~愛すべき「本格ミステリ」の世界~

プロフィール 

音倉誓示(Otokura Seiji)

Author:音倉誓示(Otokura Seiji)
魅力的な謎。論理的な解決。そして少しの遊び心♪
「本格ミステリ」の魅力が少しでも多くの人に伝わりますように。
元、某地方書店チェーンの店長。
九州在住。

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裁判員法廷裁判員法廷
(2008/02)
芦辺 拓

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有罪、それとも無罪?被告人の運命は、あなたたち六人に委ねられた。いわくありげな裁判員たち、二転三転する評議、そして炸裂する究極のどんでん返し!裁判員制度のすべてがわかる、傑作リーガルサスペンス。

先日の「探偵Xからの挑戦状!”森江春策の災難”」にタイミングを合わせた訳ではありませんが、「第9回本格ミステリ大賞」候補作の一つ、芦辺拓さんの「裁判員法廷」(文藝春秋)を読みました。

いよいよ来月から裁判員制度がスタートする訳ですが、かなり賛否両論あるこの新制度、個人的には「実際にやってみないと分からない」というのが正直な感想ですが、これによって人の一生が左右される訳ですから無関心ではいられません。

最近では、「やっていない事の証明」が難しいがゆえに多くの冤罪が生まれていると言われている痴漢事件に最高裁で逆転無罪の判決が出たり(今までであればせいぜい「差し戻し」ぐらいではなかったかと思います)、DNA鑑定の精度向上により次々に過去の誤審が判明するなど、色々と話題の多い「裁判」ではありますが、実際に自分が裁判員になったらどうなるのかは(私を含め)意外にあまり知らない人が多いのではないでしょうか。

という事で「本格ミステリ」であると同時に「シミュレーション小説」でもあるこの芦辺拓さんの「裁判員法廷」、非常に興味深く読みました。

ちなみにこの3つの作品が収められた中編集でそれぞれの主人公を務めるのは、いずれも思いもかけず裁判に関わることになった「あなた」自身です。


「審理」

呼出状に従って裁判所を訪れた「あなた」は、傍聴席ではなく――もちろん証言台でも、被告や原告の席でもなく――職業裁判官と同じ並びに用意された裁判員用の座席に腰を下ろします。

裁判員である「あなた」の役目は、職業裁判官とともに法廷での証言や証拠を十分に吟味し、被告人の有罪・無罪を、そして有罪の場合は刑の軽重までも判断することです。


まず今回の事件。

被告人「有賀誠彦」は、あるビルの3階にある「鷺坂コンサルティング」の事務所で、この事務所のオーナーである「鷺坂太一」を殺害したという「殺人」の罪で起訴されています。

検事は、社長秘書のようなスーツを着た愛らしい女性「菊園綾子」。

それに対し被告人の有賀、および彼の弁護人である「森江春策」は、被害者には指一本触れていないと「無罪」を主張しています。

様々な人物が証言台に立ちますが、彼らに対する森江の質問は何か的の外れたものばかり。

一見事件に関係なさそうな話や、時には被告人を不利にしてしまうような証言を次々に引き出していきます。


「赤いてのひら」「古いモノクロ映画のワンシーン」など一見何の繋がりもない数々の事象が、最後には綺麗に真相を照らし出す一筋の光となるあたりはまさしく正統的な本格ミステリであり、菊園検事と森江春策の対決としてもとても楽しめましたが、本来主役であるはずの「あなた」が単なる傍観者のような立場のまま物語が終結したのは、この作品の趣旨から考えると少し物足りない印象もありました。


「評議」

今回の主人公も、一般人でありながら「裁判員」として裁判所からの呼び出しを受けた「あなた」です(ただし第1話の「審理」とは別人)。

今回も被告人の「無罪」を主張している弁護人の「森江春策」ですが、なんと用意していた証人が法廷に姿を現さないという異例の事態に追い込まれています。

第1話「審理」は、検事と弁護人のやり取りを裁判員である「あなた」が見ているシーンが中心でしたが、今回は弁護側の証人が来ないまま閉廷し、物語は職業裁判官3名と一般の裁判員6名が事件について話し合う「評議室」でのやり取りを中心に語られます。

6名の裁判員は年齢も職業もバラバラですが、今回の事件については職業裁判官たちが被告人は「有罪」であるという印象を持つ中で、裁判員の大半は――弁護人「森江春策」の最終弁論になにかしらの影響を受けたのか――それぞれにわずかながら検察側の主張に対して疑問を持っています。


被害者が死に至ったアレについては私の知識不足が原因であまり驚きは得られませんでしたが(「意外な真相」と言うよりは「未知の殺人装置」を引き合いに出されたような印象でした)、ある裁判員の正体(ちょっと大げさかな)についての伏線や、評議の中で少しづつ真相が明らかになっていく過程は存分に楽しめました。


「自白」

今回の裁判では、被告人が罪を認めているにもかかわらず弁護人(森江春策)は「無罪」を主張するという、これまた異例のストーリーが展開されます。

今回も被告人を裁くのは3名の職業裁判官と6名の一般裁判員。

菊園検事は証人として、事件当日に被害者の自宅を訪れた5名のうち被告人を除いた4名、そしてさらに事件当日に被害者と電話で話をした不動産会社の営業マンや事件当日に現場付近を巡回していた警察官などを召喚します。

呼出状に従いこの場に足を運んだ「あなた」は、彼らのやり取りや証言をどのように受け止めるのか。



いや~、見事にやられました。

正直なところ「審理」「評議」は、それなりに面白くはあるものの今一つ物足りなさも感じていたのですが・・・そう来ましたか

非常にあざとくはありますが、決してアンフェアではない。

この辺りの匙加減というか「物語の”見せ方”」はさすがとしか言いようがありません。

もちろん単体で読んでもよく練られた作品ではありますが、やはりこの中編集の最終話に配置される事で最大限の輝きを放つ作品だと言えるでしょう。

ミステリを読む幸せを味あわせて頂きました。


別の記事でも少し触れましたが、個人的には――例えば現在「ミステリーズ!」に連載中の「綺想宮殺人事件」のような――あまりにペダンティックな作品は残念ながら少し苦手です。

私がヴァン・ダインの諸作を世間の評価ほどには楽しめなかったのもそれが原因かも知れません(いずれ好みは変わるかもしれませんが)。

ただ、なんだかんだ言ってもやっぱり芦辺拓さんはいいミステリを書く作家さんなのだな、という事は今回の「裁判員法廷」や「森江春策の災難」で思い知らされましたので、まだ未読の作品群もきちんと読んで行こうという気持ちになりました。



最後に、この本の「あとがき」で触れられていた「本格ミステリにおける”現実への切り込み”」に関しては少し考えさせられる所もありました。

本格ミステリとは、社会派とは、などと言い始めればいくら書いても語りつくせませんが、ミステリ――中でもとりわけ「本格ミステリ」――に誇りを持ち、真摯な姿勢でそれに向き合う芦辺拓さんには非常に好感が持てました。

セカイ系、などと呼ばれる作品を批判するつもりはありませんし「メフィスト」などで私も普通に楽しみながら読んでいたりしますが、やはり私は「大人の上質な知的遊戯」としての端正な「本格ミステリ」が一番好きだな~、などと一人で勝手に納得してしまいました。







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2009/04/30 11:15|・芦辺拓TB:1CM:7

 

先ほど「探偵Xからの挑戦状!”第5回”」の「森江春策の災難 解決編」が放送されました。



ありゃ~、スーツ男は森江の偽物で、加江田真世は新島ともかで、本物の森江はスーツ男にロッカーに閉じ込められてて、そこまでは完璧だったのですが、被害者が「花村カオル」だと分かった時点で崩れ落ちました・・・残念!

そこさえ間違えなければウルトラ正解者だったのですが、中々うまくいきませんね~。

もちろん事務所で被害者を刺したスーツ男がコートで被害者の振りをしてまた戻ってくるというのは一度は考えましたが、それだったら戻って来ずにそのまま逃げるだろ、と思ってこの推理はあっさり捨ててしまっていました。


でもここ数回と違って再現ドラマがほぼ小説通りでしたし、大きな論理的破綻も無かったので(刺された時コート着てるじゃん、とか、あの花村カオルがかわいらしい名前にふさわしい優しい外見か?とか、新島ともかが「あっ!」と言った後のドッタンバッタンは何だったの?とか、ツッこめばいくつかはありますが)正解はしなかったもののとても楽しめました!


博覧強記の芦辺拓さんの作品はペダンティックすぎる所が少し苦手であまり読んでいなかったのですが、ちょっと見方が変わりました。

先日読んだ「裁判員法廷」も面白かったし!


ただ今回はシリーズキャラクターをよく知らない人には少し不利だったかも。

まぁ、不利じゃなかったのに外した私が言うセリフではありませんが(あはははは・・・)。



ただしここで一つ、NHKにクレームです。

芦辺拓さんに落ち度はありませんが、どうやら推理投票の締め切り前に「スーツ男が非常階段を駆け降りるシーン」が番組の宣伝としてTVで流れていた様子。

それを見た人が一気に真相に近づいたのは必至。

小説を読んで推理するゲームである以上、出来れば公平性を欠く行為はやめて頂きたいです。



とか言いながら来週の火曜日の夜はNHKにチャンネルを合わせているかもしれない、意志の弱い私・・・(ハッ、それが狙いか!?)。




次は井上夢人さんの「セブ島の青い海」ですね。

今回も楽しみです。

そして今度こそ完全解答を~(毎回言ってますが)。







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2009/04/30 01:44|Season 1TB:0CM:5

 

昨夜「探偵Xからの挑戦状!”第5回”」である「森江春策の災難」の推理投票を送りました。


このシリーズは第2回から「特定の事柄に触れている正解者」だけを「完全解答者」として集計し始めたため第2回から正解者が激減していますが、今回こそ犯人を当てるだけではなく何とかキーワードにも触れないと・・・。

ま、それ以前に犯人自体分からないのですが・・・。



まず何も考えずにストレートに問題編を読むと、

森江探偵の事務所に「森江春策」がいる。

そこに背中を刺されて瀕死のコート男が入ってきて、事務所にたどり着くとともに息絶える。

コート男の後を追いかけて探偵事務所に入った「花村カオル」はとっさに「加江田真世」を名乗った。

この場合コート男を刺した犯人、つまり今回の解答は「花村カオル」(?)。

ただし解答フォームには「加江田真世」の名前も。

しかも被害者や、ロッカーの中にいるらしき人物は一体誰?

・・・といった所でしょうか。



で、これを「犯人当て小説」らしく穿った読み方をすると何通りもの読み方が出来てしまうのですが、

まず菊園検事の「花村カオル・・・あんたがどうしてここに?」のセリフが、加江田真世(を名乗る女性)に向けての言葉だったのか、それとも森江の事務所にいたスーツの男に向けてのものだったのか、あるいはそれ以外の人物に向けてのものだったのか・・・。

それと加江田真世が事務所に入って「あっ!」と声を上げたあと、「ドッタンバッタンと何かが引っくり返るような音」が鳴り響いています。

ただ床に倒れたコート男を見て「あっ!」と言っただけであれば、その後の音の意味が分かりません。

というかこの数秒に何が起きたかを正確に推理できればすべて解ける気がするのですが・・・・分かりません(きっぱり)。


問題編の最後で「非常口」の事にも触れていますが、事務所にいたスーツの男が一旦非常口から外に出てコートを着てまた戻ってきた(犯行時間の錯誤のため)など、考え始めると推理が無限に広がってしまい、自分で収拾がつかなくなりました。

「花村カオル」も男か女かは当然分かりませんし、ただ菊園の留守電へのメッセージでは「かわいらしい名前と、それにふさわしい優しい外見」となっていますので、一番ふさわしいのは「加江田真世」を名乗っている女性のような気もするのですが・・・。

「花村カオル=被害者」とか「花村カオル=近国」とかいろいろ考えましたが、どうもしっくりこない。



結局最終的には、本物の森江はロッカーに閉じ込められていて、事務所にいるスーツの男が花村(優しい外見かどうかはかなり疑問ですが)、加江田真世を名乗ったのは助手の新島ともか、と考えて、被害者を刺した犯人は「花村カオル」で投票を送信しました。

ただこの場合、被害者は一体だれなのでしょう?(そしてなぜ刺されたあと事務所に来たのか・・・花村を追いかけて!?)

これ以外の真相の可能性が論理的に消せた訳でもないし。



う~ん、今回もダメかな・・・。







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2009/04/29 11:06|Season 1TB:0CM:3

 

本日「探偵Xからの挑戦状!”第5回”」の「森江春策の災難 問題編」が第6章まで全てサイトにアップされました。



今回は非常に面白い!


ただ今回も分からない・・・。


ちょうど先日、今回の出題者である芦辺拓さんの「裁判員法廷」を読んで、いまちょうど記事を書いている最中ですが・・・残念ながら推理の参考になりそうにはありません。



まず森江の事務所にいる30歳代のスーツ姿の男は何者なのか?

森江春策なのか、花村カオルなのか、それともそれ以外の誰かなのか・・・。


そして「加江田真世」(替玉よ!?)を名乗った20歳そこそこの女性は誰なのか?

とっさに偽名を名乗った新島ともかなのか、これが花村カオルなのか、それとも名乗っている通りの只の依頼者なのか・・・。


そしてロッカーの中に閉じ込められているらしき人物の正体は?

最後に菊園検事とともにロッカーに手を伸ばした人物は誰なのか?

そしてそもそも被害者は誰なのか?



菊園検事が発したセリフ「花村カオル・・・あんたがどうしてここに?」は一体誰に向かってのものだったのか?

近国が見たコート姿の人物は本当に被害者だったのか?

近国勤(近くに勤めている?)の会社名が、トリック映画の始祖(?)である「メリエス」を名乗っているのも何かを暗示しているようで気になります。



あ~、分からない事だらけ!!


けど今回は外しても、納得のいく解決編を見せてくれる気がします。


いや、でも当てたい







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2009/04/28 22:33|Season 1TB:0CM:2

 

黒田研二さん脚本(前川かずおさん画)の「逆転検事 第2話”逆転のラストナンバー(前編)”」を読みました。

本編とは関係ありませんが、御剣の執務室らしき扉絵にさりげなく「トノサマン」のフィギュアが飾ってあるあたりがシリーズのファンにはたまりません。



イトノコ刑事に無理やり誘われて、人気バンド「バード・ウイング」の解散ライブを観にライブハウスに足を運んだ天才検事「御剣怜侍」。

バード・ウイングは、ボーカルの「ハヤト」、ベースの「ヒナ」、ドラムの「タカ」、ギターの「ブンタ」の4人で構成されています。

名曲「ひよこのバラード」で幕を閉じた解散ライブ。

満員の観客のアンコールに応えて再びステージに立つヒナ・タカ・ブンタの3人。

ボーカルのハヤトは予定通り奈落からド派手に登場する・・・はずが、ステージの中央にせり上がってきた奈落には、うつぶせで頭から大量の血を流したハヤトの死体が!

どうやら現場は地下、凶器はタカがいつも持ち歩いているボウリングの球(マイボール)のようです。

タカが言うには、このマイボールは昨日から行方不明だったとの事。

犯行時刻はラストナンバーが終了してからアンコールが始まるまでのわずか10分間。



犯人は残りのメンバー3人の中の誰かだと思うのですが、今回の「前編」だけではまだ情報が少なすぎて推理が出来ません(ギターの突然のアドリブが怪しい・・)。

「中編」で情報が出揃うと思いますので、頑張って真相を見破ってやる!



というか今日「中編」が掲載されたヤンマガの発売日でしたので、実は今から読むのですが



このシリーズは黒田研二さんが脚本だけあって、下手なミステリよりもよっぽど描写がフェアですので推理のしがいがあります。

まさに”本格”。







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2009/04/27 23:59|逆転裁判&逆転検事TB:0CM:0

 

黒田研二さん脚本(前川かずおさん画)の「逆転検事 第1話”逆転のコスチューム”」を読みました。

5/28(木)に発売になるニンテンドーDSソフト「逆転検事」を、登場人物はそのままにゲームのストーリーとは違うオリジナル脚本で先行漫画化した作品です。



「全国仮装学会パーティー」の会場に足を踏み入れたわれらが天才検事「御剣怜侍(みつるぎれいじ)」。

同じころ、会場となっているホテルの一角の女性用トイレで背中を刺されて血まみれの女性の死体が発見されます。

そこに駆けつけてきたのはこれもおなじみ「糸鋸圭介(いとのこぎりけいすけ)」、通称「イトノコ刑事」です。

そこら中に血が飛び散った凄惨な現場ですが、そのトイレの一室には赤ワインのボトルを抱えた下着姿の不審な酔っぱらいが!


一方、仮装パーティー会場のイケメン御剣検事は寄ってくる爆乳セクシー美女には目もくれず、魔女の恰好をした地味な女性に興味を持ちます。

各フロアを聞きこみに回っていたイトノコ刑事から事件の事を聞いた御剣は、現場を見る事もなくその鮮やかな推理であっさり真相に辿り着きます。


「フッ・・・、簡単なロジックだよ」


というセリフに萌えてしまう私はかなり重症なミステリマニアかも・・・(いまさらかな)。



小説で文章にしてしまうとどうしてもあからさまに説明的になってしまう伏線をごく自然に物語に溶け込ませる事が出来るのは、漫画という媒体の特権ですね。


第2話以降も楽しみです。


ヒラヒラ~。







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2009/04/24 02:02|逆転裁判&逆転検事TB:0CM:0

 

完全恋愛完全恋愛
(2008/01/31)
牧 薩次

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昭和20年…アメリカ兵を刺し殺した凶器は忽然と消失した。昭和43年…ナイフは2300キロの時空を飛んで少女の胸を貫く。昭和62年…「彼」は同時に二ヶ所に出現した。平成19年…そして、最後に名探偵が登場する。推理作家協会賞受賞の「トリックの名手」T・Mがあえて別名義で書き下ろした究極の恋愛小説+本格ミステリ1000枚。

第9回本格ミステリ大賞の候補作の一つ、牧薩次辻真先)さんの「完全恋愛」(マガジンハウス)を読みました。

昨年からずっと話題になっていた作品ですので近いうちに読みたいと思いながらもなぜか後回しになっていたのですが、さすがに候補作も読まずに公開開票式に行くわけにもいきませんので早速(ようやく?)読んでみました。


他者にその存在さえ知られない罪を
完全犯罪と呼ぶ
では
他者にその存在さえ知られない恋は
完全恋愛と呼ばれるべきか?



という印象的な文章で始まるこの物語。

少しメタな話になりますが、この作品は辻真先さんが生み出したキャラクターである「牧薩次」(文英社主宰の「第1回みすてり大賞」を受賞したミステリ作家)が「柳楽糺(なぎらただす)」という画家の生涯を書いた物語です。

辻真先」は「牧薩次」のアナグラムだったりする(いやむしろ逆か?)のですが、長くなるのでここでは割愛します。


画家である「柳楽糺」、本名「本庄究(ほんじょうきわむ)」は、少年時代に東京の大空襲で両親や妹を失い、福島県の誉村(ほまれむら)という所で温泉旅館を経営している伯父に引き取られて暮らしていました。

地元の名家である伯父の家には有名な「小仏(こぼとけ)画伯」が居候しており、究少年は小仏画伯の娘である「朋音(ともね)」に淡い恋心を抱きます。

やがて終戦を迎え、伯父の経営する温泉旅館「刀掛(かたなかけ)本館」には進駐軍が出入りするようになりますが、傍若無人な振る舞いを続けていたジェイク大尉がある日何者かに殺害されます。

犯人は?

そして消えた凶器は?

究少年の生涯忘れ得ぬ思い出の出来事とともに、第1章は幕を閉じます。


その後、朋音は「真刈夕馬(まかりゆうま)」という闇成金に強引に嫁に貰われていき、また小仏画伯に才能を見いだされた究は「柳楽糺」の名を得て、師匠の世話をしながらいくつかの作品を世に送り出していきます。

そんなある日、究は朋音の娘である「火菜(ひな)」を夕馬の子ではなく自分の子だと確信するのですが・・。


少年時代に抱いた朋音への想いを一生貫いていく究。

そしてその身の回りで起こる不可解な事件。



柳楽糺(本庄究)という一人の人間を通して、終戦から平成の世までを――時に現実に起きた出来事を織り交ぜながら――書ききり、壮大な物語でありながら少しもその長さを感じさせない辺りはさすが大ベテランです。

物語の要所要所で発生する大きな謎も、序盤の消えた凶器を筆頭に、2300キロの距離をワープしたとしか思えないナイフ、そして2か所に同時に出現したとしか思えない「彼」、とあの手この手で読者を煙に巻き魅力的な世界へいざなってくれます。

何より嬉しいのは、画家の一代記とも恋愛小説とも読めるこの作品があくまで「本格ミステリ」としての骨格をしっかりと持っており、またそのミステリとしての伏線やいくつかのトリッキーな技が時代背景や登場人物の心情と非常に有機的に融合している事です。

この時代や、この人間関係だからこそ違和感なく成立するトリック。

物理的なもの、心情的なもの、運命的なもの、それぞれにベテラン作家の老練の技が光ります。

終盤のアリバイトリックなどは、一歩間違えば三流ミステリの非常にご都合主義的な真相になりそうな所を、序盤のあるシーンを伏線とする事で逆に大きな驚きを読者に与える事に成功していますし、さらにこの物語全体を覆い尽くす最大の、そして真の「完全恋愛」についても――「刀掛本館」を襲ったあの出来事の場面にさりげなく埋め込まれた一文でその可能性に気付いてしまったとはいえ――やはり非常に素晴らしい趣向であり、ミステリ小説の白眉であると考えます。


この切なく真面目な物語の中にも、蟻巣・チェシャ猫・ポテト・スーパー・夕刊サン、とこの著者らしい遊び心がふんだんに盛り込まれており、ともすれば重くなりがちな話の中で一服の清涼剤として読者に微笑みを与えてくれたのも見逃せない所です。


本格ミステリ大賞候補作、さすがでした。







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2009/04/23 23:47|・辻真先(牧薩次)TB:0CM:0

 

本日「探偵Xからの挑戦状!”第5回”」の「森江春策の災難 第1章」がサイトにアップされました。



あ~結局また記事を書いてしまった・・・。

もう毎週水曜日に、送った犯人の名前と自分の推理だけ書く事にしようと思ったばかりなのですが。



今回の出題者は「日本一地味な名探偵”森江春策”」(←芦辺先生ごめんなさい)を擁する「芦辺拓」さんですね。

第1章はほとんど前置きだけで終わりましたが、「正統派」という印象ですごく好感が持てました(念のため繰り返しますが私は「バカミス」も大好きです)。


まだ登場人物が一人もアップされていませんが、つまり「森江春策」と「菊園綾子」と「新島ともか」は犯人では無いという事ですね!


最後の折原一さんの問題はとても正解できないような気がしますので、それまでに何とか一問は完璧な解答を送ってみたいなぁ。







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2009/04/23 16:27|Season 1TB:0CM:0

 

ミステリの楽しみの一つは「意外な犯人」ではありますが・・・・。


当たったとか外れたとか言う以前に、ちょっと今回はキツイ・・・。


バカミスは好きです。

霞流一さんも鳥飼否宇さんも蘇部健一さんも好きです。


ただ今回のはちょっと。



そろそろこのブログも本来の状態に戻そうかな。

記事を書けていない既読本がかなり溜まってきたし。







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2009/04/23 01:08|Season 1TB:0CM:3

 

お手上げです。

いやホントに。

いつも惜しい所まで行くのですが、著者の思惑を完全に読みきれない・・。


まず“目撃”がテーマの今回の作品「サンタとサタン」。

現場は巨大な密室状態で、女性2人は善意の目撃者。

となれば犯人は小藤田・根元・塩井の3人のうち誰かの単独犯、と考える所まではまず大丈夫だと思います(この時点で違っていたらお手上げですが)。

まず真奈江と良乃が目撃した約2分間の格闘シーンですが、この2人は嘘はついていない(嘘をつく理由がない)とはいえ、おそらく何らかの錯誤をしてると思われます。

雪の降り続く夜、谷を挟んだ約30メートルの距離での「目撃」。

格闘が始まる時点で「赤いコートを着て帽子を被り、顔には白い鬚をつけている」人物と「白っぽいガウンを着た」人物がいたのは間違いないようですが、何度も視界(カーテンの隙間)から外れながら互角の戦いを繰り広げ、なおかつ赤いコートの人物の帽子と髭は途中で取れてしまったようですので、考えられるのは「目撃者の錯誤による被害者と犯人の入れ替わり」。

途中で片方の人物が両手にバットを持っているシーンがあり、目撃者はこれを「サンタ」と呼んでいますが、そう判断したのは後姿が“赤かった”ため。

奇しくもこの時、東の山頂から降りてきた除雪車のライトが東側の窓の“赤いダルマの絵を描いた1メートル四方のステンドグラス”越しに室内を照らしています。

しかもこのとき相手側の「ガウン男(あくまで目撃者がそう呼んだ)」はテーブルの陰から頭だけ出している状態で、体は(着ている服は)見えていません。

となれば実際のシーンは「帽子も髭も取れたサンタ服の男がテーブルの陰に隠れていて、白いガウンに赤い光を浴びた男がバットを2本振り上げていた」という事ではないでしょうか。

であればこの時フェンシングのように左手を突き出した「白い手袋」の男は、実際は白いガウンを着た被害者の荒巻(突き出した時に左手が赤いライトの範囲から外れたのでは)。

そして目撃者の2人がカメラを取りに行くなどして目を離したときにちょうど攻守が入れ替わり、最後に赤い手袋の右手でガウン男を殴ったのが真犯人。

あとはそれぞれの捻挫の位置と照らし合わせて・・・・と考えたのですが、ここで行き詰まってしまいました。

基本的には3人の男全員に犯行は可能だったと考えられますので、あとはこれまでに出てきた証拠から3人のうち2人は犯行が無理だった、と消去法で推理を進めるべきなのでしょうが、これが分からない・・・。



この時点でとっくに家族は寝静まり、かなり遅い時間でしたので、次の日(つまり今日の事ですが)も仕事だからもう寝ないと、と思いながら無理やり推理をこねくり回して、結局よく分からないまま「小藤田」で推理投票を送りました・・・。

でも今これを書きながら思い返すと、部屋ごとのガウンの色の違いの事は何も考えてないし、シャワーを浴びていた根元、死体を発見した塩井・・・。


う~ん・・・。


あ~、霞さんの回は完全に当てたかったのに~、くやし~!


これで「目撃したシーンはコントの練習だった」とかだったら立ち直れないかも。







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2009/04/22 23:02|Season 1TB:0CM:0

 

4/19(日)「探偵Xからの挑戦状!“第4回”」の「サンタとサタン 第4章」がサイトにアップされました。


喪中警部は良乃と真奈江から更に詳しい目撃証言を聞き出していきます。

バットのようなものを振り回して争っていたサンタとガウン男。

途中でサンタの白髭と帽子が取れながらも互角の戦いを続けていたようです。

谷を挟んで30メートルの距離、それも雪の夜のカーテンの隙間からですので全てが見えていた訳ではないようで、気がつくといつの間にかサンタが有利になっていたとの事。

両手にバットを持って振り上げているサンタに対し、ガウン男は横倒しになったテーブルに隠れて首だけ出している無様な状態になっていたようです。

それを見た良乃はバッグに入っているカメラを取りに行ったため10秒ほど目を離したようですが、その間も続きを見ていた真奈江によれば、反撃に転じようとしたガウン男が右手に持った茶色い壜をサンタに向かって投げようとした所、サンタが左手に持ったバットをフェンシングのように突き出してガウン男の右腕を突き、ガウン男は壜を落としてしまったとの事。

サンタの左手の白い手袋が印象的だったそうです。

ちなみにガウン男の右腕には白い包帯が巻かれていた様子。

警部によれば殺された荒巻も右腕を捻挫して包帯を巻いていたそうです。

そこで良乃が戻ってきたため、今度は真奈江がカメラを取りに行くために窓を10秒ほど離れたとの事。

という事で窓の所に戻ってきた良乃の証言によると、目に飛び込んできたのは赤い手袋をした右手にバットをしっかり握ったサンタがそのバットを大きく振り上げ、逃げ道を探すために後ろを振り返っていたガウン男の後頭部に振り下ろすまさにその瞬間!

カメラを持って戻ってきた真奈江もガウン男の後頭部にバットが当たる所からは一緒に見たようですが、バットを振り上げている所はちょうど見逃した様子。

殴られたガウン男はカーテンの隙間から見えていた視界から外れ、10秒後ぐらいには部屋の電気も消されて何も見えなくなったようです。


・・・とここまで読んでみて、サンタの「手袋の色の違い」が当然引っかかったのですが、これは作中の警部も同じだったようでその点を2人に問いただします。

結局2人の話では「サンタがバットでガウン男の右腕を突いた時の左手の手袋は“白”」「サンタがバットを大きく振り上げてガウン男の後頭部を殴りつけた時の右手の手袋は“赤”」というのは間違いないようですが、サンタとガウン男の争いを見ていた約2分間をよく思い出すように言うと、両手とも同じ色の手袋だったような、白いタオルをバットに巻いていてそもそも手袋はしていなかったような、etc・・・とどうもあやふやです。

良乃と真奈江の2人は、ロッジの明かりが消えて何も見えなくなったあと、自分たちの小屋を出て現場のロッジに向かったとの事。

小屋とロッジは小さな谷を挟んでいるため、ロッジに辿り着くのに30分ほどかかったようです。

しかもロッジに着いてドアを開けると、部屋は荒れているものの肝心の死体が無い!

しかもこのあと雪の中で発見された死体は真新しいTシャツに分厚い黒毛皮のコートをまとっていましたので、普通に考えると犯人が白いガウンを脱がせて着替えさせたという事になります。


そして昨日「探偵Xからの挑戦状!“第4回”」の「サンタとサタン 第5章」がサイトにアップされました。


こんどは「まっぱ魚雷」のメンバーである3人の男性が事情聴取を受けます。


被害者である荒巻茂の死体が発見されたのは、23:40頃。


まず根元は、ちょうどシャワーを浴びていたところに真奈江が訪ねてきたとの事。

塩井の所には良乃が呼びに来て、塩井と良乃の2人で小藤田のロッジに行ったようです(小藤田の画像は、テーブルの上で何をしているのでしょう?)。


前述の通り根元は荒巻の同期、塩井は先輩で小藤田は後輩ですが、全員大学の「パフォーマンス研究会(略してパーマン研)」つながりとの事。


で、男女5人で荒巻を探したところ15分ぐらいで塩井が死体を発見したという事のようです。


そして本日「探偵Xからの挑戦状!“第4回”」の「サンタとサタン 第6章」がサイトにアップされました。

いよいよ問題編のラストです。



喪中警部が取りだしたのは、荒巻のロッジにあった白いガウン。

死体の切り傷(初耳ですが!)とガウンの血痕の位置が一致するとのことで、被害者がこれを着ていたのは間違いないようです。

このガウンは各ロッジに備え付けられていたもので、丈は膝まで、手首のところにゴムが入っていて、保温効果に優れた素材で作られたすごく暖かいガウンだという事です。

しかもロッジの寝具の色に合わせてそれぞれのロッジに色違いのガウンが置いてあったとの事で、小藤田のラベンダー棟にはラベンダー色のガウン、根元のブラウン棟にはブラウンのガウン、塩井のアイボリー棟にはアイボリーのガウン、そして殺された荒巻はもちろんホワイト棟だったようです。

またそれぞれのロッジには舞台で使う衣裳である赤いコートも置いてあり、これもガウンと同じように膝丈・手首にゴム、そしてサンタの衣装らしく裾には白いライン。

クリスマスライブでやる予定の長編コント「サンタとサタン」の舞台衣装だそうです。

しかもこの日の朝、買い出しの帰りに車で事故って4人とも体のあちこちを捻挫。

根元は背中と左足首、塩井は右膝と腰、小藤田は左肩、そして荒巻は右腕をそれぞれ負傷して包帯や湿布をつけていたようです。

しかも全員が荒巻に対して動機があり、この別荘地は巨大な密室となっていて外部の人間は入れなかった事も分かりました。



さて、犯人は誰だ?



今日は体調が悪くてあまり頭が働きませんが、頑張ろう~!







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2009/04/21 23:43|Season 1TB:0CM:0

 

全8回の「探偵Xからの挑戦状!」もいよいよ折り返し地点。

今回は”愛すべきバカミスキング”霞流一さんの登場です!



という事で、まずは4/16(木)にアップされた「サンタとサタン 第1章」。


雪山で発見された死体。

見つけたのは「小藤田孝彦(ことうだたかひこ)」です。

全身が雪で埋もれつつあるこの死体は「荒巻茂(あらまきしげる)」。

小藤田の叫び声を聞いて、4人の男女が駆けつけてきます。


ここは荒巻の父親の別荘。

荒巻は小藤田・「根元洋治郎(ねもとようじろう)」・「塩井直人(しおいなおと)」と4人でコントグループ「まっぱ魚雷」を結成しており、クリスマス・ライブの練習のためにこの別荘で合宿をしている所でした(まだ知名度の低い若手芸人だったようですが)。


居合わせた女性2人はどちらも20代半ばで「田畑真奈江(たばたまなえ)」と「堀良乃(ほりよしの)」。

会社は違うものの、2人とも雑誌記者だということです。

2人ともスクープ合戦とばかりに死体の写真を撮りまくっています・・。


警察に通報しようにもケータイは圏外、ロッジの固定電話は雪のためか通じなくなっているようで、まさしく典型的なクローズドサークル・・・と思いきやちょうど除雪車が近づいてきます。


ちなみに「まっぱ魚雷」のリーダーは荒巻。

塩井は荒巻の大学の先輩で、メンバー唯一の30代。

根元は荒巻の同期で、小藤田は最年少の22歳(荒巻の後輩)です。


そして昨日「探偵Xからの挑戦状!”第4回”」の「サンタとサタン 第2章」がサイトにアップされました。


除雪車の無線で無事に警察に連絡が取れ、別荘の敷地には大勢の警察関係者がやってきました(陸の孤島じゃなかったのか・・)。

他殺らしき荒巻(27歳)の死因は、頭部を殴打されたことによるショック死。

凶器と考えられる鈍器状のものは発見されていない。

死亡推定時刻は22:30~23:30の間。

雪が降り続いているため、ものの数分で足跡は消えてしまい、死体のそばに足跡があったかどうかはまったく不明です。

この別荘地には、広大な敷地の中に14棟のロッジが点在しているとの事。

その中で最も大きく、管理事務所として別荘の中枢を担っている「センターロッジ」の会議室で事情聴取が始まります。

慇懃なくらい丁寧な中年警部の名前は「喪中栄太郎(もなかえいたろう)」。

まずは真奈江と良乃が事情聴取を受けていますが、この2人のキャラが濃すぎてなかなか話が前に進みません・・。

ちなみにこの2人は同じ大学の同期で、2人とも「おふくろ会」という「雑誌の袋とじを研究するサークル」に所属していたようです。

現在はそれぞれ別の会社でライターとして働いており、良乃は「月刊ウーン」、真奈江は「バックレ・マンスリー」にそれぞれ記事を書いているようです。

2人とも束の間の休みを利用して温泉旅行に来たのですが、泊まっているのはこの広大な別荘地・・・から狭い谷を挟んで向こう側にある今にも朽ち果てそうな粗末な小屋。

この小屋は2人の先輩の叔父さんの持ち物だそうです。


で、この2人はこの小屋からまさに犯行の現場をリアルタイムで目撃したとの事。


以下、第3章へ。


そして本日「探偵Xからの挑戦状!”第4回”」の「サンタとサタン 第3章」がサイトにアップされました。


22時すぎに布団に入ったものの、除雪車の音がうるさくて眠れなかった2人。

窓から谷向こうのロッジを見ると、妙な動きが目に入ったとの事。

そのロッジは「リビングロッジ」と呼ばれている、ここで2番目に大きいロッジだそうです。

ちなみにこの2人がそのロッジを見たのが22:35頃。

ロッジの窓のカーテンが1メートル(本文では「1メール」となっていますが単なるミスでしょう)ぐらい開いていて、そこではサンタクロースの恰好をした人物と白っぽいガウンを着た人物がお互いにバットのような棒を持って争っていたとの事。

ただ遠すぎて顔までは分からなかったようです。


事件と関係なさそうな無駄話が多くてなかなか話が前に進まないですが、その中にもこっそり伏線が隠れているようないないような・・・なんせ著者が霞流一さんですから油断はできません。

まだ第3章ですので詳細は分かりませんが、容疑者は小藤田・根元・塩井の3名になるのかな?







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2009/04/18 23:59|Season 1TB:0CM:2

 

ほぼ大正解!


・・・でしたが、携帯を使った鳴き声トリックの事は考えていませんでしたし、そもそも犯人投票では「前日誘拐」と「携帯を取りに戻った時にぬいぐるみに火を付けて小火騒ぎ」については書いたものの、鳴き声については何も触れませんでした。

という事で、完全正解者44名の中には入っていません・・・。



しかし当てといてなんですが、何の伏線も無しに「合鍵」はまずいでしょう・・。



さっ、次はいよいよ「”バカミスキング”霞流一」さんですね!

サンタとサタン」というタイトルからして、すでに霞さんらしさが・・。


第1回の「くわえ」を超えるダジャレが炸裂しそうな予感。







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2009/04/16 01:14|Season 1TB:0CM:2

 

さて、昨夜何とか推理を投票しました。



まず今回の問題で真っ先に疑ったのは理香の狂言ですが、第6章まで読み進めるとどうも違うっぽかったのと、そもそも犯人の選択肢に理香がありませんでした(どうでもいいですが、なぜ宅配便の男だけ選択肢が名前ではないのでしょう?)。

前回の「赤目荘の惨劇」の時も書いた気がしますが、犯人当てをやる以上は「単独犯」である事をどこかで明記して欲しいものです(いくら「共犯」がタブーとはいえ)。

「DMがいっぱい」ではさすが辻先生だけあってそこはしっかり押さえてありましたし、綾辻・有栖川両氏の安楽椅子探偵シリーズのように作中で無くても明言してくれればしっかりと推理の前提が出来上がるというものですが。

ま、そんなこと言わなくても単独犯なのは当然、という事なのでしょうね(送信フォームではどちらにしろ一人しか選択できませんし)。



さて今回も力不足で、結局「これで間違いない!」という推理は浮かびませんでした・・。

そもそも「合鍵」の存在する可能性について問題編で触れられていませんので、それも可能性に入れるのか、それとも誰も持っていないという前提で考えるのかで推理が変わってしまう・・・。



で、まあ何とか組み立てた推理は・・・

まず理香の報告書に添付された画像によると、1日目と2日目に「白いドーム型猫用ベッド」にいたシェヘラザードが3日目には「水色の」ベッドにいます。

しかも顔を見せずに背を向けた状態で。

また、1日目・2日目はブラッシングをしたり餌を食べにベッドから出てくるシーンがありましたが、3日目は誘拐されたことに気付くまでの間「ベッドから出てこなかった」という記述があるのみ。

これらの事と、1日目・2日目に「2つ」だった餌の器やトイレが3日目には「1つ」しか使用した形跡が無い事と合わせて考えると、3日目に水色のベッドで背を向けたままだったシェヘラザードは「ぬいぐるみ」か何かで、実際は2日目の夜(理香が帰った16:00以降)もしくは3日目の朝(理香が来る13:00以前)に誘拐されたのではないかと考えました。

そして身代わりのぬいぐるみを置くときにベッドを間違えた。

ただし、これは「合鍵」が無いと無理なのでは・・・。


で別の方向からアプローチすると、まず脅迫電話で犯人は「シェヘラザード」という名前を口にしていますので、少なくとも犯人は猫の名前を知っている人物、という事になります。

またシェヘラザードをぬいぐるみにすり替えたのは、3日目に自分が訪問した後もシェヘラザードは鈴田さんの家にいた(自分が誘拐したのではない)と理香に思わせるためで、その意味では3日目に来た4名は全員怪しくなります。

ただ小島・矢野(宅配便の男)はシェヘラザードの名前を知らない可能性が高いので、北村・三好の疑いが濃厚(あくまで可能性ですが)。

また脅迫電話をかけてきた犯人は、鈴田さんが明日まで帰って来ない事を知らない様子ですので、それを知っていた(2日目に来た時に理香が伝えた)北村は容疑から外れる・・・かも。

3:30の脅迫電話のあとに理香が家中シェヘラザードを探した時はどこにも姿がありませんでしたので、3:00過ぎの小火騒ぎは犯人がぬいぐるみを燃やしたのものではないかと思われます。


という事で犯人は甥の三好

前日のうちに誘拐しておいて、当日(3日目)の2:50に「携帯電話を忘れた」と戻ってきた際、ぬいぐるみに火をつけて(タバコを吸うのでライターを持っていたはず)ベランダから外へ捨て、証拠隠滅。

理香は「来客や宅配便が帰った後もシェヘラザードは室内にいたはず」と言っていますが、理香が聞いた猫の鳴き声は小島が苦情として言っているように野良猫のものだったのでは。



もちろん、この推理は穴だらけです。

前日に誘拐したのなら「合鍵」が必要ですし、かといって当日2:00にDVDを探しに来た時に連れ去ったのでは、理香の「手ぶらで薄着」という証言と食い違ってしまう。

猫たちはタバコの臭いが嫌いなので三好がシェヘラザードを簡単に捕まえられたのかどうかも疑問ですが、北村が犯人だとすると3日目に(白いベッドに入った)シェヘラザードの写真を見た時の反応も納得いかなくなりますし、小火騒ぎのタイミングとも合わない。


とりあえず、イマイチしっくりこないまま「三好」で犯人投票を送りました。

宅配便の男は最初から考慮に入れていませんが、もし小島が犯人で「ベランダの防災扉から忍び込んだ」などという真相だったらヘコむ・・・。



ちなみに「小火騒ぎは犯人が理香を下の階におびき出すために起こした」というのは考えていません。

裏庭で小火騒ぎがあったからと言って、6階にいる人間が確実に部屋から出て下まで降りてくるかどうかはあまりにも蓋然性が低すぎる。



あと2日目の写真でエカテリーナの瞳孔が昼間にも関わらず開かれているのも何かの伏線かと気になりましたが、別に夜でなくても興味のある物を見た時なども瞳孔は開くようですので、猫じゃらしを見ているという事でスルーしました。



真相に近づけた気はするのですが、最終的に合っているという自信がまったく無い・・・。







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2009/04/15 10:38|Season 1TB:0CM:4

 

4/12(日)、「探偵Xからの挑戦状!”第3回”」の「猫が消えた 第4章」がサイトにアップされました。


さて、いよいよ理香からのメール5通(3日間分の報告書各1通&鈴田さんからの指示2通)が「私」の元に届きます。


まずは1日目の報告書。

2匹とも元気。

トイレ2つを掃除。

ウンチは健康。

食事の器は2つとも空になったので、キャットフードを補充。

エカテリーナはすぐ食べたが、シェヘラザードはベッドから出てこない。

2か所の飲み水も交換。

エカテリーナと一時間遊ぶ。

何とか、シェヘラザードのブラッシング完了。

室内の植木鉢2つ、ベランダの植木鉢5つに水やり。

郵便を5通取り込み。

2:30に「小島史子」(猫嫌いの隣のおばあさん、70過ぎ、白髪の短髪、背が低く痩せ型)が来て、「野良猫に餌をやるな」などと意味不明のクレームをつけてくる。

3:10に鈴田さんの甥の「三好雅彦」(20代初め、背が高くほっそり、ハンサムな舞台俳優)が来て、劇の招待券2枚を預かる。

鈴田さんのDVDを借りたいので明日か明後日にまた来るとの事。

そして添付写真が2枚。

1枚は段ボールの爪磨きで爪を研いでいるエカテリーナ。

もう1枚は真っ白なドーム型猫用ベッドの中の白い塊(シェヘラザード?)。


鈴田さんからの返信メールによると・・

小島は無視して追い返して欲しい。

雅彦はDVDを勝手に探させていいが、家の中ではタバコを吸わせないように、との事。



そして2日目の報告書。

まず2枚の添付写真。

1枚はエカテリーナの顔のアップ。

もう1枚は昨日と同じ白いドーム型猫用ベッドの中にいるエカテリーナ(今回は顔も写っています)。

2匹の猫は仲が悪く、猫用ベッドは2つとも仕事部屋に置かれているが、それぞれ部屋の反対側に離して置かれているとの事。

1匹が部屋に入るともう1匹は出ていくので、2匹が同じ部屋にいる事は滅多にない。


そして昨日「探偵Xからの挑戦状!”第3回”」の「猫が消えた 第5章」がサイトにアップされました。


2日目の報告書の続きです。

2匹とも元気。

トイレ2つを掃除しトイレシートを交換。

どちらも健康なウンチ。

食事の容器は2つとも少しだけ残っていた。

2か所の飲み水を交換。

エカテリーナと30分遊ぶ。

シェヘラザードが珍しくベッドから出てきてキャットフードをちょっとだけ食べたものの、すぐにベッドのある仕事部屋に戻って行った。

その後ようやくシェヘラザードのブラッシングも完了。

ベランダの植木鉢5つに水をやり、室内の2つには指示通り今日は水をやらず。

郵便物7通を取り込み。

1:30に「北村さくら」(30代半ば、身長160センチぐらい、肩までのストレートヘアー、痩せ型、2か月前まで渋谷店で働いていた)が来て、「辞めさせられたのは不当だ」などとヒステリックに話す。

明日、鈴田さんあての手紙を書いて持ってくるとの事。

3:40、また小島史子が来て、自宅のベランダに鈴田さんの猫が来ているなどとクレーム。

しかし2匹ともベランダには出したりせず、ちゃんと家の中にいたとの事。


鈴田さんからの返信は・・

北村の手紙は預かっておき、またヒステリックになったら家に入れてお茶でも飲ませておいてくれ。

小島は無視して追い返すように。

との指示です。


そしていよいよ3日目の報告書。

これはまだ鈴田さんに送信していない内容のため、報告書というよりはメモのような体裁。

トイレ1つ掃除し、ウンチも元気。

食事の器も1つ空。

水2か所交換。

室内2つ、ベランダ5つの植木、水やり済み。

エカテリーナと遊ぶも、シェヘラザードはベッドから出てこず。

1:20、北村が来て手紙を受け取る。

泣きながらしゃべりだしたので、リビングに入れてお茶を出す。

北村はここの猫を世話した事があるらしい(やはり第1章の「渋谷店の副店長」かな?)。

すり寄って来たエカテリーナを撫で、シェヘラザードの写真を見ると落ち着いて1:45に帰る。

2:00、三好が来て10分ほどDVDを探し、誰かに「見つかった」と電話して帰る。

2:30、小島が来て「猫の声がうるさい」と苦情(野良猫の事だったらしい)、すぐに追い返す。

2:50、また三好が来て携帯を忘れたので取りにきたとの事。

10分ほど探して見つかったので帰る。

そして3:00、例の小火騒ぎ。

「私」もコメントにもありますが、なぜ宅配便の事に触れていないのでしょう?


そして今回も添付写真が2枚。

1枚はボールで遊んでいるエカテリーナ。

もう1枚は水色のドーム型猫用ベッドの中で丸まっている白い物体(シェヘラザード?)。



そして理香から「私」に電話がかかってきた所で第5章は終わりましたので、続きは第6章へ持ち越し。


そして本日「探偵Xからの挑戦状!”第3回”」の「猫が消えた 第6章」がサイトにアップされました。

いよいよ問題編の最終章です。



何とまた誘拐犯から電話がかかってきたとの事。

金の準備はできたのか聞いてきたので「ただのペットシッターだからどうしていいか分からない」と言うと、「早く飼い主に連絡しろ」と言って切れたそうです。

相変わらず声は男か女か分からず。


と、ここで「私」の推理が炸裂!

何と3日目(今日)来た宅配便の人は、理香のストーカーだった男のようです。

報告書に宅配便の事を書かなかったり、宅配便の事になると妙に歯切れが悪かったり、初対面の来客たちには丁寧に応対したくせになぜか宅配便は受け取らずに追い返したのはそういう事だったのですね。

ただ第1章で「理香の前の職場と鈴田さんの自宅は近い」という伏線があったように、この宅配便の男(「矢野勇治」という名前のようです)は理香を追いかけて来たわけではなく、ただ鈴田さんの家が配達区域のため偶然理香と出くわしただけの様子。

で、結局不在連絡票をドアポストに入れて帰った宅配便の矢野勇治。

理香の記憶では宅配便が来たのは小島が来た後で三好が来る前、たぶん2:45ぐらいだったとの事。


さて、「私」はシェヘラザードを誘拐した犯人も手口も分かったとの事。


う~ん・・・何となく分かりかけている気はするのですが、もう一度最初から読み直してよく考えてみます。

いくつか不審な点はありますが、それらがどう繋がるのかがまだ分からない。




明日も夜10:00過ぎまで仕事ですので、推理をアップできるのはまた解決編放送の少し前かな・・。

前回外したから今度は当てないと。







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2009/04/14 16:36|Season 1TB:0CM:0

 

「小説の書き方を教えて欲しい」と突然島田荘司さんの自宅に押しかけ、紆余曲折の末にデビューした歌野晶午さん。

来月の公開開票式でお会いできるかな♪


「信濃譲二シリーズ」
 ・長い家の殺人・・・講談社ノベルス('88)、講談社文庫('92)('08新装版)
 ・白い家の殺人・・・講談社ノベルス(’89)、講談社文庫(’92)(’09新装版)
 ・動く家の殺人・・・講談社ノベルス(’89)、講談社文庫(’93)(’09新装版)
 ・放浪探偵と七つの殺人・・・講談社ノベルス('99)、講談社文庫('02)('11増補版)

「密室殺人ゲームシリーズ」
 ・密室殺人ゲーム王手飛車取り・・・講談社ノベルス('07)、講談社文庫('10)
 ・密室殺人ゲーム2.0・・・講談社ノベルス('09)、講談社文庫('12)
 ・密室殺人ゲーム・マニアックス・・・講談社ノベルス('11)、講談社文庫('15)

「舞田ひとみシリーズ」
 ・舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵・・・光文社カッパ・ノベルス('07)、光文社文庫('10)
 ・舞田ひとみ14歳、放課後ときどき探偵・・・光文社カッパ・ノベルス('10)、光文社文庫('13)
 ・コモリと子守り・・・光文社('12)

「ノンシリーズ」
 ・ガラス張りの誘拐・・・カドカワノベルズ(’90)、講談社文庫(’95)、角川文庫(’02)
 ・死体を買う男・・・光文社カッパ・ノベルス(’91)、光文社文庫(’95)、講談社文庫(’01)
 ・さらわれたい女・・・カドカワノベルズ(’92)、講談社文庫(’97)、角川文庫(’06)
 ・ROMMY・・・講談社ノベルス('95)、講談社文庫('98)('11新装版)
 ・正月十一日、鏡殺し・・・講談社ノベルス('96)、講談社文庫('00)('11新装版)
 ・ブードゥー・チャイルド・・・角川書店(’98)、角川文庫(’01)
 ・安達ヶ原の鬼密室・・・講談社ノベルス(’00)、講談社文庫(’03)
 ・生存者、一名・・・祥伝社文庫(’00)
 ・世界の終わり、あるいは始まり・・・角川書店('02)、角川文庫('06)
 ・館という名の楽園で・・・祥伝社文庫(’02)
 ・葉桜の季節に君を想うということ・・・文藝春秋(’03)、文春文庫(’07)
 ・家守・・・光文社カッパ・ノベルス('03)、光文社文庫('07)、角川文庫('14)
 ・ジェシカが駆け抜けた七年間について・・・原書房(’04)、角川文庫(’08)
 ・魔王城殺人事件・・・講談社('04)、講談社ノベルス('12)
 ・女王様と私・・・角川書店('05)、角川文庫('09)
 ・そして名探偵は生まれた・・・祥伝社(’05)、祥伝社文庫(’09)
 ・ハッピーエンドにさよならを・・・角川書店('07)、角川文庫('10)
 ・絶望ノート・・・幻冬舎('09)、幻冬舎文庫('12)
 ・春から夏、やがて冬・・・文藝春秋('11)、文春文庫('14)
 ・ずっとあなたが好きでした・・・文藝春秋('14)

「アンソロジー」
 ・ミステリー傑作選33 犯行現場にもう一度(「水難の夜」所収)・・・講談社文庫(’97)
 ・ミステリー傑作選37 殺人哀モード(「プラットホームのカオス」所収)・・・講談社文庫(’00)
 ・密室殺人大百科【上】【下】(【下】に「夏の雪、冬のサンバ」所収)・・・原書房(’00)、講談社文庫(’03)
 ・ミステリー傑作選39 完全犯罪証明書(「ドア→←ドア」所収)・・・講談社文庫(’01)
 ・新世紀犯罪博覧会・・・光文社カッパ・ノベルス(’01)
 ・異形コレクション マスカレード(「死面」所収)・・・光文社文庫(’02)
 ・ミステリー傑作選41 殺人買います(「烏勧請」所収)・・・講談社文庫(’02)
 ・絶海(「生存者、一名」所収)・・・祥伝社ノン・ノベル(’02)
 ・川に死体のある風景(「玉川上死」所収)・・・東京創元社('06)、創元推理文庫('10)
 ・極上掌篇小説(「永遠の契り」所収)・・・角川書店(’06)
 ・ミステリー傑作選57 孤独な交響曲(「転居先不明」所収)・・・講談社文庫(’07)
 ・9の扉(リレー短編集)・・・マガジンハウス('09)、角川文庫('13)


'15.8.20 改訂9版
太字は私の既読作品です)




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2009/04/12 00:22|歌野晶午著作リストTB:2CM:2

 

4/9(木)、「探偵Xからの挑戦状!“第3回”」の「猫が消えた 第1章」がサイトにアップされました。

今回の出題者(著者)は黒崎緑さん。

前回の「赤目荘の惨劇」を書いた白峰良介さんの奥様です。



語り手である「私」の元に、後輩ペットシッターの「秋月理香」からメールが届きます。

「先輩!大変なことが起きちゃったんです!」

で始まるこのメールによると、理香が依頼主(猫の飼い主)である「鈴田茜」から世話を任されていた2匹の猫のうち、ペルシャ猫の「シェヘラザード」が誘拐され、身代金五百万円を要求されているとの事。

依頼主の鈴田茜は、全国に20店舗ほどの美容室を構えている、現在54歳のヘアー&メイクアップ・アーティスト。

シェヘラザードの他に、ロシアンブルーの「エカテリーナ」も飼っています。

鈴田さんは本来「私」のお得意様なのですが、「私」の母親が急遽入院することになったため、今回は後輩の理香に代わってもらっていたようです。



理香が前の会社を辞める原因になったストーカー。

高校を卒業し、最近タバコや酒の味を覚えた鈴田茜の甥。

猫好き、と嘘をついていた渋谷店の副店長。

このあたりが少し気になる所です。


そして昨日「探偵Xからの挑戦状!“第3回”」の「猫が消えた 第2章」がサイトにアップされました。


メールを読んだ「私」は急いで理香の携帯に電話をして、更に詳しい話を聞きます。

理香が「私」にメールをしたのは「私」が病院の中にいて携帯の電源を切っており、何度電話しても繋がらなかったからなのですね。

理香の話によると、鈴田さんの家の電話に男か女か分からないくぐもった声で「シェヘラザードを誘拐した。返して欲しければ明日の夜までに五百万円用意しろ。」という内容の電話がかかってきたとの事。

理香がなぜ鈴田さんの家の電話に出たのか疑問に思いましたが、それには一応もっともな理由が説明されていました。


誘拐犯から電話があったのが午後3時半頃(正確には3:27と3:29かな)。

そして理香が家中くまなくシェヘラザードを探しても見つからず、困って「私」にメール(電話が繋がらなかったため)をしたのが午後4時20分。

「私」がメールに気づいて理香に電話をしたのが午後5時35分。

理香はクローゼットや押し入れ、冷蔵庫、ごみ箱まで探したものの、やはりシェヘラザードはどこにもいなかったようです。

警察や鈴田さんにもまだ連絡はしていないとの事。


また、鈴田さんの家はマンションの6階にある3LDKです。

理香は空気の入れ換えのために家中の窓を開けていたようですが(おいおい・・)、どうやら地上から6階まで登って窓から侵入するのは不可能に近い様子。

ただし理香の言葉を借りれば「玄関には“ほとんどのあいだ”鍵を掛けていた」との事ですので、どうやら玄関の鍵を開けた瞬間があったようです(これに関しては第3章に持ち越し)。



今回も、できれば鈴田さんの家の見取り図が欲しいですね。

窓をずっと開けたままだったり、玄関も常に施錠していたわけでは無いようですので、この辺りに穴があるのでしょう。

ところでこのマンションは一体何階建てなのでしょう(6階は最上階なのか?もっと上の階があるのか?)。


犯人がシェヘラザードの名前を知っていたのも見逃せないところですね。


そして本日「探偵Xからの挑戦状!“第3回”」の「猫が消えた 第3章」がサイトにアップされました。



どうやら玄関は常に施錠していたどころか、何と4回も来客があったとのこと(おいおい・・)。

宅配便、従業員の美容師の女性(渋谷店の副店長なのかな?)、甥御さん、お隣のおばさん、の4人が鈴田さんの自宅を訪ねてきたようです。

しかも理香はその全員に何らかの応対をしたようで・・ってメチャメチャやん。

単なるペットシッターが来客を家に上げるなんて・・そりゃあ猫も誘拐されるわ。

ただしシェヘラザードはエカテリーナより一回り大きく、体重は5キロ。

訪問者に関しては、甥御さんと隣のおばさんは手ぶら、美容師の女性は小さなショルダーバッグを持っていただけとの事。

また3人とも体型は細く、5月半ばという事もあり薄着だったようです。

宅配便はミカン箱ぐらいの荷物を持ってきたようですが、何と理香は受け取らなかったとの事。

ただし宅配便や来客が帰ったあとも、シェヘラザードはまだちゃんと家の中にいたようです。

しかしその後、午後3時過ぎにマンションの裏庭でちょっとした小火騒ぎがあり、理香は様子を見に外へ出たとの事。

そして3時半頃に例の脅迫電話が掛ってきます。



「下を覗いてみたら人が3人集まっていた」という画像に5人の人が写っているのはどういう事なのでしょう。

相変わらず本文と画像が噛み合わない・・・。



燃えていたのは単なるゴミかボロ布だったようで、理香が裏庭まで降りた時にはマンションの管理人さんが消火器であっさり消してしまっていました。

理香が小火騒ぎに気付いた3時過ぎにシェヘラザードが家の中にいたかどうかはちょっと断言できないようですが、理香が外に出る時に一緒に出たということは絶対に無いようです。

また家の中のドアは、猫たちが全ての部屋を自由に出入りできるように全部開けてあったとの事です。



理香の話を総合すると以上のような内容ですが、「私」からの質問に歯切れの悪い答え方をしたりと、どうもまだ何か隠している事がある様子。

とりあえず理香が鈴田さんの猫たちの面倒を見始めた3日前からの報告書をすべて「私」に送ってくる事になりましたので、あとは明日の第4章を待ちましょう。







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2009/04/11 23:59|Season 1TB:0CM:0

 

本格ミステリ作家クラブより、5月に行われる「第9回本格ミステリ大賞公開開票式」の招待状が届きました!


北村薫会長と綾辻行人事務局長の直筆サイン入り、プレミアものの招待状です!!


公開開票式招待状 - コピー
(↑クリックで拡大します)


幸せ~~♪

本格ミステリ作家クラブのそうそうたるメンバーが揃う公開開票式に同席できる一般人はわずか10名!

ダメモトで応募したら見事に当選してしまいました!


万が一当選した時に備えてすでに飛行機の時間もチェックしていた私。

仕事柄連休は取れませんので、九州から東京まで強行軍の日帰りプランです。


間違いなく一生の思い出になりますね。

あ~、今から緊張してきた







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2009/04/10 01:10|第9回本格ミステリ大賞TB:0CM:3

 

先ほど「探偵Xからの挑戦状!”第2回”」の「赤目荘の惨劇 解決編」がNHK総合で放送されました。



あまりにも・・あまりにも小説と再現ドラマが違いすぎる・・・。

第3回以降もこんな調子なのでしょうか?



で肝心の犯人は、廊下にいて聞こえなかったはずなのに憲久のセリフ「父さん!奥の部屋か」を知っていた寺本

まぁ、一応筋は通る・・・のか?

問題編では「憲久が叫びながら」となっているので普通に廊下まで聞こえる気が・・。


ま、寺本がローチェストの中に隠れていた事まで推理しながらまったく関係ない推理を送信した自分を恥じるだけですね。



すごく後付けな感がありますが、正解回数が多かった視聴者にはプレゼントがもらえる事になったようですので、次からはもっと本気で頑張らねば!

現在1勝1敗(いや「DMがいっぱい」では犯人は合ってたものの推理に余計なことまで書いたから、もしかしたらまだ0勝2敗かも・・)。




次は黒崎緑さんの「猫が消えた」ですね。


どうやら「猫誘拐ミステリー」のようです(どんなのだ?)







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2009/04/09 01:00|Season 1TB:0CM:4

 

さて、本日午前10時に投票は締め切られ、あとはこのあと放送される解決編を観るだけですが・・


まず現場に居合わせたのは6人(メールを信じるなら)。

そして容疑者は香月を除いた5人(しつこいようですが、あくまでメールを信じるなら)。

事件発覚時に厨房にいた美音と自室にいた映子は一連の騒ぎの中で一階と二階を行き来するのは困難だったと思われますので、とりあえず排除。

という事で憲久・熊沢・寺本に絞って考えてみました(もちろんこの時点ですでに間違っている可能性もありますが)。



“熊沢が犯人の場合”・・・まず第6章の証言「7時過ぎに赤目荘に戻ってきたら香月がベランダにいた」というのがおかしい。7時過ぎには香月は一階のロビーで休んでいたはずです。

ストーリーとしては、勇造が散歩に出ている間に脅迫状を取り返そうと部屋を漁っていたら、意外に早く戻ってきた勇造とはち合わせて殺害。香月と憲久が部屋に入るのに手間取っている間に雨どいをつたって逃走。

といった所でしょうが、普通すぎてミステリ的に面白くない。

現実的には一番可能性が高そうですが。



“寺本が犯人の場合”・・・後から駆けつけたにしては香月と憲久の一連の行動に詳しすぎる。

ストーリーとしては、脅迫状を取り返そうと勇造の部屋を漁っている所に意外と早く戻ってきた勇造とはち合わせて殺害。香月と憲久がテレビのある部屋から寝室に移動するタイミングに合わせて、寝室の外のベランダ伝いにテレビのある部屋の窓から再び山荘の中に戻り・・・というのはちょっと苦しいので、小柄な体型を活かして“引出しを全部途中まで出した状態のローチェスト”の中に隠れていた、というのはどうでしょう。

そして何食わぬ顔で寝室へ。

ちょっとアクロバティックかな。

憲久のセリフ「父さん!奥の部屋か」を知っているのが少し怪しいのですが、二階の廊下まで聞こえていてもおかしくは無いですもんね。



“憲久が犯人の場合”・・・ジョギングが日課だと言っていた割には美音がそれを知らないのはおかしい。また、二階で大きな物音がしたときに「父の部屋からだな」とあっさり断定したのも不自然です。

という事でストーリーは、散歩中の勇造を屋外で刺した憲久。

勇造は息子をかばい、背中に刺さったバタフライナイフ(刺さったまま憲久が折りたたんだ?)を香月に見つからないようにウインドブレーカーで隠しながら自室へ。

鍵をかけ、物取りの犯行に見せかけるため部屋を荒らし、ウインドブレーカーを脱いでベランダに続く窓を開けてから絶命(無理がある・・)。

勇造の死体に駆け寄った憲久がバタフライナイフを元の状態に戻して完了。



さらに妄想を膨らませれば美音や映子にも不可能では無いような気がしますが、考えるのに疲れた・・。

というか誰を犯人にしても別の人間の不自然な点が説明できずに残ってしまうような・・・まぁスルーされるのかもしれませんが。

という事でミステリ的には憲久犯人説が一番面白いような気がしたのですが、昨夜子供たちを寝かしつけたあと「明日も朝7時前に起きてから夜10時過ぎまで仕事か~早く寝ないと」と半ば朦朧としつつちょっと投げやりに送った犯人投票は、なぜか「熊沢」でした・・。


あまりにも当たり前すぎてミステリとして一番美しくない犯人のような気が・・。


なぜ「熊沢」に投票したのかが、自分自身で一番のミステリ。







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2009/04/08 22:58|Season 1TB:0CM:0

 

本日「探偵Xからの挑戦状!”第2回”」の「赤目荘の惨劇 第6章」がサイトにアップされました。

いよいよ問題編の最終章です。



×月15日午前8時~

警察に通報はしたものの土砂崩れですぐには来られないという事で、その間に関係者の証言を集める探偵助手香月。

憲久は朝食前のジョギングを日課にしていたとの事ですが、それにしては美音が憲久の行き先を知らなかったのはなぜでしょう?

5キロの山道をジョギングするのにかかる時間は?

妻の映子も「寝ていた」と言うだけで、証明してくれる人がいるわけでもなくアリバイなし?

熊沢のいた場所を考えると、香月たちが勇造の部屋に入るのに手間取っていた間に雨どいを伝って移動するのは可能だったのでは?

寺本は・・憲久による「早業殺人」の可能性を示唆して否定されていますが、逆に「血」さえ偽装出来れば可能だったのでは?



今からゆっくり考えて誰かに投票しようと思いますが、それにしてもせっかくケータイサイトに画像を付けて問題編をアップしているのですから、画像をヒントにして解くような問題は出ないのでしょうか?

昨日書いたウインドブレーカーの件もそうですが、見取り図では壁になっているはずの所が画像では窓にカーテンだったり、推理には関係ないのかもしれませんが何か全般的に雑な印象が・・(細かいところまで気にしすぎ?)。


さ~て、とりあえず最初から1回読み返してみるか。


推理投票の受付締切は明日(4/8)の午前10時。

そして明日深夜0:10からNHK総合で解決編の放送です。

番組で紹介されたくて、わざと的外れな面白い推理を送る人が増えてそうな予感。

それはそれで楽しみかも。







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2009/04/07 22:54|Season 1TB:0CM:3

 

そして名探偵は生まれた (祥伝社文庫 う 2-3)そして名探偵は生まれた (祥伝社文庫 う 2-3)
(2009/02/06)
歌野 晶午

商品詳細を見る
三月には珍しい雪の日、伊豆の山荘で惨劇は起こった。新興企業アラミツ・グループが所有する保養所・萩宮荘で、若き総帥・荒垣美都夫が撲殺されたのだ。ここは歴代の所有者が次々と不幸に襲われたという呪われた山荘だった。殺害現場となったホールは完全な密室状態だった。外部からは争う物音が確認されたが、現場に入ってみると荒垣の死体しかなかった。ホールの窓の外は降り積もった雪が逃走した者がいないことを証明している。犯人はどこへ消えたのか?社内懇親会で集められた二十人の中に犯人が?

祥伝社文庫から2月に発売になった、歌野晶午さんの「そして名探偵は生まれた」を読みました。

この文庫には、

「無人島」テーマの競作として書かれた「生存者、一名」。

「“館”ミステリー」というテーマで書かれた「館という名の楽園で」。

上記2作とともに「歌野晶午が贈る三大密室トリック」と銘打たれて、単行本用に書き下ろされた表題作「そして名探偵は生まれた」。

さらにボーナス・トラックとして、以前二階堂黎人さんが編んだアンソロジー「密室殺人大百科(下)」に書き下ろされた作品「夏の雪、冬のサンバ」。

の4編が収録されています。


そして名探偵は生まれた

主人公は、まさに小説から抜け出してきたかのような名探偵「影浦速水」・・・の助手兼世話係である「武邑大空」。

師匠(?)である名探偵影浦は「帝国海軍の密使事件」「月の宮殺人事件」「四国剣山胎内洞逆十字架事件」「空中伽藍の四重密室」「呪いの十三点鐘事件」「トランク詰めの花嫁、伊豆-磐梯-軽井沢殺人トライアングル」「天狗教ピラミッドの百死体」・・といった数々の難事件を解決に導いた、まさに名探偵の中の名探偵です!

しかし現実は厳しい。

一民間人が警察の捜査に参加している事を世間には公表出来ないため、名探偵はあくまで黒子的な存在。

関係者のプライバシーの問題もあって事件に関する話をすることも禁じられています。

過去に事件の顛末を一冊の本にまとめて上梓した時は、プライバシーの侵害に当たると被害者・加害者双方の遺族から訴えられたあげくに賠償金を支払わされ、それならと別の事件をすべて架空の地名や名前でフィクション小説として発表した際も、モデルを特定できるからと人権侵害で訴えられ・・・せっかくの能力を世に知らしめる事の出来ない彼はすっかりやさぐれてしまい、助手である主人公に愚痴をこぼしまくる毎日です。


そんなある日、2人は事件解決のお礼としてある実業家から山荘でのパーティーに呼ばれます。

しかしそこで発生する密室殺人!

ところが「報酬が出ないから」と推理をしない名探偵影浦!

そしてこの名探偵にも殺人犯の魔の手が伸びてきて・・。


いや~最初から最後まで「名探偵もの」に対するパロディという印象のこの作品ですが、さすがにトリックや伏線など、本格としての骨組みはしっかりしています。

大掛かりなトリックは初期のあの作品を思い起こさせますが、何はともあれ最後まで読んでこのタイトルの意味に納得しました。

ちょっと強引な感のあるダイイングメッセージも、こういう真相なら納得です。

序盤の、ミステリ小説好きのOL2人の掛け合いが面白かった。


「生存者、一名」

この作品は、主人公である「大竹三春」が瀕死の状態で書いた手記、という形式で語られており、所々にそれを補う形で報道記事が挟み込まれています。

まず冒頭に挿入された報道記事で、鹿児島県警や海上自衛隊が「屍島(かばねじま)」における捜索活動を「生存者1名、死者5名」で打ち切った事が明かされていますが・・。


宗教団体「真の道福音協会」の信者である大竹三春は、神の思し召しを受けた教祖の指示により、腐った世の中を浄化するためJRの駅を爆破するテロを行い、悪魔の手先である警察から逃げています。

教団はそんな彼女たちに「屍島」という無人島を一時的な潜伏先として用意してくれ、教団のナンバーフォーである「関口司教」とそのカバン持ちの「稲村裕次郎」、そしてテロの実行犯である三春たち4名の計6名は十分な食料を積み込んだクルーザーでその島に渡ります。

しかし島に上陸した翌日に関口司教がクルーザーとともに姿をくらまし、残ったメンバーも、ある者は殺され、またある者は行方が分からなくなり、そして最後に生き残るのは・・・。


終盤の「ある意外な真相」は二階堂黎人さんと黒田研二さんの合作であるあの作品を思い出しましたが、それにしても一部の報道記事の表現がきわどい。

歌野晶午さんが、地の文(報道記事)で嘘をつかないように注意しつつ、なおかつ読者にたくらみがバレないように苦心しているのがよく分かります。


論理的に全てが解決されるタイプのミステリではありませんが、最後に明かされた唯一の生存者の「名前」が、読者の想像力をかきたてます。


「館という名の楽園で」

大学を卒業してから二十余年、N大学探偵小説研究会OBの冬木統一郎は長年の夢を叶えついに「館」を建てます。

野球少年が甲子園に出場しプロを目指すように、ギター少年が軽音楽部でライブに明け暮れメジャーデビューを目指すように、探偵小説愛好家の冬木は「館」に住むことを夢見ていました。

そして冬木の大学時代の仲間4人の元へ、「三星館」と名付けられたその館への招待状が送られてきます。

黒塗りのリムジンと銀髪の執事に出迎えられた4人は戸惑いながらも旧友との再会を喜びますが、館で待っていたのは冬木が用意した推理劇。

曰く――「奇妙な殺人事件は奇妙な構造の館で起きる」。


メインのトリックは館を紹介している段階でほぼ予想がつきましたが、これを実際に錯誤させるのはちょっと厳しいのでは。


ただ、シリアスな結末には胸を締め付けられました。


「夏の雪、冬のサンバ」

「あの泥棒が羨ましい」――江戸川乱歩のデビュー作「二銭銅貨」からの引用で幕を開ける物語。

東京の片隅、築数十年の第一柏木荘に住む「キノシタ」は、同じアパートに住む「ドラゴン」が連続ATM荒らしの犯人であると確信し、2月19日、それを奪おうとサバイバルナイフを持ってドラゴンの部屋を訪れます――。

このアパートには外国人が多く住んでおり、アフリカ系ブラジル人の「ペレ」、ユダヤ人の「ダビデ」、インドネシア人の「バロン」、日本人の「ショーグン」、中国人の「ドラゴン」、アルゼンチン人の「ゲバラ」、ペルー人の「インティ」、イラン人の「アリババ」とお互いがあだ名で呼び合っています。

そして2月19日、ペレの部屋で酔いつぶれていたダビデの元に、ドラゴンの他殺死体を発見してパニックになっているバロンが飛び込んできます。

不法入国者や不法滞在者も多く、出来れば警察は呼びたくない。

積もった雪の上にある足跡は外からアパートに向かっているものばかりで、何者かがアパートから出て行った形跡はない。

困ったダビデは高額の報酬をエサに、知り合いの私立探偵を呼び出します(報酬に関するアレはちょっとベタでしたが・・)。

調査の結果このアパート自体が密室状態だった事が分かり、犯人は住人に絞られて・・。


アリバイに関する意外な錯誤は、のちにあの長編でも使われているのと同じタイプですね。

登場人物や舞台となっているアパートの状況がすべて意外な真相と有機的に結びついていて、この辺りの技巧はさすが歌野晶午さんといった所です。

巻末の解説で日下三蔵さんも書かれていますが、登場人物同士のちょっとした会話などにも著者がいかにフェアに読者を騙そうとしているかが見て取れて、本当に隅々まで言葉をよく選んで書かれている作品だと感じました。


このところ「探偵Xからの挑戦状!」の記事が忙しくて肝心の本の紹介&感想が滞っていましたが・・・やっとアップできた。







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2009/04/07 01:29|・歌野晶午TB:0CM:2

 

本日「探偵Xからの挑戦状!“第2回”」の「赤目荘の惨劇 第5章」がサイトにアップされました。

探偵助手香月からのメール報告はいよいよ翌日の内容に移り、事件が発生します。



×月15日午前6時30分

朝早くに目が覚めた香月は土砂崩れの現場まで散歩に行きます。

間違いなく道が通れなくなっている事を確認した香月が赤目荘に戻ってロビーで休んでいると、そこに勇造が朝の散歩から帰ってきます。

持病の腰痛が出たため日課の朝の散歩を早めに切り上げて戻ってきたという勇造は、そのまま自室のある二階へ。

その直後、食堂から顔を出した美音と会話を交わしていると、なにやら二階から物音がします。

ちょうどランニングから帰って来た(?)憲久から話しかけられたその時、またもや2階から、今度は何かが床に倒れたような大きな音が!

憲久と香月はすぐに勇造の部屋に向かいますが、鍵がかかっていて入れません。

憲久が階下に合鍵を取りに行き、2人で勇造の部屋に入ってみると、そこはまるで泥棒に入られたかのような荒れようで、ローチェストの引き出しは全て開けられ、ソファーもひっくり返されています。

部屋の中には誰も隠れていないようですが、勇造の姿もありません。

憲久が隣の寝室に飛び込み、香月もそれに続きますが、床には背中を刺されてうつ伏せに倒れている勇造の姿が!

寝室にも誰も隠れてはいないようですが、ベランダに続く窓が開いておりそこには太い雨どいがあります。

騒ぎに気付いた寺本も勇造の部屋に駆けつけ、ベランダから外を見てみると少し離れた林からは熊沢が姿を現します。


そしてメールの最後には「勇造の部屋の見取り図」と、「荒らされた部屋」「勇造の死体」の写真が添付されていました。

「白いウインドブレーカーを脱いで青いジャージ姿で殺されていた」はずの勇造の死体写真はどう見ても上下白いウインドブレーカー姿で殺されているのですが、これは後から「推理には影響がない」という編集部の注が付け加えられていました(苦笑)


明日第6章として小説の続きがあるのか、「DMがいっぱい」の時と同じように本編ではなくおまけだけアップされるのか分かりませんが、とりあえず明日まで待ってから考えようと思います。

いくつか思いつく犯人と手口はありますが、まだ絞り込めない。



しかしミステリの犯人当てのセオリーとしては「単独犯」に限られるはずですが、それについての言及も無いし、単独犯と決めつける事の出来るシチュエーションでもないし、どうなんでしょう?


まさかメールでの報告を逆手に取ったメタな真相では無いとは思いますが・・。







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2009/04/06 23:59|Season 1TB:0CM:2

 

本日「探偵Xからの挑戦状!”第2回”」の「赤目荘の惨劇 第4章」がサイトにアップされました。



×月14日午後5時過ぎ

土砂崩れにより帰れなくなった香月・熊沢・寺本の3人は結局赤目荘に泊めてもらうことになります。

赤目荘の見取り図と部屋割りがアップされていますので、これが犯人当ての手がかりの一つになるのでしょうか。



×月14日午後7時

熊沢と寺本を除いた5人(勇造・映子・憲久・美音・香月)は一階の食堂で夕食をとります。

夕食後、香月は憲久に誘われて彼の部屋の「武器コレクション」を見に行くのですが、そこでバタフライナイフが1本なくなっている事に気づきます。

この部屋に大量の武器がある事は家族はもちろんのこと、熊沢や寺本も知っているようです。



いよいよ明日は事件が起こる・・・のでしょう、たぶん。

第4章まできてまだ何も起こらないなんて・・。







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2009/04/05 23:59|Season 1TB:0CM:0

 

本日「探偵Xからの挑戦状!”第2回”」の「赤目荘の惨劇 第3章」がサイトにアップされました。


×月14日午後4時過ぎ

赤目荘の2階から下りてきた2人の男、作業服を着た50がらみの男は市議会議員の「熊沢靖男」、もう一人の小柄で猫背の男は観光協会職員の「寺本貴志」です。

2人とも完全に激昂しています。

どうやら今回の依頼人である資産家の「志水勇造」は、市が計画していた観光用の橋の建設に資金を出すと言っておきながら突如心変りして出資を中止したため、方々から恨みを買っているようです。

自宅のポストには「出資中止を撤回しろ」という手書きの脅迫状が入れられており、今回の依頼は、筆跡鑑定をして犯人を見つけ出して欲しいという内容でした。

勇造は熊沢と寺本を疑っているようですが、そこに土砂崩れで帰宅を阻まれた当の2人が赤目荘へ引き返してきます。



今回の物語ではどうやら勇造が何者かに殺害されるようですが、まだ事件は起こらず。

明日の第4章で、いよいよ事件発生かな?







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2009/04/04 21:55|Season 1TB:0CM:0

 

逆転検事(通常版)逆転検事(通常版)
(2009/05/28)
Nintendo DS

商品詳細を見る


5月28日にニンテンドーDSで「逆転検事」(カプコン)が発売になりますが、DSソフトの発売より一足早くマンガ版の「逆転検事」が4/13発売のヤングマガジン20号から連載されるようです。

逆転裁判」の時と同じく、マンガは「前川かずお」氏、そして脚本はメフィスト賞作家の「黒田研二」さんです!

今回もゲームとは違ったオリジナル脚本のストーリーとの事(第1話は仮装パーティー会場で起きた殺人事件に御剣が挑む“逆転のコスチューム”)。


DSの「逆転検事」はすでに(自分の店で)予約していますが、マンガ版の連載も開始とは、これでまた楽しみが一つ増えました。


謎、推理、逆転、そしてあの濃い~キャラクターたち。


あ~、楽しみっ!!







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2009/04/04 02:26|逆転裁判&逆転検事TB:0CM:0

 

本日「探偵Xからの挑戦状!”第2回”」の「赤目荘の惨劇 第2章」がサイトにアップされました。


X月14日午後3時30分

探偵助手の香月と、依頼人の息子「志水憲久」は赤目荘に到着しました。

出迎えてくれたのは20代後半らしき清楚な雰囲気の女性(すみません、画像を見る限り「清楚な女性」には見えないんですが・・)。

彼女は憲久の婚約者の「柏木美音」だそうです。

しかし、憲久の父であり今回の依頼人である「志水勇造」は2人の結婚に反対しているとの事。

ちなみに「赤目荘」という名前は、近くにある「赤目の滝」からとられたようです。

そしてそこに登場する、目鼻立ちのくっきりした30代半ばぐらいの女性。

昼間から酔っ払っているこの女性は勇造の後妻の「映子」です。

そして勇造の元に訪ねてきている「熊沢」と「寺本」の名前が出てきましたが、まだまだ事件は起こりません・・。



明日に期待。







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2009/04/03 23:54|Season 1TB:0CM:0

 

本日「探偵Xからの挑戦状!」の第2回、白峰良介さんの「赤目荘の惨劇 第1章」がサイトにアップされました。

白峰良介さんと言えばデビュー作の「飛ぶ男、墜ちる女」が有名で、確か同志社推理小説研究会有栖川有栖さんの先輩にあたる・・・のだったかな、違ってたらすみません。


今回のストーリーは”いかにも”な嵐の山荘もの、いわゆる「クローズドサークル」みたいですね。


仕事で「赤目荘」という山荘に出かけた江楠探偵社の助手「香月幸司」ですが、赤目荘は集中豪雨による土砂崩れで孤立してしまい、しかもそこで殺人事件が発生したようです。

物語は、助手の香月が上司の「江楠探偵長」に手記形式のメールで事件の状況を報告するという形で進んでいきます。



とりあえずまだ事件も起こっていませんので、明日以降を楽しみにしておきます。







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2009/04/02 23:59|Season 1TB:0CM:0

 

昨夜NHKで、「探偵Xからの挑戦状!第1回”DMがいっぱい”」の解決編が放送されました。

30分の番組で問題編を再現しながら解決編まで流すので、やはりかなり駆け足な印象ですね。

投稿メールの紹介も3件だけだったし・・。

竹中直人さんのキャラは相変わらずいいな~。


とりあえず犯人は、タオルを「くわえている」→「川窪桑江」で正解でした。

応募者1,794名中、犯人と理由まで正解したのは722名との事。

やっぱり正解率高いな~。

私も犯人は合っていましたが、理由が半分間違っていましたので722名に加えて貰えているのかどうか微妙かな・・。



全8回のこの企画、辻真先さん以外の執筆者は・・

 白峰良介さん

 黒崎緑さん

 霞流一さん

 芦辺拓さん

 井上夢人さん

 山口雅也さん

 折原一さん

の7名のようです。

本日スタートした第2回は白峰良介さんの「赤目荘の惨劇」ですので、第8回までこの順番でいくのでしょうか。

もしそうなら、トリは”叙述トリックの魔術師”(?)折原一さん。

てごわそう・・・。


皆さん好きな作家さんばかりですが、個人的にはバカミスキングの霞流一さんが一番楽しみです!



8回全部正解したら賞品とか貰えたらいいのに。







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2009/04/02 21:36|Season 1TB:0CM:0

 

犯人候補は10名(と一匹)。

はたして真犯人は誰なのか、そしてキリコがあっさり見抜いたダイイング・メッセージの意味は!?


という事で、全然わからないながらもせめて何か投票しないと、と思い昨夜いろいろ考えてみました。

ミステリである以上「羽鳥嬢」や「田丸局長」なども少しは疑いつつ、とりあえず今回はオーソドックスに「高尾」「四谷」「大島」「川窪」の4人に絞ってみました(たいした根拠はありませんが・・)。


だじゃれ、だじゃれ、汗かき、汗かき、とつぶやきつつ何とかひねり出したのは・・

タオル・・タオル・・たおる・・のぼ

タオルを咥えている・・くわえている・・桑江!

左手、右手、両足、口・・ダイイング・メッセージが4つ・・よっつや(四谷)!

ぐらいでした・・。


で、結局送った答えは「汗かき=暑がり」という事も考えて、被害者が左手で指さしたのは「避暑地」として有名な(?)高尾。

「避暑=秘書」と「くわえている→桑江」で、犯人は「川窪桑江」で応募してみました(右手と両足は犯人の偽装ということで)。


どうせ見当違いなんだろうな~。


あと一時間ちょっとで解決編が放映されますので、とりあえず楽しみに観てみます。







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2009/04/01 22:53|Season 1TB:1CM:0

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