~愛すべき「本格ミステリ」の世界~

プロフィール 

音倉誓示(Otokura Seiji)

Author:音倉誓示(Otokura Seiji)
魅力的な謎。論理的な解決。そして少しの遊び心♪
「本格ミステリ」の魅力が少しでも多くの人に伝わりますように。
元、某地方書店チェーンの店長。
九州在住。

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昨日3/30(月)、「探偵Xからの挑戦状!”第1回”」の「DMがいっぱい 第5章」がサイトにアップされました。

克郎と水上刑事は推理に行き詰まり、結局、克郎の妹であり名探偵の“スーパー”こと「牧キリコ」に相談することになりました。

水上刑事から電話越しに事件の概要を聞いたキリコは・・「犯人ならわかりましたけど」(マジでっ!?)。

どうやら彼女はあっという間に被害者のメッセージを読み解いてしまったようです(全然わからん・・)。

“神戸社長はダジャレ好きで、しかも汗かきのためしょっちゅうタオルを使っていた”というのがどうやらヒントの様ですが・・・やっぱり分からん。

キリコが言うには「論理的に犯人はあの人に決まり!」だそうです。

被害者が口にタオルを突っ込んで死んでいるのも関係がありそうですが・・とりあえず明日の第6章を待ちます。

第2章で「左手は高尾を指差し」「右手は四谷を手のひらで押さえ」「両足は伊豆大島を蹴とばしているように見えた」はずが、今回の第5章では「右手で四谷を、左手で高尾を、両足で大島を、それぞれ絨毯上のマップで押さえていた」となっているのが気になりますが・・まあ推理にはあまり関係ないのでしょう。


牧薩次の「完全恋愛」の話題も出てきて、ミステリファンの心をくすぐられました。


そして本日3/31(火)、いよいよ問題編の最終章である「DMがいっぱい 第6章」がサイトにアップされ、推理投票の受付が開始されました。

・・・が、問題編の小説は昨日の第5章で終りだったんですね。

本日アップされた第6章では「編集部からの“特別付録”」と称して「登場人物の“おまけ”情報」や「現場見取り図」がアップされただけでした。

で、それも読んだけどやっぱり分からない・・。

問題編本文では「興奮すると標準語になる」と書かれていた田丸局長がこのおまけ情報では「興奮すると関西弁になる」と書かれていたのが気になったぐらいで・・まぁ単なるミスで犯人とは関係ないですよね、やっぱり。

ちなみに犯人候補は「可能克郎」「羽鳥嬢」「田丸局長」「水上刑事」「“四谷”に気づいた地元署の若い刑事」「高尾登」「四谷昌明」「大島冴子」「川窪桑江」「チェシャ猫」「牧キリコ」の10名(と1匹!?)です。

被害者はダジャレで犯人を表そうとしたのは間違いないと思いますが・・分からね~。

やはり私は探偵には向いてないようです。



推理投票の締め切りは明日4/1(水)の午前10時。

明日も仕事なので、寝る前に何とか考えて投票しないと・・。



ところで第2回の著者は誰なんだろう?







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2009/03/31 22:56|Season 1TB:0CM:0

 

昨日3/28(土)、「探偵Xからの挑戦状!”第1回”」の「DMがいっぱい 第3章」がサイトにアップされました。

被害者の神戸社長は徹底したワンマン社長で、会社の重要案件はほとんど一人で抱えこみ、また女性関係においては「英雄色を好む」という事で、気に入った女性がいると酔わせてヤバい写真を撮り、それをネタに口説き落とすのを得意技にしていたようです(おいおい・・)。

大量のCD-ROMがしまってある社長室のクローゼットが物色された形跡があり、どうやら犯人の目的と動機はこの辺りにありそうです。

そして社長の死を知り駆けつけてきた幹部社員3名の名前は、やはりと言うか何と言うか・・。

「高尾登」

「四谷昌明」

「大島冴子」

さて、犯人はどいつだ・・!?



余談ですが、主人公の「可能克郎」は、昨年上梓されて現在第9回本格ミステリ大賞候補作になっている「完全恋愛」(マガジンハウス)を書いたミステリ作家「牧薩次」の義理の兄です。

分かる人にしか分らないネタかも知れませんが、こういうのが楽しい!

克郎と水上刑事が待ち合わせた場所が「スナック蟻巣」というのも、思わずニヤリです。


そして本日3/29(日)、「DMがいっぱい 第4章」がサイトにアップされました。

神戸社長の秘書「川窪桑江」によれば、幹部社員3人共にそれぞれ動機があるとの事。

高尾と四谷は社長の後継者の座をめぐって対立しており、しかも二人の内のどちらかが会社の金を使い込んだ疑いがあり、それに関してのデータが入ったCD-ROMが社長室のクローゼットに収納してあったとの事です。

そして妙に色気過剰の大島は案の定神戸社長とそういう関係で、高尾と四谷が言うには社長は大島から秘書の川窪に乗り換えるつもりだったため別れ話で揉めていた・・。

しかも神戸社長は、大島にプレゼントすると約束した時価一千万の宝石を大島ではなく川窪に贈り、しかしながらおカタイ川窪がそれを受け取らなかったため、その宝石は社長室のクローゼットの中へ・・。

どうやらそれぞれに動機があり、しかも共犯のセンは無いようです。

被害者の状況、容疑者、動機が出そろい、連載も残り2回。


あ~、明日の更新が待ち遠しい。







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2009/03/29 23:59|Season 1TB:0CM:0

 

昨日スタートしたNHKの「探偵Xからの挑戦状!」ですが、本日、第1弾「DMがいっぱい」問題編の第2章がサイトにアップされました。

ちなみに「DMがいっぱい」の「DM」は「ダイレクトメール」ではなくて「ダイイング・メッセージ」の事だそうで、さすがベテラン辻真先さん、一筋縄ではいきそうもありません。

昨日の第1章では、主人公の「可能克郎」が神戸不動産社長「神戸清之助」の死体を発見し、警察が駆けつけてくるところで終わりましたが、本日の第2章でその死体の異常な状況が少しずつ明らかにされました。

まずは社長室の床一面に敷かれた、首都圏の地図をあしらった特注の絨毯(なんじゃそりゃ!?)

口にタオルを突っ込まれ、首にはカーテンの紐らしきものが巻きついている神戸社長の死体ですが、よく見てみると、左手は床の地図の「高尾駅」を指差し、不自然に曲げられた右手は「四谷駅」を手のひらで覆い隠し、ピンと伸ばした両足は「伊豆大島」を蹴とばしているように見えます。

う~ん、まさにダイイング・メッセージだらけ。

明日の第3章以降で容疑者の名前も明らかになっていくのでしょうが、今の段階では何が何だかさっぱり分からない・・。



犯人当ての応募は3/31(火)に受付開始、解答編のドラマは4/1(水)の深夜24:10から放送開始です。

おそらくリアルタイムで観ると思いますが、とりあえずDVDレコーダーの録画予約はセットしておくか・・。







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2009/03/27 23:43|Season 1TB:0CM:0

 

赤い月、廃駅の上に (幽BOOKS)赤い月、廃駅の上に (幽BOOKS)
(2009/02/04)
有栖川有栖

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赤い月の光----。それは邪気を招く不吉な月。鬼月が出た夜は、異界への扉が口をあける…。17歳の引きこもりの青年が、クロスバイクで旅に出た。四日目にある町の廃線跡の駅舎に辿り着き、野宿をする。そこに現れた鉄道忌避伝説を追う30代の鉄ちゃんライターの佐光。空に赤い月が出ているのを見た青年は不気味さを振り払おうとダベり始める。深夜に差しかかるころ、佐光はトイレに行くため駅舎を出る。それを見計らったかのように、赤い月はますますその光を増し…。怪談専門誌『幽』に連載された8編に加え、他誌に発表された2編を加えた初の怪談集、堂々刊行。

突然ですが、妻のつわりがピークのため、このところ帰宅後や休日は家事に追われてほとんどパソコンの前に座れていません。

掃除・洗濯・料理・子育て・etc・・これだけの事を普段日常的にこなしている妻はやはりすごい。

感謝感謝です。

新しい命は現在身長「7㎜」。

大切に育てていきたいと思います。


と言う事で(10日以上前ですが)有栖川有栖さんの鉄道怪談短編集「赤い月、廃駅の上に」(メディアファクトリー)を読みました。

有栖川さんの「ミステリではない小説」、どうなんでしょう。


「夢の国行き列車」

愛知万博〈愛・地球博〉のポスターを見て、幼き日の大阪万博を思い出す主人公。

当時熱狂的な万博少年だったという6歳年上の上司は、家庭内の問題などを抱えながらもいつも大阪万博の楽しい思い出を胸に生きています。

そんな上司がある日突然姿を消し・・。


相変わらず大阪の地名・駅名が次々と出てきて関西の人間以外には分かりづらいですが・・なんとなく寂しいストーリーでした。

それにしても有栖川さんって、この「6歳年上の上司」と同い年ですよね。

かなり著者自身の体験が反映されていそうな作品でした。


「密林の奥へ」

異国の地で放浪の旅をしている24歳の主人公。

いつ来るか分からない列車を簡易宿泊所で待っている間に、あるおしゃべり好きな中年の行商人と仲良くなり、その行商人は「密林の奥へ分け入って刺激的な体験がしたい」と望む主人公に興味深い話を教えてくれます。

曰く――「K***へ向かうなら、W***で乗り換えて西へ向かうといい。そのまま奥へ奥へ進んで行けば、“空の鯨”と呼ばれるとてつもない大きな鳥に出会えるだろう」。

言われたとおりのルートで密林の奥へ向かった主人公。

持っている地図には載っていない、発音すら出来ない駅に辿り着き、そこから更に、1週間に1本という列車に乗り換え密林の奥へ奥へと進んでいきます。

道中では甘い樹液の匂いが窓から流れ込み、張り出した植物は車体を打ち、密林の奥の闇では獣の目が妖しく光り、禍々しい鳥の声が飛び交う中で毒々しい花が咲き乱れ・・。

そしてついに辿り着いた土地で主人公が目にしたのは・・。


う~ん、げにすさまじき森の生命力。



「テツの百物語」

6月半ば、じめじめした夜の事。

鉄道ファン向けのウェブサイトで知り合った5人は「鉄道怪談のオフ会」をやる事にします。

百物語さながらに、1人の話が終わるたびに蝋燭を1本づつ消していき、最後1本が消えたその時――。


ラスト1行は、さすが筋金入りの「テツ」ならではでした。


「貴婦人にハンカチを」

気まぐれな旅の途中、その黒光りする優美な姿から<貴婦人>と呼ばれているC57型<SLばんえつ物語号>に乗ってみた、23歳の英嗣。

意外にすいていた車内で4人掛けのボックス席に座った英嗣ですが、斜め向かいの席に、30代前半とおぼしき品のある女性―まさに<貴婦人>と呼ぶにふさわしい―が座ってきます。

いまひとつ会話が弾まないまま車窓を眺めていると、沿線にいる人々が走り去る汽車に手を振ってきます。

そして、小学校の教諭をしているという貴婦人が唐突に語り始めた話は・・。


切なくて、いい話でした。

最後の会話もニクい。


「黒い車掌」

目的の無い旅に出ていた梢子は、電車の中で車掌がだんだん黒くなっていくのを目撃します。

最初は青い制服に身を包んでいたはずの車掌。

いつのまにか制服が少しずつ黒くなり、制帽の庇は顔に黒い影を落とし、ついにはその全身の輪郭さえもぼやけてきます。

そして、停車する駅で、あるいは車内で次々と姿を現す、梢子の大切な人たち。

そう、それはあくまで「偶然」の出来事・・。


そしてあまりに辛い結末でした。


「海原にて」

大海原を航海中の船上で、船長や研究員たちとの会食に招待されたジャーナリストのサクラ。

研究員のローゼンタールがエドガー・アラン・ポーの作品を話題に出したのを皮切りに、奇談の蒐集家だという船長が海にまつわる数々の怪談を披露しはじめます。

――「生への執着は、人だけが持つものでもない。」

甲板に出たサクラが海上で目撃したものは・・。


スケールの大きな怪談でした。


「シグナルの宵」

隠れ家めいた場末のバー<シグナル>。

忙しかった仕事がやっと一区切りつき、朋美は2カ月ぶりにこの行きつけのバーを訪れます。

店内ではいつもの常連たちが顔をそろえていますが、話題は自然と先日鉄道自殺した元常連客「大庭さん」の話になってしまいます。

そこへ突然姿を現した「大庭さん」と瓜二つの男。

本人は双子の弟だと言いますが・・。


この短編集の中では割とミステリー色の濃い1作でした。

しかし読み終わった時には思わず全身に鳥肌が・・。


余談ですが、作中の「推理作家」と「ミステリー作家」についての会話はちょっと興味深かったです(それさえもちょっとした伏線になっている所はさすが有栖川さん!)。


「最果ての鉄橋」

そこは「最果ての駅」、人が最後に辿り着く場所―。

三途の川を舟で渡っていたのは大昔の話。

人口増加・死者の増加にともない小船から蒸気船、大型フェリーへと変遷し、数年前から鉄道に切り替わったとの事(笑)。

臨死体験をして、ここに来たのは2度目というお婆さんの話によれば、鉄橋で三途の川を渡る前に何とか引き返せば生き返ることが出来るといいます。

列車は鉄橋にさしかかり彼岸に向かって走り続けますが、どこの世界にも手抜き工事をする悪徳業者が・・。


ブラックユーモアたっぷりで楽しめました。


「赤い月、廃駅の上に」

1年生の秋に高校に行かなくなり毎日ぶらぶらしていた主人公は、5月半ば、自転車を使った1週間の旅に出ます。

観光スポットとなっている廃駅で野宿することにした主人公。

たまたま「鉄道忌避伝説」について調べているという鉄道好きのフリーライターも居合わせ、共に待合室で野宿することにします。

しかし鉄道というのは「邪気が吹き込みやすくなる異界への扉」、ましてや空にはほんのりと赤い月が―。


表題作だけあって、「いかにも」なストレートな怪談でした。


「途中下車」

帰宅途中、時々降りた事のない駅で途中下車し、見知らぬ街の散策を楽しむ47歳バツイチの主人公。

9年前に離婚しその翌年に急逝した元奥さんは有名な美人女優で、その噂を知ってか、会社では今でも女性社員に人気があります。

結婚していた当時、2人だけの秘密の言葉だった「アタシャール」。

最近その言葉が幻聴として聞こえ始めた主人公なのですが、通勤中の電車の窓ごしに、突然「アタシャール」という看板が目に飛び込んできます。

何度も電車に乗って、ついにその「アタシャール」の看板の場所を探し当てるのですが・・。


切ない。

とにかく切ない。

有栖川有栖さんの「本格ミステリ」はもちろん大好きですが、一度この人の書いた「恋愛小説」を読んでみたい。

幽霊刑事」といいこの「途中下車」といい、ミステリファン以外にもぜひ読んで貰いたいです。


ファンのひいき目はあるかもしれませんが、やはり有栖川有栖さんは「本格ミステリ作家」としてだけではなく「小説家」としてもいい作品を書かれる作家さんだと思います。

この文章で、なおかつ端正な本格ミステリを書かれたのでは、そりゃあファンが増えて当然ですね。

未読の作品もまだ少し残っていますので、いずれ近いうちにそれらも読んでしまいたいです。



さて、しばらくブログを休んでいたので記事を書けていない読了本が積み上がって来ています。

仕事も、家事も、ブログも、頑張るぞっと。







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2009/03/24 03:25|・有栖川有栖TB:1CM:2

 

NHKが始める、新しいタイプのケータイコラボミステリー「探偵Xからの挑戦状!」のメール登録受付が昨日から(?)始まったようです。


連日(4~6日間)アップされる「問題編」をケータイで読み、その「解決編」がドラマ仕立てでテレビ放映されるという、これまでにない新しい試み。

毎週木曜日から(開始日は作品によって異なるようです)翌週火曜日にかけて「問題編」がアップされ、連載最終日に「犯人当て投票」をNHKのケータイサイトで受付、毎週水曜日の24:10から「解決編」の放送、という流れのようです。


第1回目の作品は辻真先さんの「DMがいっぱい」。

3/26(木)に「問題編」の連載開始、4/1(水)の深夜に「解決編」が放送されるようです(毎回再放送は無いようなので見逃さないようにしないと)。


安楽椅子探偵と忘却の岬」で撃沈し、「Rの刻印」では真相に迫りながらも優秀名探偵賞を逃しましたが、今度はこちらで頑張ってみます!







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2009/03/16 08:06|Season 1TB:0CM:0

 

ようやく本日「Rの刻印」の解決編が到着しました!


犯人・動機・トリックなどほぼ全て推理(過去記事)どおりで大満足

・・と言いながら賞品がもらえなかったのは残念ですが。


一応簡単に解決編の内容を書いておくと・・

まず、真犯人は「芳川光葉」、動機は伊野部(磯貝)の詐欺の被害に遭って自殺した親の復讐です。

やはりとっかかりは携帯の「ビバルディ」発言、決め手はアリバイ、といった所です。

NILE R」の解釈も、ひっくり返して「37IN」で、そこからKV37の「フクロウ」→イニシャル「M」→「光葉」で大正解でした!

伊野部を、自分が乗っている「セント・ジョセフ号」に移してナイル川の水を使って溺死させ、トランクで降ろして車で運んだ事や、アリバイ工作のために花瓶をつるした仕掛けを作り、マリカに作動させたところも合ってました(ただブレスレットが光葉の落し物だとは思わなかった!)。

バンダルと昇平の、死後硬直を利用したトリックも応募した内容の通り。

絵ハガキも「イノベシス」で伊野部の移動経路を表している、で合ってました。



という事で、逮捕状に書いて送った内容は全て合っていたのですが、分かっていたけど特に逮捕状には書かなかった事や、そもそも思いつかなかった事も色々ありましたので、優秀名探偵賞から漏れたのはそれが原因でしょうね。

具体的には・・

トランクの入れ子構造や塗り替えも思った通りでしたが、書いてない。

ブレスレットについては逮捕状では特に触れなかったのですが、まさか犯人の落し物とは・・。

NILE R」の解釈は正解だったのですが、それ以外の解釈を思いつかなかった(漢字の「岸」になるとか・・)。

ジャッキについても逮捕状では特に何も触れなかった。


う~ん、こうしてみると結構漏れがありますね。

ま、苦手な「犯人当て」でここまで健闘できてよかった!



今度はぜひ「ミステリーナイト」にも参加してみたいものです。







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2009/03/12 23:59|Rの刻印TB:0CM:0

 

Rの刻印」の解答編はまだ届いておりませんが、Web上では各賞の当選者が発表になっているようです。


最優秀名探偵賞(エジプトクルーズツアー)は、大阪府の「Sa・K」さん。

その他の各賞も抽選で決まったようです(一時的にリンクを張ります→講談社BOOK倶楽部)。


う~ん、どうやら私の名前は無いようですね。

「暗黒館の殺人クリアファイル」が欲しかった・・残念。



ま、それよりも犯人が誰なのか早く知りたいですが・・。

おそらく近日中には解答編が届くのでしょう。



NHKの「探偵Xからの挑戦状」の受付もそろそろ始まると思いますので、今度はそちらで頑張ってみます!







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2009/03/10 23:59|Rの刻印TB:0CM:0

 

ペルソナ探偵 (講談社文庫)ペルソナ探偵 (講談社文庫)
(2009/02)
黒田 研二

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作家を志し同人誌を作る六人の男女が、チャットルーム「星の海」に集まった。星の名前をハンドルネームにした彼らに面識はなく、プライベートは秘することを約束事にしていた。だが、そのことがすべての事件の伏線となり、真の悲劇を招き寄せる。それぞれの謎が環となって、予測不能の最終章へと繋がる衝撃作。

先日文庫になった、くろけん(黒田研二)さんの「ペルソナ探偵」(講談社文庫)を読みました。

デビュー作「ウェディング・ドレス」に次ぐ、第2作目になります。

さてさて、今度はどんな手で読者を驚かせてくれるのか・・。


ネット上の「星の海☆チャットルーム」という会員制サイトに集う6人。

全員が作家を目指すメンバーばかりです。

主宰者である「カストル」の呼びかけで集まったメンバーは、それぞれ「スピカ」「アンタレス」「カペラ」「ベガ」「ポルックス」という名前で呼び合い、メンバーの本名や連絡先を知っているのは「カストル」だけ。

ところがある日、あるメンバーの元に一本の電話が・・。


いや~面白かった!

この作品、何がすごいかって全編がほぼ「作中作のみ」で構成されているんです。

小説の中に「登場人物が書いた別の作品が挿入される」、というのは割とありがちなパターンですが、これだけ「作中作」が大部分を占める作品はさすがに初めて読みました。

よくこんなこと思いつきますね・・。



作中、同人誌「スターチャイルド」への掲載作という事で、「メンバーそれぞれが自分の身に起こった事件を小説にした作品」が順番に紹介されていきます。

まず「スターチャイルド第5号」に掲載された、スピカの書いた事件簿「フィンガーマジック」。

「第6号」にはアンタレスの書いた事件簿「殺人ごっこ」。

「第7号」にはカペラの書いた事件簿「キューピッドは知っている」。

そして最後、ポルックス視点の事件簿で、メンバーに起こった悲劇の真相がついに明かされます。



スピカの「フィンガーマジック」以下、それぞれの作中作自体が独立した一篇の短編ミステリとして成立しており、さらに最後のポルックスの事件簿で作品全体を貫きとおす謎までも解明されていくという、非常に贅沢な作品でした。

最後はこういう展開になるんだろうな~と思いながら読み進め、ある程度は予想できた・・つもりだったのですが、そこはくろけんさん、一筋縄では行きませんでした。

辿り着いたつもりの真相が次から次にひっくり返され、まさにどんでん返しのつるべ打ち!

あれもこれも伏線だったのか、と感慨にふけりながら、「Killer X」を読んだ時と同じく真相の上に別の真相が次々と上塗りされていく感覚は非常に楽しいものでした。

中々やりますねくろけんさん!

ただの変態オヤヂじゃないですね!(口がすべりました。ホントにすみません。)

無理やり褒める必要は無いから忌憚のない感想を、と以前言われましたが、これが素直な感想です。

よくまあこれだけのややこしいプロットをきちんと組み立てたものだと感心するばかり・・。

無理に厳しい意見を言うならば、やはり新本格らしいというか、パズル的な小説だとは思います。

残念ながら、読んでいて登場人物に感情移入してしまい悲しさに胸が締め付けられたり、といった事はありませんでした。

そういう意味では「文学的な小説」からは遠い作品かもしれませんが、何より、この斬新でトリッキーな設定を思いつき、それを破綻なく仕上げてあるこの作品はまぎれもなく傑作だと思います。



今週発売の「カンニング少女」(文春文庫)も楽しみです。


以前に東野圭吾さんのエッセイを読んでいたので、「ザウス」が出てきた時はちょっと笑いました。







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2009/03/08 23:59|・黒田研二TB:0CM:2

 

マリオネット・エンジン (講談社ノベルス)マリオネット・エンジン (講談社ノベルス)
(2009/02/06)
西澤 保彦

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パートナーを機械で理想のタイプに変換し愛することのできる時代が到来した。その技術に賛否が渦巻く中、思いも寄らぬ恐怖が開発者を襲う!表題作『マリオネット・エンジン』をはじめ恐怖に満ちた6作品を収録。ロジックに定評ある西澤保彦のすべてを凝縮したSFホラー短編集誕生。

西澤保彦さん初の非ミステリ短編集「マリオネット・エンジン」を読みました。

1999年から2008年にかけて雑誌などに掲載された作品に、書き下ろしの表題作「マリオネット・エンジン」を加えた1冊のようです。

ミステリ読みの私が「非ミステリ短編集」を読んでまともな感想が書けるのか、かなり不安な所ではありますが・・。


「シュガー・エンドレス」

砂糖にとりつかれた主人公(高校を中退した17歳の少年)が、家族の食事に使う砂糖の量を、家族には気付かれないように少しずつ、しかし大量に増やしていく話。

知らないうちに大量の砂糖を摂取してしまった家族たちは、やがて・・。

先日読んだ「スナッチ」も顔負けの、健康蘊蓄満載の作品になっていました。

しかし、きちんと下調べして書かれたであろうこの作品は「小説として」以上に「現実として」恐ろしく、私はちょうどペットボトル片手にこの作品を読んでいましたが、途中で飲むのをやめてしまいました(いやホントに)。

しかし何でまたこんな作品を書いたのかと不思議に思っていたら、「フェティシズム・ホラー」というお題で依頼された作品だったんですね。

納得。


「テイク」

何と1987年に同人誌に発表した作品を元にして書かれた作品。

著者の歴史を感じます(そのころ私はまだ小学生かな・・)。


自我形成の歴史、つまりは「過去」を洗いざらい拾い出す「遡行性自我解析装置」なる装置の実験台にされた主人公。

次第に記憶が混乱していく主人公に語りかけ続けてくる人物は、いったい誰なのか・・。


太平洋戦争に関する、日本人の内的自己と外的自己の考察は興味深かったです。


「家の中」

コテコテのSFである「テイク」から一転して、今度はホラーです。

父が新築した自宅の和室に、10歳の「私」にしか見えない「敷きっぱなしの布団」が・・。

やがて布団の中には横たわる老婆の姿も見え始めますが、それが見えるのは、兄に犯され続ける私だけ。

三津田信三さんの「凶宅」のような雰囲気を持つ作品でしたが、淡々とストーリーが進んで行き、ラストもイマイチでした。


「虫とり」

雑誌「メフィスト」の「0番目の事件簿」という企画(作家のデビュー以前の習作をそのまま掲載するといいう企画)で掘り起こされた作品。

元々はSF同人誌用に書いた作品だそうです。

バイオロイドに発生するバグをデバッグするのが仕事の「おれ」と「クラム」。

しかしいくらデバッグしても、次から次にバグが発生し・・。


ミステリ的要素が含まれたSF、というところが後の(現在の)西澤保彦さんの作風をすでに表しているようで、面白く感じました。


「青い奈落」

「重力が反転する世界」の夢をみる主人公。

それはあくまで「夢」だったはずですが・・・。


著者本人もあとがきに書いていますが、私も、この眩暈を起こしそうなイメージの作品は今回の収録作の中ですごく気に入りました。

「うつし世は夢、夜の夢こそまこと」-私の頭には、この有名な言葉が浮かんできました。


マリオネット・エンジン

書き下ろし作品です。

「パスティッシュ造形」だの「セクスプロイタ」だの「フェティ・シフト」だの、普段読みなれない言葉が次々に出てきて、ストーリーに入り込むのに少し苦労しました。

ただSFではあるのですが、この物語を成立させる複雑なロジックの組み立てはさすがです。

やはり私は、これだけロジカルな作品が書ける西澤保彦さんの「ミステリ」が読みたい。


と言う事で、やはり「非ミステリ」だけあって肌に合わない作品が多かったです・・当り前か。

ただ、作家さんの「別の顔」もたまには面白いですね(ま、西澤保彦さんは元々SF寄りのミステリが多いですが・・・「チョーモンインシリーズ」も好きです)。

とにかく、「匠千暁シリーズ」を早く読破せねば。







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2009/03/07 23:59|・西澤保彦TB:0CM:0

 

今日は、毎月恒例になってきている「本格ミステリ作家クラブ」サイト更新のお知らせです。

サイトへは右のリンク集からどうぞ。



さて、「会員の新刊」からは・・

有栖川有栖さんの「赤い月、廃駅の上に」(メディアファクトリー)、歌野晶午さんの「そして名探偵は生まれた」(祥伝社文庫)の2点は購入済みですので、近々読みます。

くろけん(黒田研二)さんの「ペルソナ探偵」(講談社文庫)は、ちょうど今日読み始めました。

くろけんさんは今月「カンニング少女」も文庫になりますので楽しみです。

西澤保彦さんの「マリオネット・エンジン」(講談社ノベルス)は昨日読み終えましたので、いま記事を書いている最中です。

三津田信三さんは、死相学探偵シリーズ第2作目の「四隅の魔」(角川ホラー文庫)が発売ですね。

1作目の「十三の呪」がまだ未読ですので早く読まないと。


「執行会議メンバー・今月の一言」からは・・・

歌野晶午さんは花粉症なんですね。

私も結構ひどい方ですが、3年前に転勤で今の土地に来てからは少し症状が和らいだ気がします。

大倉崇裕さんは相変わらず怪獣の話題ですが、福家警部補の新作を楽しみにしています。

くろけんさんは新作を執筆中なのかな?

未読作品を少しずつ読みながら、気長に待ちます。

法月綸太郎さんは、個人的にはあまり色々深く考えないでもう少し気楽に小説を書いて欲しいと思っていますが・・・評論家としての目で小説を読んでしまうと中々そうもいかないんでしょうね。



最近、1冊読んでは3冊買って・・という日々を繰り返していたら、さすがに妻から「買いすぎ!」とお叱りが・・。

「今月から月に5冊まで!」と言われましたが、それは無理







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2009/03/05 23:59|・本格ミステリ作家クラブTB:0CM:0

 

記事にするほどの事ではありませんが・・・

先日、一週間の読書&ブログ断ちをして受けた簿記3級は、本日無事に合格通知が届きました。


    証拠品
     ↓
簿記3級合格通知
(クリックで拡大します)


20代の頃に比べてだいぶ記憶力や集中力が落ちた気がしますが、頑張れば何とかなるものですね。

あ~、記事を書いたのはいいけど何もミステリと結び付けられないっ!


まっ、とりあえずご報告という事で。







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2009/03/03 16:03|・その他TB:0CM:2

 

「真備シリーズ」
 ・背の眼(上)(下)・・・幻冬舎('05)、幻冬舎ノベルズ('06)、幻冬舎文庫('07)
   (「背の眼」(幻冬舎、幻冬舎ノベルズ)から文庫化に際し分冊)
 ・骸の爪・・・幻冬舎('06)、幻冬舎ノベルズ('08)、幻冬舎文庫('09)
 ・花と流れ星・・・幻冬舎('09)、幻冬舎ノベルズ('11)、幻冬舎文庫('12)

「ノンシリーズ」(括弧内の干支は道尾さんが人知れず(?)続けている「干支シリーズ」としての位置付け)
 ・向日葵の咲かない夏・・・新潮社('05)、新潮文庫('08)
 ・シャドウ・・・東京創元社(’06)、創元推理文庫(’09)
 ・片眼の猿(申)・・・新潮社(’07)、新潮文庫(’09)
 ・ソロモンの犬(戌)・・・文藝春秋('07)、文春文庫('10)
 ・ラットマン(子)・・・光文社('08)、光文社文庫('10)
 ・カラスの親指(酉)・・・講談社('08)、講談社文庫('11)
 ・鬼の跫音(丑・寅)・・・角川書店('09)、角川文庫('11)
 ・龍神の雨(辰)・・・新潮社('09)、新潮文庫('12)
 ・球体の蛇(巳)・・・角川書店('09)、角川文庫('12)
 ・光媒の花・・・集英社('10)、集英社文庫('12)
 ・月の恋人~Moon Lovers~・・・新潮社('10)、新潮文庫('13)
 ・月と蟹・・・文藝春秋('10)、文春文庫('13)
 ・カササギたちの四季・・・光文社('11)、光文社文庫('14)
 ・水の柩・・・講談社('11)、講談社文庫('14)
 ・光・・・光文社('12)
 ・ノエル a story of stories・・・新潮社('12)
 ・笑うハーレキン・・・中央公論新社('13)
 ・鏡の花・・・集英社('13)
 ・貘の檻・・・新潮社('14)

「エッセイ」
 ・プロムナード・・・ポプラ社('10)、ポプラ文庫('13)、文春文庫('14)

「絵本」
 ・緑色のうさぎの話 半崎信朗/絵・・・朝日出版社('14)

「共著・アンソロジー等」
 ・珍しい物語のつくり方(「流れ星のつくり方」所収)・・・講談社ノベルス('06)、講談社文庫('10)
   (「本格ミステリ06」(講談社ノベルス)から文庫化に際し改題)
 ・ザ・ベストミステリーズ2006(「流れ星のつくり方」所収)・・・講談社(’06)
 ・七つの死者の囁き(「流れ星のつくり方」所収)・・・新潮文庫(’08)
 ・Anniversary 50 カッパノベルス創刊50周年記念作品(「夏の光」所収)・・・光文社カッパノベルス('09)
 ・晴れた日は謎を追って がまくら市事件・・・東京創元社('10)、創元推理文庫(未刊、'14.12.22発売予定)
   (「蝦蟇倉市事件 1」(東京創元社)から文庫化に際し改題)
 ・ザ・ベストミステリーズ 推理小説年鑑 2010・・・講談社('10)
 ・怪談実話系 書き下ろし怪談文芸競作集 6・・・MF文庫('11)
 ・あの日、君と Girls・・・集英社文庫('12)
 ・短編工場・・・集英社文庫('12)
 ・作家の履歴書 21人の人気作家が語るプロになるための方法・・・角川書店('14)

「コミック化」
 ・背の眼① 小池ノクト/画・・・幻冬舎バーズコミックス('09)
 ・背の眼② 小池ノクト/画・・・幻冬舎バーズコミックス('09)
 ・背の眼③ 小池ノクト/画・・・幻冬舎バーズコミックス('10)
 ・光媒の花① 斉藤倫/画・・・集英社愛蔵版コミックス('12)
 ・光媒の花② 斉藤倫/画・・・集英社愛蔵版コミックス('12)
 ・光媒の花③ 斉藤倫/画・・・集英社愛蔵版コミックス('13)
 ・背の眼 小池ノクト/画・・・幻冬舎廉価版コミックス('13)



'14.11.19 改訂9版
太字は私の既読作品です)







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2009/03/02 23:59|道尾秀介著作リストTB:0CM:0

 

鬼の跫音鬼の跫音
(2009/01/31)
道尾 秀介

商品詳細を見る
心の中に生まれた鬼が、私を追いかけてくる。―もう絶対に逃げ切れないところまで。一篇ごとに繰り返される驚愕、そして震撼。ミステリと文芸の壁を軽々と越えた期待の俊英・道尾秀介、初の短篇集にして最高傑作。

道尾秀介さんの最新作「鬼の跫音」を読みました。

2006年~2008年にかけて雑誌「野生時代」に掲載された短編を一冊にまとめた、著者初の短編集です。

カラスの親指」に続いて2冊目のサイン本なので、とりあえず画像を。

「鬼の足音(道尾秀介)」サイン - コピー
(クリックで拡大します)



「鈴虫」

11年前の犯罪が運悪く発覚してしまい、刑事の取り調べを受ける「私」。

当時現場にいた「鈴虫」・・そして11年後、息子が小学校から持って帰って来た「鈴虫」。

主人公の壊れていく心が、不気味にそしていびつに描かれていて、この辺りはさすが道尾秀介さんです。

少しずつ明らかにされていく11年前の出来事。

おそらくこういう事があったのだろう、と想像しながら読み進めていった読者はまたもや著者の罠に嵌り、驚愕の真相を突きつけられます。

「これは文芸なのか?、それともホラーなのか?」と戸惑いながら読んでいた私の目の前に現れたのは、紛れもない、しかも非常に上質の「本格ミステリ」でした。


「犭(ケモノ)」

これもすごかった!

刑務所作業製品の椅子から、たまたまあるメッセージを見つけてしまった主人公。

彼の行動を全く気にしない家族たちを尻目に、彼は一匹のモンシロチョウに導かれるように、そのメッセージの意味を調べる旅に出ます。

そして辿り着いたのは、ある村での、醜悪でいびつな人間たちの所業。

様々な想いを胸に、彼は家族の元に帰りますが・・・。


これだから道尾秀介はやめられない!

個人的には、今回の収録作の中で一番のお気に入りです。


「よいぎつね」

忌まわしい思い出のある土地に、20年ぶりに足を運んだ主人公。

否応なしに、あの祭りの夜の記憶が蘇ります・・・。


どちらかと言うと「幻想小説」の趣かな。

最後は、いま一つすっきりしなかったような・・。


「箱詰めの文字」

・・と思ったら、この作品の冒頭に「よいぎつね」に関する重要な記述が。

この単行本では「よいぎつね」→「箱詰めの文字」の順で収録されていますが、巻末の初出一覧を見ると雑誌掲載時は逆の順番だったようで・・これは面白い趣向ですね。


さて、この「箱詰めの文字」ですが・・

作家である主人公のアパートを突然訪れてきた見知らぬ青年。

聞けば、主人公の貯金箱を盗んだ事を謝りに来たと言います。

その見覚えのない貯金箱に入っていたのは、「見覚えのある」字で書かれた短いメッセージ。

この作品も、他の作品同様にさりげない伏線が上手くちりばめられた好短編でした。


「冬の鬼」

日記形式の小説や、作品の中に手記がちりばめられた小説などは読んだ事がありますが、一日ずつ日付が遡っていく日記形式の小説は初めて読みました!

日付が一つ減るたびに、少しずつ明らかになっていく真相。

読み終えた後は、一度読んだ文章がまったく違う意味を持ってその真の姿を現します。

脱帽。


「悪意の顔」

現実にはあり得ないはずの事を起こす人物が現れ、それが現実的に説明がついたと思わせておいて、また幻想の世界へ誘われ・・そして最後には・・。

心地よく、著者の掌の上で転がされた気分です。

最後の一篇まで、満足のいく作品ばかりでした。


一年を通して多くのミステリを読む中で、面白かったけどこれは文庫になってからでもよかったかな、と思う本があるのは事実です。

ですが、鬼の跫音」を未読のあなた!

この作品は、ぜひ、今すぐ読んでください!

絶対に後悔はさせません!

自信を持って薦められる1冊です!


道尾秀介さん、ますます惚れました。







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2009/03/01 23:59|・道尾秀介TB:1CM:1

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