38号から連載再開のようです。

という事で「彼岸島」や「暴想処女」の続きが気になりながら、次は8/17発売分からまた買い始める予定です(雑誌担当者さん、定期購読を始めた途端に中止する迷惑な店長でゴメンナサイ・・・)。



さて、ヒマを見つけて少しずつ進めているDS版「逆転検事」。

逆転検事(通常版)逆転検事(通常版)
(2009/05/28)
Nintendo DS

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ようやく第3話の「さらわれる逆転」をクリアしました。

今回の「逆転検事」では真宵ちゃんが登場しないのが寂しかったのですが、代わりに(?)美雲ちゃんが登場して一気に華やかになりました。

それにしても美雲ちゃんの持つ秘密兵器はすごい・・・。

大好きな「オバちゃん」も登場して大満足でした。

DS版「逆転検事」の公式サイトでは面白そうな企画(「江城プロデューサー殺人事件」)も始まっているようですので、挑戦してみてはいかがでしょうか。


あぁ、また余計な事をしてライバルを増やしてしまう・・・・。







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2009/06/25 02:04|逆転裁判&逆転検事TB:0CM:2

 

昨年、ミステリ好きなら絶対に観るべき映画と言う事で「キサラギ」という映画を観ました(ブログを始める前ですので記事はありませんが)。

これが評判通り本当に面白い映画で、今でも事あるごとに人に勧めてまわっているのですが、以前音楽関係の取引先の方にその話をしたとき、「それなら”アフタースクール”も気に入ると思いますよ」と言われてそれ以来ずっと気になっていたのですが、ようやく先ほど観ました。

アフタースクール [DVD]アフタースクール [DVD]
(2008/11/28)
大泉洋 佐々木蔵之介

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母校の中学校で働く教師・神野の元に、かつての同級生だと名乗る探偵・北沢が訪ねてくる。ちぐはぐなコンビは少しずつ調査を進めていくが、やがて物語は思わぬ方向へ…。


いや、もう最高!!

何でこんな面白い映画をすぐに観なかったのだろうと激しく後悔しました。

生まれて初めて、観終わったばかりのDVDをもう一度最初から観ました!

良く出来たミステリ小説は再読が面白いと言いますが、まさに1度目だけではなく、2度目も最高に楽しめる映画でした。


何となく違和感を抱えながら進んでいた物語が、ある1点で突然姿を変えるこの映画の楽しさは、まさに優れた本格ミステリを読んだ時の感動そのものでした!

作品を楽しんでもらうために、あえて細かいストーリーは紹介しません。

すでに観ている方からは「何をいまさら」と言われそうですが、ミステリ好きでまだこの映画を観ていない方は、とにかく観てください!!

面白かった~!

特に終盤の「うどん屋」のシーンは笑いました。

2度目に観た時には、前半の一つ一つのシーン、一つ一つのセリフ、一つ一つの表情が、全て別の意味を持っていた事を思い知らされます。


あ~、もう一回観ようかな。







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2009/06/23 02:15|・ミステリ映画&ドラマTB:0CM:0

 

え~と、今回はタイトルからして取り留めのない話になりそうですが・・・、


まずは「第9回本格ミステリ大賞授賞式」が6/13(土)に都内の出版クラブ会館で行われました。

出版クラブ会館と言えば、数年前に私もここで50社以上の出版社の方々を前に色々しゃべった思い出が・・・。

ま、ミステリとは関係の無い「表の仕事」の方で、ですが。

あの時は名刺があっという間に一箱分無くなってアセった覚えがあります


それはさておき、開票式と違って授賞式は関係者のみですので当然私は呼んでもらえない(←当たり前)わけですが、どうやら喜国雅彦さんの乾杯の音頭が大好評だったようで

ナマで聞きたかった!!

詳しくは霞流一さんのブログを探してみてください。

ちなみに二階堂黎人さんのウェブサイトにはパーティーの写真が何枚かアップされています(「妖怪てかりオヤジ」さんの姿も・・・)。

と言う事で黒田研二さんっ、その音声データ、いつか聞かせてくださいっ!!

何の事か分からない方は、作家さん方のブログやサイトを探してみてくださいm(_ _)m



で、その翌日の6/14(日)は、予定通り丸の内オアゾで「辻真先円堂都司昭北村薫有栖川有栖黒田研二」(敬称略)の5名によるトークショーも行われたようです。

残念ながらさすがに2ヶ月連続で東京まで行く余裕はなく、どのようなトークショーだったのか全然分からないのですが、次号(9/15発売)の「ジャーロ」(光文社)か「本格ミステリ作家クラブ」のサイトで楽しく読もうと思います。



で、その「ジャーロ」の最新号↓

EQ Extra GIALLO (イーキューエクストラジャーロ) 2009年 07月号 [雑誌]EQ Extra GIALLO (イーキューエクストラジャーロ) 2009年 07月号 [雑誌]
(2009/06/15)
不明

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の、最後から1ページめくった所に、開票式に関しての私のレポート(このブログに書いたレポートとは別物です)が抜粋掲載されています

ありがとうございますm(_ _)m

音倉誓示」の名前で活字が掲載されるのは初めてですので、何だかすごく面映ゆいです。



さぁ~て、まだまだいっぱい読んでいっぱい書くぞ~っと。







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2009/06/18 01:46|・本格ミステリ作家クラブTB:0CM:2

 

密室入門! (ナレッジエンタ読本14)密室入門! (ナレッジエンタ読本14)
(2008/11/20)
有栖川有栖(ミステリ作家)×安井俊夫(一級建築士)

商品詳細を見る
密室」は、ミステリ作品には欠かせない魅惑的なアイテムだ。この「人間が出入りできなかったであろう部屋」で行われる不可能犯罪について、本格ミステリの第一人者である有栖川有栖と、ミステリをこよなく愛する一級建築士・安井俊夫が、タッグを組んで立ち向かう。密室とはどういうものか?密室を実際に作ることはできるのか?古今東西の作品を例に、論理と建築の両面から、密室の仕組みとその謎に挑む。ミステリが200パーセント楽しくなる一冊。

有栖川有栖さんと、ミステリファンで建築家の安井俊夫さんとの共著「密室入門!」(メディアファクトリー)を読みました。

「第9回本格ミステリ大賞」の「評論・研究部門」の候補に挙がっていた1冊で、何度か過去の記事にも書きましたが、先月、ちょうど開票式に向かう飛行機の中で読んだ本です。

かなり熱心なミステリファンである安井さんは、有栖川さんの「女王国の城」に登場する「城」の図面を描かれた方でもあります。

この本は基本的に、お二人の対談に色々な図面や注釈を加えて分かりやすくまとめてある“対談集”のようなものなのですが、内容は密室の定義・分類から、建築家の目から見た密室、「電子ロック」や「生体認証」など最新の建築事情(密室事情?)など、非常に多岐に渡っており、とても楽しめました。

古典的な「針と糸」の解説から、天城一さんの定義する「純密室」などの話までとにかく「密室」づくし!

さすがに私もミステリファンとして「ビギナー」と呼ばれる段階は過ぎている気がしますので、紹介されている各種密室パターンもどちらかといえば“復習”という印象でしたが、とはいえ紹介されている作品群は未読の物も多く、色々と勉強になりました。

そして何より、密室について、そしてミステリについて語るお二人の会話の楽しそうな事!

有栖川さん自ら「大の大人2人が泥んこ遊びをするように語りまくった」と評していますが、まさにその通りの空気がとても良く伝わってきました。

同じ趣味を持つ仲間と好きな事について語り合うというのは、いくつになっても楽しい事ですよね。

きっと大学のミス研などもこんな雰囲気なのでしょう、うらやましい・・・(私の大学には残念ながらミス研はありませんでした・・・・・が、軽音楽部で毎日のように音楽に明け暮れてはいましたが)。


最後に、冒頭の有栖川有栖さんの「まえがき」から一部引用を。

「なぜ山(エベレスト)に登るのか?」
ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで訊かれた登山家ジョージ・マロリーは、こう答えた。
「そこに、それがあるからだ」
ミステリ作家への架空の質問に答えよう。
「なぜ密室を書くのか?」
「そこに、それがないからだ」


ああ、なぜこの人はこんなクサイ台詞がサマになるんでしょう。


あぁ、まだまだ、もっともっとたくさんのミステリを読みたい!という気持ちにさせる1冊でした。







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2009/06/17 01:52|・有栖川有栖TB:0CM:0

 

幅広い作風を持つ覆面作家、鯨統一郎さんの著作リストを作りました。


「早乙女静香(宮田六郎)シリーズ」
 ・邪馬台国はどこですか?・・・創元推理文庫(’98)
 ・すべての美人は名探偵である・・・光文社カッパ・ノベルス(’04)、光文社文庫(’07)
 ・新・世界の七不思議・・・創元推理文庫(’05)

「とんち探偵一休さんシリーズ」
 ・金閣寺に密室(ひそかむろ)・・・祥伝社ノン・ノベル(’00)、祥伝社文庫(’02)
 ・謎解き道中・・・祥伝社ノン・ノベル(’03)、祥伝社文庫(’06)

「古事記伝シリーズ」
 ・千年紀末(ミレニアム)古事記伝Onogoro・・・ハルキ文庫(’00)
 ・新千年紀古事記伝Yamato・・・ハルキ文庫(’01)

「波田煌子シリーズ」
 ・なみだ研究所へようこそ!・・・祥伝社ノン・ノベル(’01)、祥伝社文庫(’04)
 ・なみだ特捜班におまかせ!・・・祥伝社ノン・ノベル(’05)、祥伝社文庫(’09)
 ・なみだ学習塾をよろしく!・・・祥伝社ノン・ノベル(’07)
 ・蒼い月・・・祥伝社ノン・ノベル(’08)

「麓うららシリーズ」
 ・タイムスリップ森鴎外・・・講談社ノベルス(’02)、講談社文庫(’05)
 ・タイムスリップ明治維新・・・講談社ノベルス(’03)、講談社文庫(’06)
 ・タイムスリップ釈迦如来・・・講談社ノベルス(’05)、講談社文庫(’08)
 ・タイムスリップ水戸黄門・・・講談社ノベルス(’06)
 ・タイムスリップ戦国時代・・・講談社ノベルス(’08)

「間暮警部シリーズ」
 ・「神田川」見立て殺人・・・小学館(’03)、小学館文庫(’06)
 ・マグレと都市伝説・・・小学館文庫(’07)
 ・マグレと紅白歌合戦・・・小学館文庫(’09)

「湾田乱人シリーズ」
 ・ミステリアス学園・・・光文社カッパ・ノベルス(’03)、光文社文庫(’06)
 ・パラドックス学園・・・光文社カッパ・ノベルス(’06)、光文社文庫(’09)

「六波羅一輝シリーズ」
 ・白骨の語り部・・・中央公論新社Cノベルス(’06)
 ・ニライカナイの語り部・・・中央公論新社Cノベルス(’08)
 ・京都・陰陽師の殺人・・・中央公論新社Cノベルス(’09)

「その他」
 ・隕石誘拐 宮澤賢治の迷宮・・・光文社カッパ・ノベルス(’99)、光文社文庫(’02)
 ・北京原人の日・・・講談社(’01)、講談社文庫(’05)
 ・九つの殺人メルヘン・・・光文社カッパ・ノベルス(’01)、光文社文庫(’04)
 ・鬼のすべて・・・文藝春秋(’01)、光文社文庫(’08)
 ・Candy・・・祥伝社文庫(’01)
 ・文章魔界道・・・祥伝社文庫(’02)
 ・ふたりのシンデレラ・・・原書房ミステリー・リーグ(’02)、光文社文庫(’05)
 ・悪魔のカタルシス・・・幻冬舎文庫(’02)
 ・みなとみらいで捕まえて・・・実業之日本社ジョイノベルス(’03)、光文社文庫(’07)
 ・ヒミコの夏・・・PHP研究所(’03)、PHP文庫(’08)
 ・月に吠えろ! 萩原朔太郎の事件簿・・・徳間書店トクマ・ノベルス(’03)、徳間文庫(’06)
 ・あすなろの詩(うた)・・・角川文庫(’03)
 ・富士山大噴火・・・講談社(’04)、講談社文庫(’07)
 ・ハッとしてトリック!・・・中央公論新社Cノベルス(’04)
 ・喜劇ひく悲奇劇・・・ハルキ・ノベルス(’04)
 ・いろは歌に暗号(かくしごと)・・・祥伝社ノン・ノベル(’04)、祥伝社文庫(’08)
 ・Morning girl・・・原書房(’05)
 ・包丁人轟桃次郎・・・早川書房ハヤカワ・ミステリワールド(’05)
 ・Kaiketsu!赤頭巾侍・・・徳間書店(’06)、徳間文庫(’09)
 ・オレンジの季節・・・角川書店(’06)
 ・親鸞の不在証明・・・祥伝社ノン・ノベル(’06)
 ・浦島太郎の真相・・・光文社カッパ・ノベルス(’07)
 ・ルビアンの秘密・・・理論社ミステリーYA!(’07)
 ・いつか、キャッチボールをする日・・・PHP研究所(’07)
 ・異譚・千早振る・・・実業之日本社(’07)
 ・ABCDEFG殺人事件・・・理論社ミステリーYA!(’08)
 ・哲学探偵・・・光文社カッパ・ノベルス(’08)
 ・鬼姫人情事件簿・・・PHP研究所(’09)


’09.7.30 改訂2版
太字は既読作品)







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2009/06/16 01:48|鯨統一郎著作リストTB:0CM:0

 

黒田研二さん脚本(前川かずおさん画)の「逆転検事 第7話”逆転の銃弾③”」を読みました。



行方不明の宝石は結局見つからず、人質だった「一十路千佳」も明日退院することに。

しかし彼女の退院より一足早く、我らが御剣検事は真相に辿り着いたようです。


まず宝石の隠し場所は間違いなくあそこですね。

これはあからさまなので分かりやすかったです。

運転席のシートの件はやはりそういう事ですね。

拳銃とホルスターの不審点は「血」でしょうか?

「SALT」と「SUGAR」は、あの「順番」が違うという事ですね。


さて、いよいよ次号では真相が解明されるはず。

楽しみです♪




そして、ニンテンドーDSの「逆転検事」も好評発売中!

逆転検事(通常版)逆転検事(通常版)
(2009/05/28)
Nintendo DS

商品詳細を見る

第2話の「逆転のエアライン」を先日クリアしました。

前・後編に分かれているだけあって長かったですが、「狩魔冥」の登場がファンには嬉しかった。

相変わらずムチが冴えわたっていました(笑)

第3話ではオリジナルキャラクターが登場するようですね。




そして!

先日、いよいよ「逆転検事」(ヤンマガKC)の第1巻が発売になりました。

逆転検事 1 (ヤングマガジンコミックス)逆転検事 1 (ヤングマガジンコミックス)
(2009/06/05)
黒田 研二カプコン

商品詳細を見る

「逆転のコスチューム」と「逆転のラストナンバー」が収録されています。

恒例のおまけマンガも巻末に付いていて楽しめましたが、くろけんさんが登場してなかったのがちょっと残念。

ど~ぞ皆様、お近くの書店でお買い求めくださいませm(_ _)m







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2009/06/11 16:02|逆転裁判&逆転検事TB:0CM:2

 

ペガサスと一角獣薬局ペガサスと一角獣薬局
(2008/08/21)
柄刀一

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ユニコーン。ペガサス。ドラゴン。永遠の命と再生する館。伝説に秘められているのは、祈りかそれとも禍か。“世界の伝説と奇観”を取材するフリーカメラマンの南美希風が挑む、奇跡としか呼びようのない難事件。壮大にして奇想天外、柄刀一の真骨頂。

柄刀一さんの「ペガサスと一角獣薬局」(光文社)を読みました。

雑誌「ジャーロ」に、2004年から2008年にかけて掲載された作品4篇に書き下ろし1篇を加えた短編集です。

残念ながら私はこれまでのシリーズ作品は未読なのですが、この短編集は「南美希風シリーズ」の最新作、という位置づけのようです。

第9回本格ミステリ大賞の候補作でしたので当然公開開票式の前には読んでいたのですが、記事を書くのがすっかり遅くなってしまいました・・・。


「龍の淵」

フリーのカメラマンとして「世界の伝説と奇観」というテーマで世界中を取材している「南美希風」ですが、この日はイギリスの山間部に建てられたある山荘を訪れています。

この山荘の主人は「リチャード・クレボルト」。

この地には「龍」に関する伝説が数多く残っており、またこの山荘には“龍の木乃伊”が飾られているのです。

吹雪となったこの晩、家具職人の「エドマン・ボーグ」、女医の「マチルダ・バーシュ」、クレボルトの下で働いている「モスマン・ランドフィールド」と共にこの山荘に泊めてもらう事になった美希風。

翌朝、目を覚ました美希風が2階の個室を出てホールに降りようとすると、山荘の玄関が血の海になっているのが目に入ります。

玄関の扉には内側から巨大な力で粉砕したかのような大きな穴が開き、そのそばには山荘の主人であるクレボルトの、胸と腹の辺りをえぐられ、上半身と下半身がちぎれそうになっている血まみれの死体が。

棚からは“龍の木乃伊”が姿を消しており、現場の様子は、まるで伝説に沿って龍が蘇り、クレボルトの体と玄関のドアを貫いて飛び去ったかのように見えます。

いくつかの手掛かりから、美希風は見事に真相を解明するに至るのですが、う~ん、豪快なトリックだとは思いますが、ちょっと無理があるような。


「光る棺の中の白骨」

この作品は本格ミステリ作家クラブ編のアンソロジーで既読ですので、そちらをご覧くださいませ→「大きな棺の小さな鍵/本格ミステリ作家クラブ編」読了。


「ペガサスと一角獣薬局」

イギリスのウェールズ地方の北部に位置する「シャルウッドの森」という所にユニコーンがいるという情報をつかんだ美希風は、早速この地を訪れ、しかも美希風自身がそのユニコーンを実際に目撃します。

しかも最近ではユニコーンだけではなく、ペガサスを見たという情報も。

このシャルウッドの“城(シャトー)”に住んでいる「エベレット子爵」の下で働いている「ケヴィン」がペガサスの足跡を見つけたというので、彼の案内で森に入ってみると、確かに一組の蹄の跡が、まるでそこから飛び立ったかのように道の途中で忽然と消えています。

ところがその晩ケヴィンの弟である「ロイ」が死体で発見され、鳩尾には蹄で蹴られたような痣が、そして背中には、まるで角で貫かれたかのような円錐形の刺し傷が残っていました。

しかもその少し後、行方不明のケヴィンを捜していた美希風たちの目の前に、なんと上空からものすごい速さでケヴィンが落下してきて、真っ逆さまに地面に叩きつけられたまま絶命します。

ロイはユニコーンに刺し殺されたのか?

ケヴィンはペガサスの上から落下したのか?

その真相は、どうぞ作品を読んでお確かめくださいませ。

ミステリだけではなくファンタジーも好きな私にとって聖獣たちの登場はもちろん魅力的だったのですが、今回の作品ではそれ以上にクララとグラディスおばあちゃんの二人に心惹かれました。

最後の一文が白眉です。


「チェスター街の日」

今回の主人公は美希風ではなく、電動車椅子に乗った32歳の東洋人「草薙哲哉」です。

マレーシアで農園や鉱山を所有する叔父から大きな遺産を相続した哲哉は、その財産を狙う叔父の元部下たちからつけ狙われます。

その悪党グループ(叔父の元部下たち)の尻尾を押えるための重要な証人を探して、哲哉は弁護士の「トニー・ベンソン」と一緒に、イングランドの中東部、チェシャ州にある「ランドエンド・ハウス」を訪れますが、そこで弁護士ともども怪我を負ってしまい、しかも治療の為に立ち寄った病院からの帰り道に突然背後から襲われ、意識を失ってしまいます。

目を覚まし、軟禁場所から何とか脱出した哲哉でしたが、謎めいた生命力に満ちたパワースポットとして“再生館(リジェネレイト・パレス)”とも呼ばれているランドエンド・ハウスを再び訪れてみると、血の染みがついたはずの石柱はきれいになっており、死んだはずの犬は生き返り、枯れかけていた木には青々と葉が茂っています。

混乱した彼は、偶然出会った「B・B」と名乗る東洋人らしい女性に言われるまま、あるパブに入るのですが、そこで美希風と出会い、自身の奇妙な体験を話します。

彼の話を聞いた美希風が辿り着いた真相は・・・?

いや~、こういうタイプのミステリは大好きです!

多少ご都合主義的な部分があるのは否めませんが、それを補って余りある非常に魅力的な真相でした(阪神タイガーズうんぬんには笑わせていただきました)。

微笑ましく美しいラストシーンも最高です。


「読者だけに判るボーンレイク事件」

出版社に勤めている「フォンド」は、ある雑誌の企画でボーンレイクを訪れています。

そしてフォンド副部長を始めとする撮影チームを案内するのは、この辺り一帯の大地主にして資産家の「リチャード・クレボルト」。

カメラマンの「マーフィー」は、“龍の骨”と呼ばれる湖底木を撮影するためにクレボルトからボートを借りようとしますが、フォンドは“ある理由”から何とかそれを阻止しようとします。

そしてフォンドがその3年前の出来事に思いを馳せながら撮影を続けていると、ロッジの夜回りからクレボルトが戻ってきて・・・・・。

いや~、まさに“読者にだけ判る”ですね。

この作品に描かれていない真の物語を知る事が出来るのは、この短編集の1作目「龍の淵」を読んだ読者だけです。

こういう趣向はすごく好きです。


さて「第9回本格ミステリ大賞」こそ惜しくも逃したものの、それでこの作品の価値が下がる訳ではありません(と言うか、そもそも候補作に選ばれた事自体がこの作品の面白さを保証している訳ですが)。

柄刀一さんの「南美希風シリーズ」。

また1作目から読みたいシリーズが一つ増えてしまいました。







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2009/06/11 11:39|・柄刀一TB:0CM:0

 

先日「第9回本格ミステリ大賞公開開票式」に出席するため東京に行った際、池袋にある「旧江戸川乱歩邸」を見学してきました。

本当は池袋の光文社ビル内にある「ミステリー文学資料館」に行って「”疾走する本格ミステリーの騎士 島田荘司、その挑戦と冒険”展」を見る予定だったのですが、よく場所を調べずに行ったため光文社ビルがどこにあるか分からず、急きょ予定を変更して、近くの本屋のガイドブックで見つけた「旧江戸川乱歩邸」に行ってきました。

立ち読みしたガイドブックによれば「月・水・金開室(火・木・土・日休館)」となっていたので「よしっ!今日はちょうど水曜日だから開いてる!」と喜んで入口まで行ったのですが、門から入ろうとすると、なぜか「ガチャガチャ!!」(←鍵が閉まってる)。

旧乱歩邸(表札)

諦めきれない私はケータイでググって電話番号を調べ、早速電話してみると・・・・・

私「すみません、見学に来たのですが鍵が閉まってて入れないんです。入口の所にいるのですが」

女性「すみません、一般公開は毎週金曜日だけなんですよ」

私「え~!(よく見ると確かに入口には「公開は金曜のみ」と書いてある・・・がっかり)」

女性「遠くからいらしたんですか?」

私「九州から・・・・」

女性「そんな遠くから!? じゃあせっかくなんで開けましょう」

私「えっ! ありがとうございます!

ってな感じのやり取りで、特別に見学させて頂ける事になりました。

本当に感謝感謝です。

やはり江戸川乱歩先生はミステリ好きを見捨てなかった(?)。


という事でまずは応接間。
旧乱歩邸(応接間①)

壁には還暦を記念したとされる肖像画が飾ってあります。


続いてもう一枚。
旧乱歩邸(応接間②)


そして、これがあの「貼雑年譜(はりまぜねんぷ)」です(ただしもちろんレプリカ)。
旧乱歩邸(貼雑年譜レプリカ)

手前のショケースには著作が並べられています。


そして「別冊宝石」の「江戸川乱歩還暦記念号」も飾られていました(右端)。
旧乱歩邸(ショーケース)


また別のショーケースには、あの「黄金仮面」も飾られていました(サインは宝塚の方のだそうです)。
旧乱歩邸(黄金仮面)

ガラス越しだったので写真が見づらくてすみません・・。


そしてここには、乱歩先生自筆のあの「言葉」が。
旧乱歩邸(うつし世は~)

これを見た瞬間は、感動のあまり全身に鳥肌が立ちました。


そして、数多くの蔵書が収められている土蔵です。
旧乱歩邸(土蔵外観)

この土蔵は、ごくまれにしか公開されないそうです。




いや~予定外に立ち寄った「旧江戸川乱歩邸」でしたが、本当に感動の嵐でした。

実は他にも見せていただいた所があるのですが、残念ながらブログにはアップ出来ませんのでご了承くださいませ。



そういえば、2003年から刊行された光文社文庫の「江戸川乱歩全集 全30巻」は全巻持っているのですが、まだ23巻までしか読めていない・・・。

早く残りの7冊もちゃんと読まないと。


思いがけず色々と見せて頂いて、それまで何だかすごく遠い存在だった江戸川乱歩先生が、少しだけ身近な存在になった気がしました(気のせい?)。







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2009/06/06 00:57|・江戸川乱歩TB:1CM:6

 

黒田研二さん脚本(前川かずおさん画)の「逆転検事 第6話”逆転の銃弾②”」を読みました。

4話完結のエピソードの2話目です。



若い女性を人質にとって廃墟ビルに立てこもるも、最後には射殺されてしまった宝石強盗犯。

脇腹を撃たれて重傷を負いながら、なんとか一命を取り留めた常世巡査。

人質は無事に救出されましたが、盗まれた宝石がどうしても見つかりません。


相変わらず直情的で単純なイトノコ刑事には、なんだか癒されます

1話目から怪しいと感じていたあの人物ですが、どうやら御剣検事もその人物を疑っている様子。

犯人が逃走に使った車の運転席の状況から考えても、表向きの事件とはまったく別の真相が見え隠れします。

常世巡査が肝心な所だけよく覚えていないというのは、ちょっと(ミステリとして)都合がよすぎる気がしないでもないですが、そこはあえてスルーするとして、今回の第2話目ではまだ情報不足ですので、ヒントが出揃うであろう来週号を楽しみに待ちます♪





さて、先週ついに発売になったDSの「逆転検事」。

逆転検事(通常版)逆転検事(通常版)
(2009/05/28)
Nintendo DS

商品詳細を見る


先ほど、第1話「逆転の再訪者」をクリアしました。

相変わらずこのゲームはキャラが立ちまくっていて面白い!

第1話はオープニングの段階で犯人が分かっていましたので、そういう意味では「倒叙もの」という事になるのでしょうか。

「ムジュン」を「つきつけた」ときのキャラのリアクションが楽しいですよね。

最後にはメダル(?)食べてたし・・・。

逆転検事」では新キャラクターが続々と登場するようですが、「須々木マコ」の登場は懐かしかったです。

逆転裁判」を思い出せば、あの事件ではこの「須々木」という名前が事件の鍵でした。


「オバチャン」も出てきてくれると嬉しいな~♪




最後にコミックのお知らせです。

「逆転のコスチューム」「逆転のラストナンバー」が収録された、ヤンマガKC「逆転検事 第1巻」は6/5(金)発売です。

全国の書店でぜひお買い求め下さいませ。







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2009/06/02 12:26|逆転裁判&逆転検事TB:0CM:0

 

さて、先日アップした「真面目編」に続いて、「第9回本格ミステリ大賞公開開票式レポート(ミーハー編)」です。


公開開票式&記者会見の詳細なレポートはこちらから→「第9回本格ミステリ大賞公開開票式レポート(真面目編)」。


公開開票式やその後の記者会見はもちろんミステリファンにとって非常に貴重な体験でしたが、それと同じぐらい楽しかったのが、やはり「作家さんたちとの交流」です!

公開開票式が始まるまでの時間や、開票式から記者会見までの休憩時間、厚かましくたくさんの著書を持参した私は次々と名刺(音倉誓示の名刺&本名の書店店長の名刺)を配りつつサインをねだっていきました。

ちなみに作家さんとのツーショット写真は、ほとんど黒田研二さんが撮影してくださいました。

この場を借りて、改めてお礼を言わせて頂きます。

本当にありがとうございましたm(_ _)m


という事で、手当たり次第にサインを頂いたり写真を撮らせて頂いたりしましたので、とりあえず五十音順に紹介させていただきます。
(画像は全てクリックで拡大します)


「芦辺拓さん」

という事でトップバッターはこの方、1990年に「殺人喜劇の13人」で第1回鮎川哲也賞を受賞し、その後も「森江春策シリーズ」を軸に多彩な作品で活躍中の「芦辺拓」さんです。

芦部拓さんと(第9回本格ミステリ大賞公開開票式)

一昨年の3月にピアニストの女性と結婚されたという事で、本当におめでとうございます。

芦辺さん曰く、その前年(2006年)にミステリ界を震撼させた、倉阪鬼一郎さんの突然の結婚の影響を受けたそうです(^^)

芦辺さんにはもちろん「裁判員法廷」にサインを頂きました。
芦部拓さんサイン本(裁判員法廷)

「トリックより他に神はなし」の文字が光ります

芦辺さんが休憩時間に、私と同じく読者当選枠で参加していた「みっつ」さんの本に(確か「グラン・ギニョール城」だったかな)持ち主がいない間に勝手にサインをした時は、その場にいた全員が大爆笑でした(←みっつさんのレポートもご覧くださいませ)。


「綾辻行人さん」

綾辻さんには私の思い出の作品「十角館の殺人」にサインを頂きました(「暗黒館の殺人 限定愛蔵版」とどっちを持っていくか悩んだのですが)。
綾辻行人さんサイン本(十角館の殺人) 059

私は小学校の頃に、図書室で江戸川乱歩やクイーン、クリスティなどの児童向けに書かれた本を読み漁り、中学生の時に赤川次郎、高校生の時に西村京太郎、大学生の時に内田康夫の、当時手に入った作品を全て読破し、社会人になってからはなぜか一時本から離れていた時期もありました。
(と書くと孤独な少年(青年)だったと誤解されそうですが、あくまで部活のサッカーや、サークルのバンド活動やバイクのツーリングの合間に、です。)

しかし書店に転職し、また少しずつ色々な本を読み始めた中で出会ったのが、この「十角館の殺人」でした。

それから6年。

それ以来、今でもただひたすら「本格ミステリ」を読み続けています。

「十角館の殺人」は、私をミステリの世界に連れ戻してくれた(と言うよりは”本格ミステリの世界にいざなってくれた”と言う方が正しいかな)大切な大切な一冊なのです。

とまあ、そこまで詳しい話は綾辻さんにはしませんでしたが「この作品が、私をこんな風に(大のミステリファンに)した犯人です」と言うと、「それは嬉しいなあ」と笑ってくださいました


あっ!

パズルくん(同じく読者参加の高校生)と綾辻さんのツーショット写真は撮ってあげたのに、自分のは撮りそびれてる・・・。


「有栖川有栖さん」

有栖川さんには「女王国の城」にサインを頂きました。
有栖川有栖さんサイン本(女王国の城)

候補作の「密室入門!」も、行きの飛行機の中で読むために持っていたのですが、さすがに2冊は厚かましいかな、と思って「女王国の城」だけお願いしました。

持参したサインペンをお渡ししようとすると、おもむろにマイサインペン(インクはシルバー!)を出されて、すらすらとサインを書いて下さいました。

あこがれの作家さんを前にしてガチガチに固まったまま「めちゃめちゃ緊張してます」と言うと、「緊張なんかせんでええのに」と笑われてしまいました

有栖川有栖さんと(第9回本格ミステリ大賞公開開票式)

サインは開票式の前に頂いたのですが、その後の休憩時間にロビーで写真も撮って頂きました(くろけんさんに)。


あ~、襟元に付けてたピンバッジの事に触れるのを忘れてた~(「有栖川探偵小説事務所」の堀江梨穂さんが作成したアレです)。

有栖川さん、気付いてくれてたかなぁ?


「乾くるみさん」

話題作「イニシエーション・ラブ」が一世を風靡した乾くるみさんです。
乾くるみさんと(第9回本格ミステリ大賞公開開票式)

公開開票式の会場に来たのはいいものの、どうしていいか分からずにおろおろしていた私に最初に声を掛けてくださったのが乾さんでした。

ちなみに「くるみ」という名前のせいもあって、いまだに乾さんを女性だと思っている方も多いようですが・・・・読者の夢を壊してごめんなさい(笑)

サインは「イニシエーション・ラブ」にお願いしました。
乾くるみさんサイン本(イニシエーション・ラブ)

早く他の作品も読まないとっ


「歌野晶午さん」

言わずと知れた、歌野晶午さんです。

私と同じ福岡県出身ですが、同じ福岡県でも私の出身地は歌野さんとは比べ物にならないほどすごい田舎です・・・。

歌野さんには「葉桜の季節に君を想うということ」の単行本にサインを頂きました。
歌野晶午さんサイン本(葉桜の季節に君を想うということ)

発売と同時にすぐ買って読み、まだ話題になる前から「この作品はすごい!」と周りに言ってまわっていたら案の定どんどん話題になっていったという、ちょっと思い出深い1冊です。

「本格」というジャンルに対してどこか少し離れた立ち位置を模索しているようにも見えますが、フェアな描写に細心の注意を払っているその作品群にはいつも感心させられます。


「大倉崇裕さん」

コロンボマニアで知られる大倉崇裕さんです。

サインは、大好きなシリーズ「福家警部補の挨拶」に書いていただきました。
大倉崇裕さんサイン本(福家警部補の挨拶)

「オージロー」(だと思いますたぶん)のイラストがかわいい

大倉さんのブログは毎日のように読ませて頂いているのですが、福家警部補シリーズ最新刊「福家警部補の再訪」のネットサイン本販売が締め切られた事をこのブログで知り、愕然。

東京創元社のメルマガで、いつも好きな作家さんのネットサイン本はいち早く予約するのですが、なぜか4月中旬からメルマガが突然来なくなっており、サイン本の発売を知らないまま受付を締め切られてしまいました・・・・ショック。

まあサインよりも作品の方が大切ですので、素直に自分の店で買います。

「ミステリーズ!」での連載再開の準備もだいぶ進んではいるようですが、中々苦戦しているそうです。

楽しみに待ち続けます。


「太田忠司さん」

狩野俊介シリーズや霞田兄妹シリーズで有名な太田忠司さんです。
太田忠司さんと(第9回本格ミステリ大賞公開開票式)

個人的には、一番最近では「奇談蒐集家」(創元クライム・クラブ)で楽しませていただきました。

プライベートでよく黒田研二さんや未読王さんたちと交流されているようです。

ウェブサイト作成においては、辻真先さんの先輩(?)なのかな。


「加賀美雅之さん」

シャルル・ベルトランシリーズの加賀美雅之さんです。
加賀美雅之さんと(第9回本格ミステリ大賞公開開票式)

「Kappa‐One」で石持浅海さんや東川篤哉さんと同時期にデビューされた作家さんですね。

ご本人に聞いた訳ではありませんが、確か兼業作家さんだったの思うので、少しずつでも新作を発表して下さると嬉しいです。


「北村薫さん」

言わずと知れた「本格ミステリ作家クラブ」現会長、「日常の謎派」の創始者(?)である北村薫さんです。

ちなみにクラブの会長は今度は辻真先さんに交代するようです。

先日文庫になった「ニッポン硬貨の謎」にサインを頂きました。
北村薫さんサイン本(ニッポン硬貨の謎)

猫好きで有名な北村さんだけあって、サインはかわいい猫のイラスト入りでした

写真もお願いしたかったのですが、さすがに常に入れ替わり立ち替わり出版社の方などが話しかけられていて、とうとうタイミングを逸してしまいました


「霧舎巧さん」

「ドッペルゲンガー宮《あかずの扉》研究会流氷館へ」で第12回メフィスト賞を受賞してデビューされた、霧舎巧さんです。
霧舎巧さんと(第9回本格ミステリ大賞公開開票式)

作品はいくつか読んでいますが、肝心の「《あかずの扉》研究会シリーズ」と「私立霧舎学園ミステリ白書シリーズ」が未読という、いやまったく恥ずかしい・・・。

近いうちに一気読みする予定です(自店の棚にも全点揃えました!)。

皆さんラフな格好で集まっている作家さんの中では珍しくネクタイ姿だったのですが、どうやら以前こういう場に着て来ていた私服があまり評判がよくなかったそうで(どんな服だったんだろう・・・)、それ以来いつもこの恰好だそうです。

ちなみに写真の右側にいらっしゃるのは二階堂黎人さん、その後ろは(このあと載せますが)東川篤哉さんです。

どうでもいいですが、霧舎さんの書く字が非常に几帳面なかわいい(?)字だったのが妙に印象に残っています

年齢でもメフィスト賞の受賞年でも黒田研二さんの先輩のはずですが、なぜかくろけんさんに妙にイジられていたのはそういうキャラなのでしょうか?


「黒田研二さん」

と言う事で、その黒田研二さんです。
黒田研二さんと(第9回本格ミステリ大賞公開開票式)

おデコがテカテカしてる・・・・

いやそれはさておき、昨年このブログを始めた時、どうしても「本格ミステリ作家クラブ」のサイトを一番にリンク集に加えたくてクラブの事務局宛にメールを送ったのですが、その時たまたま(?)返事を下さったのがこの黒田研二さんでした。

初めての本物の作家さんからのメールに舞い上がりながらその後も何度かやりとりさせて頂き、今回この公開開票式に応募したのも、くろけんさんに実際にお会いしてみたいというのが大きな動機の一つでした。

実際にお会いしてみると、思っていた通りとても変態とは思えない親切な方で、前述の通り作家さん方の写真やサインをねだる際も色々と助けて頂きました。

心の中では「どうせファンなら若い女性がよかったのに」などと思っていたでしょうが、本当に色々とお世話になりました。

「本格ミステリ」から離れない限りまたいつかお会いする機会もあるかと思いますので、その時はまたどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

ちなみに、デビュー作「ウェディング・ドレス」にサインを頂きました。
黒田研二さんサイン本(ウェディング・ドレス)

あのイラストは自画像なのでしょうか?


「柄刀一さん」

今回「ペガサスと一角獣薬局」が候補にあがっていた柄刀一さんです。
柄刀一さんと(第9回本格ミステリ大賞公開開票式)

いつもニコニコしていらっしゃいながらも、なにか「作家の風格」のような物を持っていらっしゃるように感じました。

サインは当然この作品に。
柄刀一さんサイン本(ペガサスと一角獣薬局)

公開開票式の前日ぐらいに読み終えたためまだこの作品の記事をアップできていませんが、これも近々書き終える予定です。


「辻真先(牧薩次)さん」

辻真先さんにはもちろんこの作品(完全恋愛)にサインを頂きました。
牧薩次(辻真先)さんサイン本(完全恋愛)

「辻真先」と「牧薩次」が相合傘に入っている貴重なサインです。

まだ開票式の前でしたので落ち着いて色々とお話をさせて頂く事ができ、私の「音倉誓示」という名前に興味を持って下さったので、由来などを説明させてもらいました。

77歳という年齢を全く感じさせない、ユーモアあふれる、本当に元気な方でした。

「本格ミステリ作家クラブ」の第3代会長に就任される事ですし、今後のますますのご活躍が本当に楽しみです。


「法月綸太郎さん」

本格推理作家としてだけではなく評論家としても活躍されている法月綸太郎さんです。
法月綸太郎さんと(第9回本格ミステリ大賞公開開票式)

「悩める作家」として有名(?)ですが、ゆっくりでいいので、これからも新作を楽しみにしています。


「東川篤哉さん」

「KAPPA-ONE」第1期生の東川篤哉さんです。
東川篤哉さんと(第9回本格ミステリ大賞公開開票式)

ユーモアミステリで人気の作家さんですが、まだほとんどの作品が未読・・・・・本当にごめんなさい。

霧舎さんの未読のシリーズなどと同じで、以前から読みたい読みたいと思いながら結局まだ読めていないという・・・・あぁもっと時間が欲しい。

次にお会いする時までには必ず全作品を読んでおきますm(_ _)m


「道尾秀介さん」

先日、新作「龍神の雨」を上梓された道尾秀介さんです。
道尾秀介さんと(第9回本格ミステリ大賞公開開票式)

「龍神の雨」はまだ読めていませんが、新作のたびに前作を超える作品を発表され、この方は一体どこまで高みに登っていくのでしょうか。

才能、という言葉で簡単に片づけてしまうのは私が非常に嫌う事の一つなのですが、それでもあえて素晴らしい才能の持ち主ではないか、と言いたくなる作家さんです。

関係ありませんが、私のような「男性のミステリファン」がまとわりついている作家さんが多い中で、なぜか道尾さんの周りだけは常に女性の姿が・・・・。


「山口芳宏さん」

「雲上都市の大冒険(「雲上都市の怪事件」から改題)」で第17回鮎川哲也賞を受賞してデビューされた山口芳宏さんです。
山口芳宏さんと(第9回本格ミステリ大賞公開開票式)

昨年の「豪華客船エリス号の大冒険」に続いて、今年も色々と新作の発表予定があるようですので、ますますのご活躍が楽しみです。


「おまけ」

法月綸太郎さん・道尾秀介さん・有栖川有栖さんの3名とご一緒に写らせて頂きました。

法月綸太郎さん・道尾秀介さん・有栖川有栖さんと(第9回本格ミステリ大賞公開開票式)

あまりの出来事に緊張してちっちゃくなっている私の隣で、なぜか私以上にちっちゃくなっている法月さんが印象的でした


という事で、本当にこの日は夢のような一日でした。

本当はあの場にいらっしゃった作家さん全員の全作品を読めていれば良かったのですが、まだまだ未読の作品が多くて恥ずかしい・・・。


しかし、サインよりも写真よりも、自分があの場に居合わせて、しかも色々な作家さんとお話をさせて頂く事が出来たというその貴重な体験こそが、本当にすばらしい財産です。

お相手して下さったミステリ作家の皆様、本当にありがとうございました。

書く側と読む側。

形は違えど、「本格ミステリ」を愛する心は皆様にも負けないつもりです。


ってな感じで、「第9回本格ミステリ大賞公開開票式レポート(ミーハー編)」でした!







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2009/06/01 00:39|第9回本格ミステリ大賞TB:0CM:6

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