~愛すべき「本格ミステリ」の世界~

プロフィール 

音倉誓示(Otokura Seiji)

Author:音倉誓示(Otokura Seiji)
魅力的な謎。論理的な解決。そして少しの遊び心♪
「本格ミステリ」の魅力が少しでも多くの人に伝わりますように。
元、某地方書店チェーンの店長。
九州在住。

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乱歩の選んだベスト・ホラー (ちくま文庫)乱歩の選んだベスト・ホラー (ちくま文庫)
(2000/03)
不明

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乱歩のエッセイ「怪談入門」は、幻想怪奇小説ファンには絶好のブックガイドである。その中から俊英ミステリ研究家が選び抜いた12篇。名作「猿の手」原典版新訳をはじめ、横溝正史のユーモラスな訳が冴える「専売特許大統領」、ホテルの同じ部屋で縊死者が続出するミステリ「蜘蛛」と、乱歩によるその変奏曲「目羅博士」他、ドイル「樽工場の怪」など個性的な作品がずらり。

今日は「乱歩の選んだベスト・ホラー」から、表題の2作を読みました。


「怪談入門」

「怪談入門」は、乱歩の有名な評論集「幻影城」に収めらている怪奇幻想小説論です。

「怪談についての知識は極めて乏しい」と自己評価をしつつも、そこは大乱歩のこと、紹介されている作品の数々は、とても「怪談の知識が乏しい」人間が書いたものとは思えないほど充実しています。

この文庫には、この冒頭の「怪談入門」で紹介された多くの作品の中から、編者である森英俊・野村宏平両氏が選んだ12編が収録されています。


「猿の手」ウィリアム.W.ジェイコブズ著(倉阪鬼一郎訳)

怪奇小説の名作として名高い「猿の手」です。

おおまかなストーリーは知っていましたが、きちんと読んだのはこれが初めてでした。

有栖川有栖の「妃は船を沈める」のモチーフとなった作品で、それがきっかけでこの文庫を買いました。


願い事を3つ叶えてくれる代わりに災いを呼ぶ”猿の手”。

1つ目の願いは「200ポンド」。

2つ目の願いは「息子の復活」。

そして3つ目は・・。

名作と言われるだけあって、哀愁漂う結末の、いかにもな怪談でした。

・・・が、この名作も火村准教授(というか作者の有栖川有栖)にかかると、その作品風景をガラッと変えられてしまいます。

まさかこの怪談をこんな風に解釈して読む人がいるなんて・・

おかげで、1つの作品で2度楽しめました

詳しくは「妃は船を沈める」を読んでみてください。

北村薫と有栖川有栖のミステリ談義・・あぁその場に居合わせてみたい







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2008/09/29 23:18|・江戸川乱歩TB:0CM:0

 

君の望む死に方 (ノン・ノベル 845)君の望む死に方 (ノン・ノベル 845)
(2008/03)
石持 浅海

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膵臓ガンで余命6ヶ月―。“生きているうちにしか出来ないことは何か”死を告知されたソル電機の創業社長日向貞則は社員の梶間晴征に、自分を殺させる最期を選んだ。彼には自分を殺す動機がある。殺人を遂行させた後、殺人犯とさせない形で―。幹部候補を対象にした、保養所での“お見合い研修”に梶間以下、4人の若手社員を招集。日向の思惑通り、舞台と仕掛けは調った。あとは、梶間が動いてくれるのを待つだけだった。だが、ゲストとして招いた一人の女性の出現が、「計画」に微妙な齟齬をきたしはじめた…。

今日は石持浅海さんの「君の望む死に方」を読みました。

あの名作「扉は閉ざされたまま」の続編(?)・・かな。

とりあえずあの「碓氷(うすい)優佳」さん、再びの登場です!


余命6か月と診断された社長は、ある理由から、一人の社員に自分を殺させようとします。

「保養所での研修」という舞台を用意し、自分を殺しやすいように、なおかつその後その社員が捕まることの無いように、保養所のいたるところに様々な「さりげない」仕掛けを施します。

しかし研修のために招いたゲストの中には、あの「碓氷優佳」が・・。

「扉は閉ざされたまま」での、あの論理と論理の素晴らしいせめぎ合いは近年のミステリの中でもトップクラスでしたが、この「君の望む死に方」でももちろんその冴えは顕在です。

しかし、あのラストには悶えました。

お願いします、石持さん!私にだけでもこっそり続きを教えて下さいっ!!

・・というのはもちろん冗談ですが、読み終わった時は思わず「ずるい~」とつぶやいていました。

いや悪い意味では無いのですが。

プロローグの書き方も上手いんですよね・・。

個人的には、「閉鎖期間中にペンション内で人が死んだ事件」や「急な出張で来られなくなった優佳の彼氏」などが、思わずニヤッと出来て楽しかったです。







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2008/09/28 23:51|・石持浅海TB:0CM:0

 

江戸川乱歩全集 第23巻 怪人と少年探偵 (光文社文庫)江戸川乱歩全集 第23巻 怪人と少年探偵 (光文社文庫)
(2005/07/12)
江戸川 乱歩

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「おれは二十面相だ!!」「怪人と少年探偵」「妖星人R」「超人ニコラ」「探偵小説の「謎」」所収。

他の本の合間に読んでいたこの本もようやく読み終えました。

今回は「探偵小説の「謎」」です。

先日も書いた通り「超人ニコラ」が小説としては江戸川乱歩最後の作品となり、この全30巻の全集も、ここから先は随筆や評論になっていきます。

で、その「探偵小説の「謎」」なのですが・・・

いや~探偵小説に使われるトリックを類型的に取りまとめた随筆なので、当たり前と言えば当たり前なのですが・・ネタバレのオンパレードでした。

 エドガー・アラン・ポーの「モルグ街の殺人」

 イズレイル・ザングウィルの「ビッグ・ボウの殺人」

 ガストン・ルルーの「黄色い部屋の謎」

 コナン・ドイルの「まだらの紐」や「バスカヴィル家の犬」

 横溝正史の「本陣殺人事件」

 etc・・・


などの有名作品のトリックや真犯人がこれでもかと列記されておりますので、読まれる方は注意を。
(先にこっちを読んでなくてよかった・・。)

それさえ気にしなければ、数々の奇抜なトリックや異様な動機などが色々紹介されていて、それなりに楽しめました。

それにしてもさすがに乱歩大先生は色々な本を読まれてますね・・・すごい!!







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2008/09/27 23:15|・江戸川乱歩TB:0CM:0

 

三津田信三シリーズ」
 ・忌館 ホラー作家の棲む家・・・講談社ノベルス(’01)、講談社文庫(’08)
  (ノベルス版「ホラー作家の棲む家」から文庫化に際し改題)
 ・作者不詳 ミステリ作家の読む本・・・講談社ノベルス(’02)、講談社文庫(未刊、’10年発売予定?)
 ・蛇棺葬・・・講談社ノベルス(’03)
 ・百蛇堂 怪談作家の語る話・・・講談社ノベルス(’03)
 ・シェルター 終末の殺人・・・東京創元社ミステリ・フロンティア(’04)

「刀城言耶シリーズ」
 ・厭魅(まじもの)の如き憑くもの・・・原書房ミステリー・リーグ(’06)、講談社文庫(’09)
 ・凶鳥(まがとり)の如き忌むもの・・・講談社ノベルス(’06)、原書房ミステリー・リーグ(’09)
 ・首無(くびなし)の如き祟るもの・・・原書房ミステリー・リーグ(’07)、講談社文庫(未刊、’10.5.14発売予定)
 ・山魔(やまんま)の如き嗤うもの・・・原書房ミステリー・リーグ(’08)
 ・密室(ひめむろ)の如き籠るもの・・・講談社ノベルス(’09)
 ・水魑(みづち)の如き沈むもの・・・原書房ミステリー・リーグ(’09)

「死相学探偵シリーズ」
 ・十三の呪・・・角川ホラー文庫(’08)
 ・四隅の魔・・・角川ホラー文庫(’09)
 ・六蠱の躯・・・角川ホラー文庫(’10)

「家シリーズ」
 ・禍家・・・光文社文庫(’07)
 ・凶宅・・・光文社文庫(’08)
 ・家シリーズ第3弾・・・光文社文庫(未刊、’10年6月発売予定)

「その他」
 ・スラッシャー 廃園の殺人・・・講談社ノベルス(’07)
 ・赫眼(あかまなこ)・・・光文社文庫(’09)

「共著等」
 ・ホラー・ジャパネスク読本・・・双葉文庫(’06)


’10.5.2 改訂9版
太字は既読作品)








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2008/09/26 22:49|三津田信三著作リストTB:0CM:0

 

江戸川乱歩全集 第23巻 怪人と少年探偵 (光文社文庫)江戸川乱歩全集 第23巻 怪人と少年探偵 (光文社文庫)
(2005/07/12)
江戸川 乱歩

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「おれは二十面相だ!!」「怪人と少年探偵」「妖星人R」「超人ニコラ」「探偵小説の「謎」」所収。

さて、三たび登場の「江戸川乱歩全集第23巻」です。何度もホントにすみません

まだ読み終わってなかったんです。

今日はこの中から「超人ニコラ」を読み終えました。

確かこれは江戸川乱歩大先生の、最後の作品ではなかったかと思います(違ってたらすみません)。

先日読んだ有栖川有栖の「双頭の悪魔」には、江戸川乱歩の「パノラマ島綺譚」が何度も登場しておりましたので、それを読んだ後にこの乱歩最後の作品を読むというのも中々味わい深いものがありました。(余談になりますが、「双頭の悪魔」には「パノラマ島」や「アリアドネの糸」などの言葉が何度も出てきましたが、知らない人はイマイチ楽しめないのでは。「アリアドネの糸」は確か綾辻行人の「迷路館の殺人」にも出ていたような気がしますので、ミステリを読むなら一般常識って事ですかね・・?)


さて本題に戻って「超人ニコラ」ですが、おなじみ小林少年の活躍を中心に、これも乱歩お得意の(?)変身願望がもろに作品に出てきた形で、いつも通り楽しく読ませて頂きました。

やはりこの明智小五郎シリーズ(もしくは怪人二十面相シリーズ、もしくは少年探偵団シリーズ、どれだろ?)は、推理小説というよりは冒険小説にも近い気がしますが、私の敬愛する本格ミステリ作家の方々に大きく影響を与えた作品たちだと思いますので、それだけでも読む価値ありかな、という所です。



このところ有栖川有栖の「江神二郎(学生アリス)シリーズ」を続けて読んできましたが、シリーズ最新作の「女王国の城」をいつ読もうかとちょっとだけ悩んでたりします。

実はもう買って、職場のロッカーに入っているのですが・・。

昔から本当に好きなものは最後の最後に取っておくクセがあるんですよね・・

明後日9/27(土)には、「火村英生(作家アリス)シリーズ」の最新作「火村英生に捧げる犯罪」がいよいよ発売になります(といってもこれは首都圏の発売日なので、私の店に入荷するのは来週の月曜日ですが)。

石持浅海ももっと読みたい。

道尾秀介も、三津田信三も、米沢穂信も、鯨統一郎も、歌野晶午も、柄刀一も、西澤保彦も、島田荘司も、霧舎巧も、まだまだ未読の作品がたくさん残ってます。

綾辻行人・・は全部読んでるかな。

有栖川有栖でさえ、まだまだ未読の作品が・・。

ということで、いつ「女王国の城」を読む事やら・・なんせ私の読書は「気の向くまま」ですので・・

とりあえず読んだものからその都度ここに書き込んで行きますので、もしよろしければ今後もよろしくお付き合いくださいませ







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2008/09/25 23:33|・江戸川乱歩TB:0CM:2

 

双頭の悪魔 (創元推理文庫)双頭の悪魔 (創元推理文庫)
(1999/04)
有栖川 有栖

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他人を寄せつけず奥深い山で芸術家たちが創作に没頭する木更村に迷い込んだまま、マリアが戻ってこない。救援に向かった英都大学推理研の一行は、大雨のなか木更村への潜入を図る。江神二郎は接触に成功するが、ほどなく橋が濁流に呑まれて交通が途絶。川の両側に分断された木更村の江神・マリアと夏森村のアリスたち、双方が殺人事件に巻き込まれ、各々の真相究明が始まる…。


これぞ本格推理!

と、心の底から声を大にして言える作品でした。

読んだ後に「面白かった」と思える作品は数多くあれど、「出会えた事を幸せに思える」ほどの作品はそうめったに無いのではないでしょうか。

今回は、ある事情から江神先輩はアリス達と離れ離れになってしまいます。

そしてそれぞれの場所で起こる殺人。

江神先輩はいつもの鮮やかな推理で、そしてアリスは望月先輩や織田先輩と一緒に試行錯誤を繰り返しながら、それぞれの事件に立ち向かいます。

作中に「読者への挑戦」が3回!!

前代未聞です。

ちなみに私は3回とも、その時点では分かりませんでした(少し読み進めて、ヒントが増えた時点で何とか分かりましたが・・)。

第1の事件とその犯人。

第2の事件とその犯人。

そして事件全体を貫くある構図・・。

素晴らしすぎます。


さて、私の有栖川有栖溺愛ぶりばかり書いてもアレなので少し真面目に書きますが、今回も前2作と同じくクローズド・サークルものです。

いつものように、ある時はさりげなく、またある時は事件解決のためのデータとしてはっきりと、いたるところにちりばめられた数々の伏線。

そしてこれまたいつものように、あくまでフェアに、そしてロジカルにそれらが収束され、事件は解決に向かいます。

それはそれは憎らしいほど鮮やかに!


巻末の解説で巽昌章さんが、「登場人物の個性や心情を描くあまり、謎の提示が少し遅かった」(あくまでこの作品を最大限褒めちぎった上で、欲を言うならという話ですが)という意味合いの事を書いていますが、私はそうは思いません。

孤島パズル」の感想でも書きましたが、これこそが「有栖川有栖」の魅力だと思うからです。

有栖川有栖の書く本格ミステリは論理的です。

さすが和製エラリィ・クイーンと呼ばれるだけあると思います。

ただし同時に、有栖川有栖の書く本格ミステリは詩的で、抒情的で、ユーモアも多いですが憂いを含むことも多々あります。

この「人間くささ」が私にはたまりません。

・・・あ、結局溺愛っぷりの上書きになりました

すみません


作品の細かい内容に触れながら色々な感想など書きたいのですが、そうしようとするとどうしてもネタバレを含んでしまい、中々難しいです・・。

ネタバレを含む部分だけ別ページに書いてもいいのですが、万が一未読の方が誘惑に負けてクリックしてしまった時の事を考えると、あまり気が進みません・・。

考えすぎですかね

この作品を読みながら、終盤、真相のヴェールが1枚1枚剥がれていく瞬間、何度鳥肌が立ったか分かりません。

まさにミステリ読みにとって、至福の瞬間でした。

1人でも多くの本好きの方にこのような体験をして頂きたいというのが、このブログを始めた1番の理由ですし、もし私がこの作品を読む前に誰かに内容の一部でもバラされていたら、間違いなくその人物に殺意を抱いていたでしょう(実行に移す時は周りに名探偵がいないか確かめてからにしますが)。

ということで、今回は(今回も?)いかに有栖川有栖作品が素晴らしいか、という話にとどめておきます

未読の方は、ぜひ読んでみて下さい。

既読の方は、どの辺りでアレが分かった!など教えて頂けると嬉しいです。

それではまた







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2008/09/24 23:05|・有栖川有栖TB:0CM:0

 

今日も忙しく、ようやく第7章まで読み終えました。

あぁ、1日に3冊読めてた大学時代が懐かしい・・。

ついに第1の事件、そして第2の事件が起こりました。

まだまだ手がかりは少なく、真相は遥か彼方に。

私は無事に「読者への挑戦」に応えられるでしょうか


こんな更新ばかりですみませんm(_ _)m







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2008/09/22 23:13|・有栖川有栖TB:0CM:0

 

読み始めました「双頭の悪魔」!

とはいうものの、全17章の物語のうち今日読めたのは2章までですが

やっぱりマリアはまだあの事件(「孤島パズル」)から立ち直ってなかったんですね・・。

それにしても舞台が四国とは意外でした。

大学時代に西日本をぐるっとツーリングしたことがあります。

その時にここに出てくる大歩危(「おおぼけ」と読みます)も通って、四国4県を廻りました。

高知県出身の大学の後輩の家に泊めてもらって、カツオのたたきをごちそうになり、これがもう絶品で・・。

関係ないですね、すみません


まだ事件は起こっておりませんので、また今から続きを読みます。

ではまた後日







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2008/09/21 23:06|・有栖川有栖TB:0CM:0

 

孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
(1996/08)
有栖川 有栖

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紅一点会員のマリアが提供した“余りに推理研的な”夏休み―旅費稼ぎのバイトに憂き身をやつし、江神部長以下三名、宝捜しパズルに挑むべく赴いた南海の孤島。バカンスに集う男女、わけありの三年前、連絡船の再来は五日後。第一夜は平穏裏に更けるが、折しも嵐の第二夜、漠とした不安感は唐突に痛ましい現実へと形を変える。晨星落々、青空に陽光が戻っても心は晴れない…。



今日は有栖川有栖の「学生アリス(江神二郎)シリーズ」第2作目、「孤島パズル」を読み終えました。

先日1作目の「月光ゲーム」を読んでから、すぐ2作目に移るつもりだったのですが、いつもの悪い癖でずいぶんと他の本に寄り道をしたため遅くなってしまいました・・。

毎日何百冊もの新刊を扱ったり、何万冊も並んでいる売場を眺めているとどうしても「読んで~」という声に負けてふらふら~っと色んな本に手を出してしまうんですよね

でもそのおかげで湊かなえさんの「告白」(双葉社)のような大当たりの作品にも出会えたし、三津田信三さんの作品は評判通りの面白さだということが分かって、中々充実した寄り道でした。

さて話を「孤島パズル」に戻しますが、タイトル通り作品全体にパズルがモチーフとしてちりばめられており、まさに私の大好物のロジカルな本格推理ど真ん中!というのが率直な感想ですが、やはりそれだけではないのが有栖川有栖の素晴らしい所だと思います。

私はいわゆるパズラーと呼ばれる作品や作家さんは大好きなのですが、そういう作品(&作家)は時にミステリ好きではない人たちから「人物が描けてない」などという批判を受けることがあります。

上質な知的遊戯に対してくだらないツッコミはやめて欲しい、そんな批判をするぐらいなら芥川賞受賞作でも(もしくはいっそのことキャラクター小説でも)一生読んでいて下さい、というのが私の基本スタンスですが(決して芥川賞を批判しているのではなく、あくまでジャンルが違うという意味です、念のため)、時にはそんな方々に、「じゃあ有栖川有栖を読んでみたら」と言いたくなることがあります。

作品の中ほどで、アリスとマリアがボートに乗って夜の海に漕ぎだします。

またそのあと、停めてある自転車に跨ったまま2人が語り明かす場面もありますが、どちらも、全編にちりばめられた、事件の謎を解くための数多くの伏線の一つになります。

ですが、決してそのためだけの(極端に言えば探偵が犯人を特定するためだけの)シーンにならないのが、やはり有栖川有栖なのだと思います。

中原中也の詩もそうですが、上述の表現を使うなら「人物が描けている」本格推理作家が有栖川有栖ではないでしょうか。

本当に文学的な、そして詩的なミステリ作家だと思います。


蛇足を承知で引用すると、

  青空に銃声が響いた。
  この日、この時間に銃声が轟くことは、遥かな昔から定められていたに違いない。
  いまひと度の銃声。
  僕の胸の中で、何かが救いなく砕け散った。
  (第5章より引用)

このような表現に、ファンとしては思わずシビれてしまう訳です。


また話は変わりますが、今まで読んだ数々のミステリ作品には色々な探偵が登場しました。

天才的な閃きを持つ探偵、地道にコツコツと調査を続け推理を積み上げていく探偵、破天荒な探偵、シャイな探偵・・。

それこそ作家の数だけ色々な探偵が存在すると思いますが、この「江神二郎」(そして「火村英生」も)に関して言えば、なぜか、悲しさを帯びた探偵というイメージが頭に浮かんできてしまいます。

何かに駆られるように犯罪者を狩り続ける火村英生

そして巻末の光原百合さんの言葉を借りるなら、懸命に死の呪縛と闘う江神二郎

この2人が犯人を追いつめた時に、なぜか痛々しさを伴った感情が浮かんでくるのは私だけでしょうか・・。



さて、次はいよいよ「双頭の悪魔」です(厚いんですよね・・)。

そしてその次には「女王国の城」が私を待っています!

おまけに「作家アリス(火村英生)シリーズ」の最新作も発売間近です!

誰か私に時間を下さい・・







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2008/09/20 23:47|・有栖川有栖TB:0CM:0

 

凶宅 (光文社文庫 み 25-2)凶宅 (光文社文庫 み 25-2)
(2008/09/09)
三津田 信三

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ここ、絶対におかしい。小学四年生の日比乃翔太は、越してきた家を前に不安でならなかった。山麓を拓いて造成された広い宅地に建つのは、なぜかその一軒だけ。両親と姉は気にも留めなかったが、夜、妹のもとにアレはやって来た。家族を守るため、翔太は家にまつわる忌まわしい秘密を探り始める。そこで出会ったのは、前の住人である少女が綴った恐ろしい日記だった…。たたみかける恐怖。仕掛けられた数々の伏線。三津田マジック、ここにあり。

先日の「禍家」に続き、今日は「凶宅」を読み終えました。

先日も書いた通り「ホラーとミステリの融合」がこの著者の特徴だそうですが、この作品は「禍家」に比べるとミステリ的要素は幾分薄かった気がしますが、その分(?)ゾクゾク感はたっぷり味わえました。

私自身が、最後には全ての謎がきれいに解かれるロジカルな本格推理が一番好みなため、どうしても曖昧な部分が残るとイマイチすっきりしない所はありますが、それはホラー小説の特徴ということで割り切るしかないですね

とはいえ、「凶宅」の最後の1行は「禍家」のそれよりも更にショッキングで、恥ずかしながら文字通り全身に鳥肌が立ちました・・。

歌野晶午の「葉桜の季節に君を想うということ」のように、最後の最後で、それまで自分が思い描いていた世界が一気にひっくり返されるようなカタルシスが本格ミステリの醍醐味ですが、「凶宅」のような終わり方も別の意味で気持ちいい(気持ち悪い?)ものでした。

以前よりも少しホラーが好きになった気がします。

さて、三津田作品のもうひとつの特徴として、それぞれの作品世界が微妙にリンクしているというのがあります(伊坂幸太郎と同じですね)。

この「家シリーズ(勝手に名付けました)」では、「吉川清」くんという男の子がそれぞれの作品に(名前だけ)登場します。

禍家」の主人公、12歳の棟像貢太郎の転校前の小学校の友達で、ミステリ好き。

明智小五郎金田一耕助神津恭介などの名前を主人公に教えたそうです。

また「凶宅」では、同じく主人公で小学校4年生の日比乃翔太は、小学校1年生の頃に友達の「吉川清」くんの家に遊びに行って、そこのお婆さんから気味の悪い話を聞いたそうです。

こういう趣向が、本好きにはたまりませんよね。

私はまだ残念ながら、作者と同じ名前の作家兼編集者が登場する「三津田信三シリーズ(?)」、人気を博している「刀城言耶シリーズ」を未読ですのでよく分かりませんが、それらの作品群ともリンクする部分があるようで、楽しみにしています(「禍家」に登場した「作家が住んでたんだけど、その家を舞台にした怪奇小説を書いているうちに頭がおかしくなって、そのまま行方不明になった<人形荘>」の話など)。

デビュー作ですね。

早く読まねば!







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2008/09/18 17:35|・三津田信三TB:0CM:0

 

告白告白
(2008/08/05)
湊 かなえ

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わが子を亡くした女性教師が、終業式のホームルームで犯人である少年たちを指し示す。様々な人間の言葉が事件の真相を解き明かす。(第29回小説推理新人賞受賞作。)

個人的な注目作「告白」を読みました。

面白い!の域を超えてすごい!の一言です。

年に何度かこういう本に出会えるから、読書はやめられません。

この作品は「聖職者」「殉教者」「慈愛者求道者」「信奉者」「伝道者」の全6章から成り立っており、それぞれ別々の人物による1人称の語りで綴られています。


まずは幼いわが子を校内で亡くした女性教師が、終業式のホームルームで、中学1年生である自分のクラスの子供たちに語り続ける「聖職者」。

47ページにわたる第1章は全てこの女性教師の台詞で構成されており、その中で、この教師はわが子を殺した犯人である少年2人を告発します。

「私は二人の名前をこの場で公表するつもりはありません」と前置きしながら、真綿で首を絞めるように、そして誰にでも犯人が特定できるような詳細な語りで犯人を追い詰めていく教師の言葉・言葉・言葉・・。

そこにあるのは激しい憎悪以外の何物でもありません。

そして迎える第1章衝撃のラスト。


第2章「殉教者」では、このクラスにいたある女生徒の手紙という形で、その後の物語が語られていきます。

法ではなく、被害者の母親である担任から裁きを受けた少年2人がその後どうなったのか・・。

子供とは、かくも残酷な生き物です・・。


犯人の少年の姉の視点から、少年の母の日記を中心に語られる「慈愛者」。


壊れてしまった少年の心の内「求道者」。


そしてもう一人の少年が新たな行動を起こす「信奉者」。

物事というのは見る者により姿を変え、「真実」という言葉がどれだけ不安定なものか思い知らされます。

主観と客観。

あなたが真実だと思っている出来事は、誰の目から見ても真実ですか・・?


そして「伝道者」。

わずか13ページ足らずのこの最終章で、この救いようのない物語は新たな衝撃とともに幕を閉じます。


・・・読後感は最悪です。

語られることのなかったこの先の物語は知りたいとも思いません。

救いようのない物語。

人によってはこの作品に嫌悪感を抱くかもしれません。

しかし最初に述べましたが、本当に「すごい!」としか言いようのない作品でした(ボキャブラリーが少なくてすみません・・)。

私がもしも書評家か何かだったら

「これがデビュー作である著者は、この作品を通じて現在のマスコミ報道や少年法、また教育現場における数々の問題点にメスを入れ、現代社会に警鐘を鳴らすことに成功した。今後の作品が期待される。」

などと言うところかも知れませんが、単なるいち読者としては、これだけの力を持った作品に出会えた事にただただ感謝し、1人でも多くの人に読んで欲しいと願うばかりです。

繰り返しますが、読後感は最悪です。

この物語の底に流れているのは、憎悪と狂気以外の何物でもありません。

○○も、これを読んだ後はあまり飲みたくありません(読んだ方には分かると思いますが・・)。

HIV・更生した熱血教師・大ヒットとなったあるアイドルグループの歌・続発する少年少女による猟奇的な事件・加熱するマスコミ報道・被害者ではなく加害者を守る少年法・モンスターペアレンツ・・・。

現実の様々な出来事や問題点を、時には皮肉に狂言回しとして、時には真剣に問題視し、この物語は進んでいきます。


心の底からすごいと思える作品に今年も出会えた事に感謝。







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2008/09/16 23:24|・湊かなえTB:1CM:1

 

江戸川乱歩全集 第23巻 怪人と少年探偵 (光文社文庫)江戸川乱歩全集 第23巻 怪人と少年探偵 (光文社文庫)
(2005/07/12)
江戸川 乱歩

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「おれは二十面相だ!!」「怪人と少年探偵」「妖星人R」「超人ニコラ」「探偵小説の「謎」」所収。

先日読みかけていた「江戸川乱歩全集第23巻」から、今日は「怪人と少年探偵」「妖星人R」の2篇を読みました。

「怪人と少年探偵」は昭和35年9月から昭和36年9月にかけて「家の光」(家の光協会)の付録である「こども家の光」に連載された作品で、「妖星人R」は昭和36年1月から12月にかけて「少年」(光文社)に連載された作品だそうです。

どちらも乱歩晩年の作品ですが、もともとこのシリーズは名探偵明智小五郎怪人二十面相との対決がメインだったような気がしますが、いつの頃からか、小林少年を中心とした少年探偵団がメインになり、明智小五郎は最後のオイシイところだけ持っていくことが増えたような・・・まあ連載しているのが少年向けの媒体が多かったため、当然と言えば当然でしょうね。

さて内容ですが、「怪人と少年探偵」はそれまでの色々な作品のおいしいところを詰め込んだようなストーリーでした。

まずは少年探偵団の井上君とポケット小僧が事件に巻き込まれ、小林少年明智小五郎が助けに行くというお決まりのパターンですが、デパートで騒ぎがおき、マンホールを伝って逃げたり、追い詰められた二十面相が警官に変装して包囲網をくぐり抜けたりと、物語を盛り上げる要素がふんだんに盛り込まれており、そして最後の大団円へ。

おそらく今の子供が読んでも十分楽しめるのではないでしょうか。

妖星人R」は、「鉄人Q」や「電人M」をさらにファンタスティックにしたような作品で、題材となっている冒頭の彗星は、巻末の解説にもありますが、おそらくハレー彗星をモチーフにしたのだろうと思います。

ハレー彗星は私が小学校高学年の時に一度来た覚えがありますので、次に地球に接近したときには私は80代半ばですね・・。

はたしてまだ生きているでしょうか。

出来れば今と変わらず、いや毎日多忙な今と違って、悠々自適に本格ミステリを読み漁っていたいものです。







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2008/09/15 23:18|・江戸川乱歩TB:0CM:0

 

禍家 (光文社文庫 み 25-1)禍家 (光文社文庫 み 25-1)
(2007/07)
三津田 信三

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「ぼうず、おかえり…」12歳の少年・棟像貢太郎は、近所の老人が呟く言葉に不吉な予感を覚えていた。両親を事故で亡くし、祖母と越してきた東京郊外の家。初めての場所のはずなのに、知っている気がしてならないのだ。そして、怪異が次々と彼を襲い始める。友達になった少女・礼奈とともに探り出した、家に隠された戦慄の秘密とは?期待の俊英の書下ろし長編。

という訳で、三津田信三の「禍家」、本日無事に読み終わりました。

厭魅の如き憑くもの」や「凶鳥の如き忌むもの」などの刀城言耶シリーズが有名な著者ですが、以前から気になりながら中々読む機会が無く、ついつい後回しになっておりました。

ところが先日職場でその日に入荷した新刊をチェックしていたら、三津田信三の光文社文庫書き下ろし第2弾「凶宅」が入荷してきており、思わず第1弾の「禍家」と一緒に衝動買いしてしまいました。

好きなものに囲まれて仕事をしていると、お金がいくらあっても足りないですね・・。

さて、相変わらず前置きが長くなってしまいましたが、「ホラーと本格ミステリを融合させる作家、三津田信三」の作品だけあって、中々面白かったです。

ホラーと本格ミステリの融合と言えば、私は綾辻行人の「囁きシリーズ」を真っ先に思い出すのですが、「囁きシリーズ」が、妖しげな、かつ鮮烈な色のイメージで覆われていたのに比べ、この「禍家」は本当にストレートなジャパニーズ・ホラーという印象でした。

欧米に多いスプラッタ・ホラーとは違い、目に見えない何かが「ひたひた・・」と忍び寄ってくる感じが何とも言えず、またそこに本格ミステリ的な手法も合わせてあり、まさに評判通りの面白さ(怖さ?)でした。

もし暗い部屋で一人で読んでいたらちょっとシャレにならなかったと思います・・。







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2008/09/14 23:31|・三津田信三TB:0CM:0

 

今日は、以前から気になっていた作家「三津田信三」の光文社文庫書き下ろし長編「禍家」を読み始めました。

・・・が、実はまだ読み終えておりませんので、感想はまた明日m(_ _)m


先日、新品が手に入らずに泣く泣くネットで古本を注文した「乱歩の選んだベスト・ホラー」(ちくま文庫)が、本日届きました。

これも早く読まねば。

しかし、自分が今イチオシの商品として売り場でアピールしている「告白」(双葉社)も早く読みたいっ!!

あ~時間が足りない~。

告白告白
(2008/08/05)
湊 かなえ

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わが子を亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。様々な人間の言葉が事件の真相を解き明かす。








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2008/09/13 23:20|・その他TB:0CM:0

 

江戸川乱歩全集 第23巻 怪人と少年探偵 (光文社文庫)江戸川乱歩全集 第23巻 怪人と少年探偵 (光文社文庫)
(2005/07/12)
江戸川 乱歩

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「おれは二十面相だ!!」「怪人と少年探偵」「妖星人R」「超人ニコラ」「探偵小説の「謎」」所収。

このところ現代ミステリを中心に読んでいたのですが、今日は久しぶりに「江戸川乱歩全集」を読んでみました。

2003年から2006年にかけて光文社文庫から全30巻で刊行された全集で、全巻買い揃えたのはいいのですが、実はあと8冊(23~30巻)未読なんです・・

その中から今日は第23巻に収録されている「おれは二十面相だ!!」を読みました。

中学・高校・大学と色々な本を読みましたが、本格ミステリを読み漁り始めたのは今から5年ぐらい前(20代後半)からです。

ただよく考えてみると、本が好きになったきっかけは小学生の時に図書室で借りて読んだ「少年探偵団」のシリーズだったと思いますので、そういう意味ではまさに江戸川乱歩は私がミステリマニアになった原点のような気がします。

さて前置きが長くなりましたが、この「おれは二十面相だ!!」は明智小五郎少年探偵団が活躍する物語の中でもかなり後期の作品です。

文章こそ子供向け(昭和35年「小学6年生」連載作品)ですが、さすがにミステリのツボはしっかり押さえてありました。

密室から消え失せる大学生・生きた手首・宙に浮く花瓶、そして何より乱歩独特の雰囲気がやっぱりファンにはたまりません。

乱歩を読んで小説やミステリに魅了された子供たちが、ある者は私のようにミステリを愛する読者となり、またある者は書く楽しみを覚えて作家になって、その作品がまた今現在の私たちを楽しませてくれていると考えると、なんだか少し嬉しい気がします(私だけ?)。

現代人の活字離れがよく話題になりますが、これからもどうか数多の物語からあふれ出る魅力を少しでも多くの人たちと分け合えますように。







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2008/09/12 23:38|・江戸川乱歩TB:0CM:0

 

月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)
(1994/07)
有栖川 有栖

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夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々―江神部長や有栖川有栖らの一行を、予想だにしない事態が待ち構えていた。矢吹山が噴火し、偶然一緒になった三グループの学生たちは、一瞬にして陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまったのだ。その極限状況の中、まるで月の魔力に誘われでもしたように出没する殺人鬼。その魔の手にかかり、ひとり、またひとりとキャンプ仲間が殺されていく…。いったい犯人は誰なのか。そして、現場に遺されたyの意味するものは何。

今日は会議のためあまり読書の時間が取れませんでしたが、何とか読み終えました(別に普段仕事をサボって読んでる訳じゃないですよ)。

今まで数多くの有栖川作品を読んできましたが、なぜか「江神二郎学生アリス)シリーズ」はまだ未読で、今回ついに念願叶った!って感じです。

高校2年生の時に書いた作品を、改稿を繰り返してこの形になったとのことですが、確かに文章が若い!

最近の作品に比べて著者の本格ミステリマニアっぷりがストレートに作品に出ている気がして、それはそれで何か嬉しい気がしました。

クローズド・サークルにダイイング・メッセージなど、思わす涎が出そうな本格のエッセンスが詰め込まれていて、それでいて月にまつわる幻想的な雰囲気や大学生らしい恋愛など、17年前の作品ながら、今と変わらぬ有栖川有栖らしい1作だなと思いました。

火村英生シリーズ」は今のところ全て読破しているので、こちらも早く「女王国の城」にたどり着かねば・・・。

余談ですが、「作家アリス」が書いているのが「江神二郎学生アリス)シリーズ」で、「学生アリス」が書いているのが「火村英生(作家アリス)シリーズ」っていうパラレルな関係、知ってました?







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2008/09/11 23:35|・有栖川有栖TB:0CM:0

 

通勤大学図解法律コース5 店長のための法律知識 [通勤大学図解法律コース5] (通勤大学文庫 図解法律コース 5)通勤大学図解法律コース5 店長のための法律知識 [通勤大学図解法律コース5] (通勤大学文庫 図解法律コース 5)
(2008/04/25)
不明

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パートタイム・アルバイトの労務管理から、フランチャイズ契約、風営法などの知識まで、店舗運営の責任者として知っておくべき法律のポイントをやさしく解説しています。

今日は、以前から小説の合間にちょこちょこ読み進めていた「店長のための法律知識」を読み終えました。

本格ミステリ中心のブログのはずが、なぜかいきなりビジネス書の登場・・。

まあ読んだものはしょうがないということで。

某書店チェーンで店長をやらせていただいているものの、当然専門的な法律知識などそんなに持っているはずもなく、この本はそれなりに勉強になりました。

パート・アルバイトの採用について、解雇について、賃金について、etc・・意外と知らなかったり間違ったまま思い込んでいたりと、勉強不足を痛感しました。

「名ばかり管理職」がこれだけ問題になる中、私自身もビミョーだな~と思いつつも日々一所懸命働いていますが、少なくとも自分の店の社員たちにはいい環境で働いて貰いたいと精進する毎日です。

スタッフが気持ちよく働けないと、お客様にも喜んでいただけないですからね(^^)


ホントに思いつくままその日に読んだ本の感想を書いていますので脱線することも多いと思いますが、気が向いた方は気軽にお付き合いくださいませ。

今日は「月光ゲーム-Yの悲劇’88-/有栖川有栖」を読み始めましたので、またしばらくは本格ミステリについて書き込めると思います。たぶん。







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2008/09/10 23:39|・ビジネス、ノンフィクションなどTB:0CM:0

 

「江神二郎(学生アリス)シリーズ」
 ・月光ゲーム-Yの悲劇’88-(長編)・・・東京創元社('89)、創元推理文庫('94)
 ・孤島パズル(長編)・・・東京創元社('89)、創元推理文庫('96)
 ・双頭の悪魔(長編)・・・東京創元社('92)、創元推理文庫('99)
 ・女王国の城(上・下)(長編)*文庫化に際し分冊・・・東京創元社(’07)、創元推理文庫(’11)
 ・江神二郎の洞察(短編集)・・・東京創元社('12)

「火村英生(作家アリス)シリーズ」
 ・46番目の密室(長編)・・・講談社ノベルス(’92)、講談社文庫(’95)(’09新装版)
   →「臨床犯罪学者・火村英生の推理Ⅰ 46番目の密室」としても発売・・・角川ビーンズ文庫('12)
 ・ダリの繭(長編)・・・角川文庫(’93)、角川書店(’99)
   →「臨床犯罪学者・火村英生の推理Ⅲ ダリの繭(上)(下)」としても発売・・・角川ビーンズ文庫('13)
 ・ロシア紅茶の謎(短編集)国名シリーズ第1弾・・・講談社ノベルス(’94)、講談社文庫(’97)
   →「臨床犯罪学者・火村英生の推理Ⅱ ロシア紅茶の謎」としても発売・・・角川ビーンズ文庫('13)
 ・海のある奈良に死す(長編)・・・双葉社(’95)、角川文庫(’98)、双葉文庫(’00)
 ・スウェーデン館の謎(長編)国名シリーズ第2弾・・・講談社ノベルス(’95)、講談社文庫(’98)
   →「臨床犯罪学者・火村英生の推理Ⅳ スウェーデン館の謎」としても発売・・・角川ビーンズ文庫('14)
 ・ブラジル蝶の謎(短編集)国名シリーズ第3弾・・・講談社ノベルス(’96)、講談社文庫(’99)
 ・朱色の研究(長編)・・・角川書店(’97)、角川文庫(’00)
 ・英国庭園の謎(短編集)国名シリーズ第4弾・・・講談社ノベルス(’97)、講談社文庫(’00)
 ・ペルシャ猫の謎(短編集)国名シリーズ第5弾・・・講談社ノベルス(’99)、講談社文庫(’02)
 ・暗い宿(短編集)・・・角川書店(’01)、角川文庫(’03)
 ・絶叫城殺人事件(短編集)・・・新潮社(’01)、新潮文庫(’04)
 ・マレー鉄道の謎(長編)国名シリーズ第6弾・・・講談社ノベルス(’02)、講談社文庫(’05)
 ・スイス時計の謎(短編集)国名シリーズ第7弾・・・講談社ノベルス(’03)、講談社文庫(’06)
 ・白い兎が逃げる(短編集)・・・光文社カッパ・ノベルス(’03)、光文社文庫(’07)
 ・モロッコ水晶の謎(短編集)国名シリーズ第8弾・・・講談社ノベルス(’05)、講談社文庫(’08)
 ・乱鴉の島(長編)・・・新潮社(’06)、講談社ノベルス(’08)、新潮文庫(’09)
 ・妃は船を沈める(長編)・・・光文社(’08)、光文社カッパノベルス(’10)、光文社文庫('12)
 ・火村英生に捧げる犯罪(短編集)・・・文藝春秋(’08)、文春文庫(’11)
 ・長い廊下がある家・・・光文社(’10)、光文社カッパノベルス('12)、光文社文庫('13)
 ・高原のフーダニット・・・徳間書店('12)、徳間文庫('14)
 ・菩提樹荘の殺人・・・文藝春秋('13)
 ・臨床犯罪学者・火村英生の推理 密室の研究(火村シリーズ密室作品アンソロジー)・・・角川ビーンズ文庫('13)
 ・臨床犯罪学者・火村英生の推理 暗号の研究(火村シリーズ暗号作品アンソロジー)・・・角川ビーンズ文庫('14)
 ・臨床犯罪学者・火村英生の推理 アリバイの研究(火村シリーズアリバイ作品アンソロジー)・・・角川ビーンズ文庫('14)
 ・怪しい店・・・KADOKAWA('14)

「作家アリス&学生アリスシリーズ」
 ・動物園の暗号(児童向け短編集)・・・岩崎書店(’06)

「少女探偵ソラシリーズ」
 ・闇の喇叭・・・理論社ミステリーYA!(’10)、講談社(’11)、講談社ノベルス('13)、講談社文庫('14)
 ・真夜中の探偵・・・講談社('11)、講談社ノベルス('13)、講談社文庫('14)
 ・論理爆弾・・・講談社('12)、講談社ノベルス('14)

「ノンシリーズ」
 ・マジックミラー(長編)・・・講談社ノベルス('90)、講談社文庫('93)('08新装版)
 ・幻想運河(長編)・・・実業之日本社(’96)、講談社ノベルス(’99)、講談社文庫(’01)
 ・山伏地蔵坊の放浪(短編集)・・・東京創元社('96)、創元推理文庫('02)
 ・ジュリエットの悲鳴(短編集)・・・実業之日本社('98)、実業之日本社ジョイ・ノベルス('00)、角川文庫('01)
 ・幽霊刑事(長編)・・・講談社(’00)、講談社ノベルス(’02)、講談社文庫(’03)
 ・作家小説(短編集)・・・幻冬舎(’01)、幻冬舎ノベルス(’03)、幻冬舎文庫(’04)
 ・まほろ市の殺人 冬 蜃気楼に手を振る(中編)・・・祥伝社文庫(’02)
 ・虹果て村の秘密(ジュヴナイル長編)・・・講談社ミステリーランド('03)、講談社ノベルス('12)、講談社文庫('13)
 ・壁抜け男の謎(短編集)・・・角川書店(’08)、角川文庫(’11)
 ・赤い月、廃駅の上に(怪談短編集)・・・メディアファクトリー(’09)、角川文庫('12)
 ・幻坂・・・メディアファクトリー('13)

「エッセイ集」
 ・有栖の乱読・・・メディアファクトリー(’98)
 ・作家の犯行現場・・・メディアファクトリー(’02)、新潮文庫(’05)
 ・迷宮逍遥・・・角川書店(’02)、角川文庫(’05)
 ・赤い鳥は館に帰る・・・講談社(’03)
 ・謎は解ける方が魅力的・・・講談社(’05)
 ・正しく時代に遅れるために・・・講談社(’06)
 ・鏡の向こうに落ちてみよう・・・講談社(’08)
 ・大阪探偵団 対談 有栖川有栖vs河内厚郎・・・沖積舎(’08)
 ・有栖川有栖の鉄道ミステリー旅・・・山と渓谷社(’08)、光文社文庫(’11)
 ・本格ミステリの王国(デビュー20周年記念本)・・・講談社(’09)

「共著・編著・アンソロジー等」
 ・競作 五十円玉二十枚の謎(「老紳士は何故・・・?」(江神二郎シリーズの1編)所収)・・・東京創元社('93)、創元推理文庫('00)
 ・鮎川哲也読本(芦辺拓・二階堂黎人と共同監修)・・・原書房(’98)
 ・本格ミステリーを語ろう!〔海外編〕(芦辺拓・小森健太郎・二階堂黎人との座談会本)・・・原書房(’99)
 ・大密室(「壺中庵殺人事件」所収)・・・新潮社(’99)、新潮文庫(’02)
 ・有栖川有栖の密室大図鑑 磯田和一/画・・・現代書林(’99)、新潮文庫(’03)
 ・「Y」の悲劇・・・講談社文庫(’00)
 ・有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー・・・角川文庫(’01)
 ・「ABC」殺人事件・・・講談社文庫(’01)
 ・天使と髑髏の密室(「不在の証明」所収)・・・講談社ノベルス('02)、講談社文庫('05)
   (「本格ミステリ02」(講談社ノベルス)から文庫化に際し分冊・改題されたものの第一弾)
 ・血文字パズル(「砕けた叫び」所収)・・・角川スニーカー文庫(’03)
 ・新本格謎夜会(綾辻行人との謎ときイベント+トークショー)・・・講談社ノベルス(’03)
 ・マイ・ベスト・ミステリー 6・・・文藝春秋(’04)、文春文庫(’07)
  (単行本「推理作家になりたくて 第6巻」より改題)
 ・有栖川有栖の鉄道ミステリ・ライブラリー・・・角川文庫(’04)
 ・名探偵登場!・・・ベストセラーズ(’04)
 ・赤に捧げる殺意・・・角川書店(’05)、角川文庫('13)
 ・気分は名探偵 犯人当てアンソロジー・・・徳間書店(’06)、徳間文庫(’08)
 ・作家の手紙・・・角川書店(’07)
 ・本からはじまる物語・・・メディアパル(’07)
 ・綾辻行人と有栖川有栖のミステリジョッキー①・・・講談社(’08)
 ・密室入門!・・・メディアファクトリー(’08)、メディアファクトリー新書(’11)
 ・七つの死者の囁き・・・新潮文庫(’08)
 ・怪談列島ニッポン・・・メディアファクトリーMF文庫(’09)
 ・まほろ市の殺人(「まほろ市の殺人 冬 蜃気楼に手を振る」所収)・・・祥伝社ノン・ノベル(’09)、祥伝社文庫('13)
 ・綾辻行人と有栖川有栖のミステリジョッキー②・・・講談社('09)
 ・川に死体のある風景・・・創元推理文庫(’10)
 ・名探偵に訊け・・・光文社カッパノバルス(’10)、光文社文庫('13)
 ・図説密室ミステリの迷宮・・・洋泉社MOOK(’10)
 ・江戸川乱歩に愛をこめて・・・光文社文庫(’11)
 ・綾辻行人と有栖川有栖のミステリジョッキー③・・・講談社('12)
 ・0番目の事件簿・・・講談社('12)
 ・金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲・・・角川文庫('12)
 ・大崎梢リクエスト!本屋さんのアンソロジー・・・光文社('13)、光文社文庫('14)
 ・小説乃湯 お風呂小説アンソロジー・・・角川文庫('13)
 ・密室ミステリの迷宮 事件現場図で読み解く!本当にすごい密室トリック・・・洋泉社MOOK('14)
 ・大阪ラビリンス(有栖川有栖セレクトの11の傑作短編)・・・新潮文庫('14)

「コミック化」
 ・ロシア紅茶の謎 新装版 麻々原絵里依/画・・・角川書店あすかコミックスDX('00)('13)
   (「人喰いの滝(臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート1)」から新装版発売に際し改題)
 ・朱色の研究① 新装版 麻々原絵里依/画・・・角川書店あすかコミックスDX('01)('13)
   (「朱色の研究 夕陽丘殺人事件(臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート2)」から新装版発売に際し改題)
 ・朱色の研究② 新装版 麻々原絵里依/画・・・角川書店あすかコミックスDX('03)('13)
   (「朱色の研究 枯木灘殺人事件(臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート3)」から新装版発売に際し改題)
 ・ブラジル蝶の謎 新装版 麻々原絵里依/画・・・角川書店あすかコミックスDX('03)('13)
   (「201号室の災厄(臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート4)」から新装版発売に際し改題)
 ・月光ゲーム 鈴木有布子/画・・・マッグガーデンブレイドコミックス('06)
 ・孤島パズル① 鈴木有布子/画・・・マッグガーデンブレイドコミックス('09)
 ・孤島パズル② 鈴木有布子/画・・・マッグガーデンブレイドコミックス('09)
 ・孤島パズル③ 鈴木有布子/画・・・マッグガーデンブレイドコミックス('09)


'14.11.11 改訂26版
太字は私の既読作品です)








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2008/09/10 01:40|有栖川有栖著作リストTB:0CM:0

 

妃は船を沈める妃は船を沈める
(2008/07/18)
有栖川有栖

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所有者の願い事を3つだけ叶えてくれる「猿の手」。“妃”と綽名される女と、彼女のまわりに集う男たち。臨床犯罪学者・火村英生が挑む、倫理と論理が奇妙にねじれた難事件。

今日は「作家アリスシリーズ」の最新刊を読み終えました。

元々は別々の短編と中編の予定だったという2作が、作者の思いつきにより見事に一つの物語を織りなしていました。

作中に出てくるアマリア・ロドリゲスの「難船」という歌はもちろん聞いたことはありませんが、この物語を読み終えた今は、物悲しい調べが何となく聴こえてきそうな気さえします。

いつもロジカルな推理で読者を唸らせてくれる有栖川有栖(←もちろん作中の、ではなく著者の)ですが、意外に(?)抒情的な作品が多いのも私がいつまでも大ファンである理由の一つです。

もちろんこの作品でも火村「准」教授の切れ味鋭い推理は健在です。

ちなみに、3つの願いを叶えてくれる有名な「猿の手」の話は私も知っていましたが、恥ずかしい事にウィリアム・W・ジェイコブズの「猿の手」は読んだ事がなく、早速敬愛する有栖川先生に倣って「乱歩の選んだベスト・ホラー(ちくま文庫)」を取り寄せようとしたら・・・見事に出版社品切れ・重版未定で、ウチのチェーン店にも1冊も在庫が無かった・・・。

ショック!


余談ですが、「綾辻行人有栖川有栖からの挑戦状⑥ 安楽椅子探偵 ON AIR」のDVDが11月にようやく発売になることを今日知りました。
早速予約せねば!(もちろん自分の店で)






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2008/09/08 23:28|・有栖川有栖TB:0CM:0

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