~愛すべき「本格ミステリ」の世界~

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音倉誓示(Otokura Seiji)

Author:音倉誓示(Otokura Seiji)
魅力的な謎。論理的な解決。そして少しの遊び心♪
「本格ミステリ」の魅力が少しでも多くの人に伝わりますように。
元、某地方書店チェーンの店長。
九州在住。

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さて、いまさら感の漂いまくる記事で恐縮ではありますが、なんか中途半端なまま終わるのもアレですので一応この件にも少し触れておきます。

お目汚し、ご勘弁を。



「殺人トーナメント/井上夢人」

一応、締切前に推理投票は送りました。

ミステリというよりはパズルの趣が強かったので、当然犯人(いや「優勝者」か)は正解しましたが、個人的に忙しかった(解答欄に長々と文章を書く気になれなかった)時期でもあり、優勝者を特定するにいたった経緯はきれいさっぱり省略して、

「与えられたヒントから、優勝者は新海亜希。深倉澄子はすでに殺害されていて、佐分利の目の前にいる深倉は新海の変装」

といった内容の短めの解答を送りました。

解答編をご覧になった方はお分かりのようにこれは当然正解なのですが、冒頭で「今回は、優勝者を特定するに至った推理のプロセスを全て当てた人を『完全正解』とする」と公表された時点で、一気にテンションが下がりました(-_-;)

詳しく書いて送った時は意外な部分が完全正解の要件だったりしたものですが、省略した時に限ってそれが必要要件になるなんて・・・(T_T)

つくづく、世の中とは上手くいかないものです。

とりあえず、変装の件を当てたという事で一人で自分を慰めて、溜飲を下げました。


「記憶のアリバイ/我孫子武丸」

そしていよいよ最終回、待ちに待った我孫子武丸さんの回です。

「殺戮にいたる病」に驚愕し、「人形シリーズ」に微笑み、「かまいたちの夜」で楽しませてもらったミステリファンとしては、この「記憶のアリバイ」を一番楽しみにしていました。

・・・が、ご存知のように音倉家ではとてもそれどころではないやきもきした状況が続いておりましたので、ケータイ小説こそ読んだもののとてもゆっくり推理する気分にはなれず、結局推理投票を送らないまま締切を過ぎてしまいました。

なんせ、録画した問題編を観たのが解答編放送の直前という体たらく。

ただ、ただ、一つだけ言わせてください!

小説版の問題編を読んでまず考えたのが、「これって真犯人は二重に上書きしてるんじゃないの」だったんです!

ええ、終わった後なら何とでも言えますもの。

いやもちろんホントですよ、これ思いついたの。

ただ、それが可能だったのは誰なのか、なんてとてもゆっくり考える気にはなれず、そのまま月日が流れてしまった訳で・・・。

解答編をざっと観た感じでは「確かにあの真相はアリだけど何だか余詰めが多そう(他の真相も成り立ちそう)」という印象でしたが、ロジカルに突き詰めて推理された方々の反応はどうだったのでしょうか?

そして誰もが(?)忘れ去っていたであろう「ミステリマイスター」を、最終回になって突然持ち出されるとは思いませんでした。

それまでまったく触れなかったくせに・・・。

ま、何はともあれ、正解された方々おめでとうございます(^^)


何だかいかにも「Season3」がありそうな終わり方でしたが、う~ん、次がもしあったら参加はどうしようかな~。

ま、そのとき考えますか。



とにかく、期間中ここを訪れてくれた皆様、そして数々の意見や推理を披露して下さった皆様、ありがとうございました。

やっぱりこういうのは一人で楽しむより、大勢でわいわい言ってる方が楽しいですね(^^)


お祭りも終わった事だし、このサイトもそろそろ少しずつ本来の「ミステリ小説の感想ブログ」に戻って行きますので、私と同じく「謎」に魅せられた皆様は、今後とも気長に、そして末長くお付き合い頂けると幸いです(^^)








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2009/12/12 01:55|Season 2TB:0CM:4

 

更新がすっかり遅くなりました。

実は記事は割と早めに書いていたのですが、どう冷静に書いても作品や作家さんを批判する内容になってしまうので、アップするのを少し躊躇していました。

そこで数日あえてアップせずに色々考えていましたが、いくらミステリをけなしたくないとはいえ、やっぱり正直になるべきだと思い、結局アップする事にしました。

感情を抑えて、かなり表現を柔らかく書いたつもりですが、感じ悪い文章になっていたらごめんなさい。

以下、数日前に書いた文章です。


もう「メゾン・カサブランカ」の事はサクッと忘れてさっさと「殺人トーナメント」に頭を切り替えたい所ですが、区切りをつけるためにも一応書かせて頂きます。


柿崎を殺害した犯人は「畑中操」。

操には盗癖&過去のトラウマがあり、下着泥棒の自作自演が柿崎にバレて、つきあうように強要されたので殺害した、という事でした。

問題編では「柿崎を殺害した犯人は誰か」という謎以外にも「ピザでお腹いっぱいだったはずの柿崎が、なぜ餃子を注文したのか」など、他にもいくつかの謎が提示されていましたが、さすがに今回は、6千数百人の中にも全ての真相を言い当てた読者(視聴者)はいなかったようで、「完全正解」そのものがスルーされていました・・・。

おそらく「餃子はカーズィムに食べさせるつもりだった」と解答した人は全員犯人を「カーズィム」にしており、「操が下着泥棒だった」と解答した38人の中には餃子の件を当てた人はいなかったんでしょうね。

ま、そりゃそうだ。

しかし!

ここで著者をちょっとだけ擁護させてもらうと、小説版の解決編はTV版とはかなり印象が違いました。

TV版の解決編だけ見ると、正解するための妄想プロセスは、

 「磯田・白井・カーズィムにはアリバイがあり、犯行可能なのは長谷川か操」→「長谷川が犯人では意外性がない」or「操役の女優さんのブログを読んだ」→「犯人は操に違いない」→「問題編からは動機を推測できる伏線が無かったので、操が下着泥棒だった事にしよう」

だったように感じます。

しかし、小説版の解決編では、

 「柿崎は白井に“引っ越さなくてもいいかも”と言っていた」→「白井が引っ越そうとしていたのは下着泥棒が原因」→「という事は下着泥棒の件が解決した」→「下着泥棒の件が解決するには“犯人逮捕”か“セキュリティの強化”だが、柿崎にはセキュリティを強化するだけの金が無く、猫好きの柿崎が番犬を飼うはずもない」→「という事は柿崎は“下着泥棒の犯人が分かった”に違いない」→「現場からデジカメが消えていた事と合わせて考えると、柿崎は下着泥棒の犯行現場を撮影したに違いない」

という推理プロセスを、

 「柿崎はピザで満腹だったので、餃子は自分が食べるために頼んだのではない」→「柿崎は自殺に偽装されていたが、犯人がもし柿崎が餃子を注文しているのを知っていれば自殺に偽装しても無駄な事が分かるはずなので、柿崎を殺害した犯人は柿崎が餃子を注文していた事を知らなかったはず」→「という事は、柿崎が餃子を注文したのは、柿崎が食べるためでも犯人に食べさせるためでもなく、磯田に見せる面白い写真(ムスリムが餃子を食べる写真)を作るためにだったに違いない(←想像の翼を広げましょう)」→「磯田に見せる面白い写真は“下着泥棒の犯行現場”だったはずなのに、別の面白い写真を用意しようとしていたという事は、下着泥棒の犯人と話がついて“犯行現場の写真”を消去する事になったに違いない」→「しかしカーズィムにはアリバイがあるので、カーズィムは犯人ではない」→「他にカーズィムが餃子を食べる可能性があるとしたら、それは操ちゃんのために違いない」

という推理プロセスと合わせて、

「という事は、下着泥棒の犯人で、なおかつ柿崎を自殺に見せかけて殺害したのは操ちゃん以外にありえない!」

という結論に辿り着くように(少なくとも著者はそう意図して)作られていたようです。

ま、あくまでそれを狙ったのだろうというだけであって、実際はミステリとしてまったく成立していなかった訳ですが、しかし少なくともTV版よりは多少好感を持てました。

下着泥棒が清楚な女性だったという意外性や、柿崎が餃子を食べさせようとした人物と柿崎を殺害した人物は別人だったというヒネリは、それが成功したかどうかを別にすれば面白い発想だと思います。

しかし今回は、いや間違えた、今回も、あまりにも小説と映像が違いすぎる。

小説では、柿崎は猫を撮影していてそこに操が写ってしまったようになっていましたが、TV版では完全に変態盗撮魔でしたし・・・。

ただ小説の方も、「扼殺」と「絞殺」ぐらいはちゃんと使い分けて欲しかった。

小説版解決編の「柿崎も抵抗したが、座った状態で後ろから首を絞められてしまえば、抗いようがない」というのも、いくらなんでも無理がありすぎです。

メールの日付や曜日がおかしいのも、なぜか秋に手に入る夏季限定商品もたぶんスルーされるとは思っていましたが、まさかFMラジオまでスルーされるとは・・・。

常にこちらの考えの遥か斜め上を行く「探偵X」、まだまだ私も修行が足りません。

伏線から真相を推理する訓練は積んでいるつもりですが、まさか真相に繋がる伏線を全て後だしされるとは思いませんでした。


そして、どうしても最後に一言だけ言いたい。


写真をネタに交換条件を出すなんて、


柿崎ってすっげーイヤな奴じゃん!


ふぅ、スッキリ。




さ、次は井上夢人さんの「殺人トーナメント」がすでに始まっています。

懲りずに頑張るぞ~っと。





・・・とここまでは10/31の午前中に書いていたのですが、昼過ぎにNHKからお詫びのメールが来ましたね(^^;)

これには驚きました。

それだけクレームが多かったんでしょうね(あ、私はここで遠吠えしてるだけで、何も送ってないですよ)。

今回の作品は、そもそも原作が犯人当て小説として成立していませんでした。

真相を知った後に読み返してみて、それでもやっぱり真相に辿りつけないミステリは初めてです。

しかし、それを更に何倍にもひどい作品にしたのは、原作の意図をまったく汲んでいないあの映像化でしょう。






私はミステリが大好きです。

子供の頃に読んで感じたワクワク・ドキドキ、そしてビックリ。

そして、大人になって少しは分かるようになってきた、とりわけ「本格ミステリ」と呼ばれる作品たちにおける論理性や構築美。

少しでもたくさんの人たちに、この楽しさを知って欲しいと思っています。

本当ならこの「探偵X~」には、今までミステリに興味がなかった方たちにミステリの楽しさを知ってもらう番組になって欲しかった。

しかし今回の「メゾン・カサブランカ」で「探偵X~」に参加した方たちは、きっと「ミステリってこんなに理不尽でつまらない物なのか」と感じてしまったのではないでしょうか。



私はそれが何よりも悔しいです。










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2009/11/03 01:35|Season 2TB:0CM:5

 

さて、なんとか送りました、推理投票。

ホントは日曜日の夜ぐらいにゆっくり考える予定だったんですが、結局なんだかんだで気がつくと月曜の夕方。

とりあえず何か送らないと、とアセりながら、月曜の夕方4時半ぐらいにようやく送信しました。

なんか小学校のころ夏休みの最終日にあわてて宿題を片付けていたのを思い出して、ある意味ちょっと懐かしい気分でした・・。



さて、以下私の妄想が続きます。


今回、問題編を読んでいてまず最初に考えたのが、

 ①犯人は104号室の住人。「アパートは大学関係者で満室」のはずが、なぜか104号室の住人は登場せず。問題編に登場した容疑者全員が犯行不可能な状況で、消去法により論理的に犯行が可能だったのは、語られなかった104号室の住人。

というものでした。

以前書いた「気になっている事」とはもちろんこの事です。

しかし!

残念ながら「容疑者全員が犯行不可能」な状況では無かったようで・・・。

「意外な犯人」という意味ではこれが一番楽しいと思ったのですが、そうは上手くいかないみたいです(とか言ってこれが真相だったらどうしよう)。


さて次。

 ②犯人は磯田。問題編で日付や時間が曖昧だったり曜日が食い違ったりしているのは、実は著者の壮大な叙述トリックで、一見成立しているようにみえる磯田のアリバイは実はまったく成立していない。夏季限定のブルーハワイ生八つ橋が10月に手に入っているのもその伏線の一つ。

これはさすがに無いでしょう。

「探偵X」ですし、ブルーハワイは華麗にスルーされるのでは。


残る容疑者は4人。

しかし、白井・カーズィムにはアリバイあり(カーズィムのアリバイについては細かい事を言えばいろいろ出てきますが、それは他の容疑者に関しても同じなので、ここは私が華麗にスルー)。

で、残るは長谷川先生と操。

これは犯人当て小説である以上、犯人は「意外な人物」でないと面白くない。

という事で、どうしても操を犯人にしたくて、「操犯人説」で色々考えてみました。

まず、出前の音に気付かなかったというのはやはり不自然。

さらに「サイズの大きいTシャツ」「紫の下着(TV版)」「ベッドには枕が2つ(TV版)」という事で、妄想すればするほど違う方向の妄想が膨らんで・・・・あ、いや失礼。

結局、引っかかる点はいくつもあるものの、どれも操が犯人と断定するようなストーリーには上手く結びつかず、「操犯人説」を断念。

で、結局「長谷川先生が犯人」で送信してしまいました・・・。

これがもし正解なら多少は救われますが、いかにも怪しいので、「案の定ミスリードだった」なんて事になると、まるで私は「フルスイングでの長打を狙わずに、バットを短く持って当てに行ったのにあっさり三振した」みたいな非常にカッコ悪い男になってしまう気が・・・。



今回の問題で私が念頭に置いたのが、「柿崎はバカだけどいいヤツ」というキャラクター。

今回は「餃子」が大きなポイントの一つだと思いますので、下着泥棒が実はカーズィムで、柿崎が「へいへいカーズィム~。操ちゃんにバラされたくなかったらこの餃子食べてみろよ~」みたいな悪ふざけをして、侮辱されたカーズィムが激怒して殺した、というのも考えましたが、カーズィムのアリバイを崩すのがメンドくさかった(!?)のと、柿崎はバカだけどそんなイヤなヤツじゃないはず、という観点からこの推理はやめました。

ま正直、話の持って行き方次第で「触れられていない104号室の住人」「本当はアリバイが成立していないかもしれない磯田」「アリバイが自己申告だけの白井」「動機はともかく、十分犯行可能だった操」「あやふやなアリバイで、豚肉を食べられないカーズィム」「なぜかFMラジオを断定した長谷川」の誰が犯人にも持っていける気がします・・・。


最後になりましたが、私が推理投票に送ったのは『長谷川先生が犯人。一番遠い部屋にいながら”FMラジオ”と断言したのはおかしい。柿崎は子猫を撮影しようとしていて、偶然、操の下着をくわえている猫を撮影。磯田に「面白いものを見つけた」とメールし、白井には「もう大丈夫」と発言。ピザを食べた後に長谷川先生が来たので餃子を注文し、「俺下着泥棒の犯人分かったんっすよ~」とか言いながらデジカメの話をし、下着泥棒の真犯人だった長谷川先生は自分が脅迫されていると誤解して柿崎を殺害』とか大体こんな内容です。

あ、もちろんツッコミどころ満載なのは自分で分かってますので、出来ればその辺はスルーしてもらう方向で。




さて、あとは解決編の放送を待ちましょう♪






・・・・・・・とここまでは昨日の夜と、今日の昼間仕事の休憩時間にミニノートPCで書いたのですが、さっき帰ってきて自分のブログを見てびっくり!

みんな考える事は同じというか、すごいな~、というか・・・・。

とりあえず明日の夜を楽しみに待ちましょう(^^)

どんな結果が出ても穏やかな心で(^^;)







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2009/10/27 20:04|Season 2TB:0CM:13

 

小説版の問題編も全て配信され、TV版の問題編の放映も完了しました。

という事で、後は推理して投票するのみ。



まず、小説の第4章以降及びTV版問題編に出てきた情報をピックアップすると、

 ・メゾン・カサブランカの裏手は大きなマンションが建っていて、通り抜けできない。

 ・メゾン・カサブランカに出入りするたった一つの道は、隣の家の男が家出した飼い猫の帰りを待って九時ごろから朝まで見張っており、その間出入りした人物は喜楽亭の店員だけ(つまり喜楽亭の店員が犯人でなければ、犯人はメゾン・カサブランカの住人ということになる)。

 ・操は部屋着にサイズの大きいTシャツを着ていた(これは萌えるっ!・・・あ、いやすみません)。

 ・操は事件のあった時刻は部屋で本を読んでおり、隣からは「ラジオかなにかの音が聞こえていた」&「出前があったことにも気がつかなかった」。

 ・柿崎は二部屋使っていたうちの奥の部屋で殺されており、操の隣の部屋は主に収納として使われていた。

 ・柿崎は夜8時にピザの宅配を頼んでおり、ゴミ箱に空箱が捨ててあった(解剖の結果、ピザは間違いなく柿崎が食べていた)。

 ・白井は昨夜彼氏の部屋に泊っていた(メゾン・カサブランカにはいなかった)。

 ・最近下着泥棒が何度もあったため、白井は下着は部屋の中に干すようにしていたが、操は一昨日も下着を取られた(む、紫らしい・・・いやだからどうしたと言われても)。

 ・白井は下着泥棒が怖くて彼氏の部屋に引っ越そうとしていたが、昨日の夕方、柿崎は「亜矢ちゃん、もう引っ越さなくてもいいかも」と言っていた。

 ・カーズィムは昨夜の8~10時はトルコの友人とトルコ語でチャットしていて、カーズィムが何も書き込んでいないのはせいぜい1分ぐらいの間。

 ・カーズィムはムスリム(イスラム教徒)で、豚肉が食べられない。そして喜楽亭の餃子は豚肉入り。

 ・カーズィムは「9時40分頃、二階で何かが倒れるような音を聞いた」(カーズィムの部屋は柿崎が殺害された部屋の真下)。

 ・9時半に喜楽亭に電話をかけたのは、間違いなく柿崎本人。

 ・柿崎の部屋からは、柿崎が近所の野良猫が最近生んだ子供を撮影するために磯田から借りたデジカメが無くなっている。

 ・数日後、メゾン・カサブランカの住人のうちの一人が逮捕され、柿崎を殺した事を認めた。

といった所でしょうか。




そして今回の問題は「立花はなぜ、その人物が犯人だと気づいたのか。ヒントはすべて出た。それをあててほしい」です。


で、あれば解答フォームの選択肢は「立花が真犯人に気付いた理由」になりそうですが、やっぱり選択肢は「犯人の名前」なんですね(^^;)

う~ん、このあたりの微妙なクオリティが「探偵X~」らしいというか何というか(ま、もちろん理由は自由記入欄に書いてください、という事なのでしょうが)。

少なくともTV版の問題・解答編や小説の添付画像など、作家さんの手の届かない所のクオリティで作家さんたちの評判を落とすような事があったりするとすごく悔しかったりするのですが・・・。

ま、いいや。




推理投票の締切は4日後(10/26(日))の午後6時。

とりあえずゆっくり考えて、また推理投票締め切り後に私の送った推理をアップします。

あ、何か勿体つけてるように見えますが、実はまだな~んにも考えていません(^^;)







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2009/10/22 19:56|Season 2TB:0CM:10

 

さて、近藤史恵さんの「メゾン・カサブランカ」の問題編も第3章までアップされました。


という事で、自分自身の覚書を兼ねて内容の整理を。


まず登場人物は、

 ・磯田忍(俺)・・・この物語の語り手。メゾン・カサブランカの住人。被害者である柿崎の親友で、大学生。

 ・柿崎慎吾・・・磯田の同級生。高校三年の時に両親を事故で亡くし、今は親から継いだメゾン・カサブランカ(二階建ての白いボロアパートで元々は「柿崎荘」という名前だった)の大家をしていて、自らもそこで暮らしていた。家賃収入は学費と生活費でギリギリだったらしい。

 ・白井亜矢・・・ブリーチでパサパサの髪と、ド派手なメイクの女子学生。メゾン・カサブランカの住人。

 ・長谷川先生・・・大学のフランス文学の講師。メゾン・カサブランカの住人。

 ・畑中操・・・可憐で清楚な女子学生。メゾン・カサブランカの住人。男子の憧れの的。

 ・カーズィム高森・・・トルコからの男子留学生。メゾン・カサブランカの住人。



そして、物語の流れと、これまでに出てきた気になる伏線(もしくはミスリード?)としては、

 ・10/2の夜9時頃(画面では20:20ですが)、柿崎から磯田に「すっげー面白いもん見つけた」というメール。このとき磯田は土日を使って京都の実家に帰っていた。

 ・柿崎は近所の野良猫に餌をやっていた。

 ・最近このあたりでは下着泥棒が多発していて、メゾン・カサブランカに住む女子学生も被害にあった。

 ・柿崎の死体が発見されたのは(おそらく10/3の)午前11時頃で、見つけたのは家賃を払いに柿崎の部屋を訪れた長谷川先生(柿崎が家賃の前払いを頼んでいた)。

 ・死体発見時、柿崎の部屋のドアに鍵は掛かっていなかった。

 ・柿崎はトイレのドアノブにベルトで首を吊った状態で死んでいた(拡大図あり)。

 ・柿崎は以前白井に告白し、その数時間後に別の可愛い女の子と出会ったため「さっきのナシ」とメールした事がある。

 ・長谷川先生が柿崎の死体を発見した時、操とカーズィムはアパートにいた。

 ・柿崎の首には、縊死というより扼殺に近い跡が残っていた。

 ・死亡推定時刻は(明記されていませんが、叙述トリックで無い限りおそらく10/2の午後)8時から10時までの間。

 ・磯田は(10/2のたぶん午後)10時半頃、京都にいたというアリバイあり(どうやらメゾン・カサブランカがあるのは東京?)。

 ・長谷川先生は、その時間(死亡推定時刻)は部屋で一人で夕食を食べて授業の準備をしていたのでアリバイなし。

 ・柿崎はいつも部屋で音楽をかけていて、事件のあった夜も、夜の1時くらいまでFMラジオがかかっていたらしい。

 ・柿崎は二階の二部屋を使っていて、他に二階に住んでいるのは白井と操。長谷川先生・磯田・カーズィムの三人が一階を使っている。長谷川先生の部屋は柿崎の部屋からいちばん遠い。

 ・柿崎と長谷川先生は学部が違う。と言うか、このアパートに長谷川先生が直接教えている学生はいない。

 ・柿崎は昨日の9時半に喜楽亭(アパートの近くの中華料理店)に餃子を注文していて、10時頃に店員が餃子を持ってきた時にはいくらノックをしても返事が無かった。


さて、磯田にメールを打ったのが柿崎本人で、喜楽亭に餃子を注文したのも柿崎本人だと仮定すると、死亡推定時刻は「8時~10時」ではなく「9時半~10時」に狭まるという事になりますが、さてさて。




ところで!

実はここまでの段階で、矛盾しているというか不自然というか、とにかくちょっと気になる点があります。

もしかすると、第4章以降で説明があるのかもしれないし、実は推理にはまったく関係ないかもしれないし、ただ単に著者も気付いていないだけ(さすがにそれは無いかな?)かもしれませんが、とにかく気になっている点が一つ。

私がもし著者で、ちょっと意地悪な犯人当てを書いたとしたらこういう所にトリックを仕込むかな、というような事です。

おそらく的外れな考えだとは思うのですが、万が一これが真相に絡んでいたらさすがにここに書くのはマズイので、もったいぶってすみませんが、あえて今は書きません。

ま、まったく関係なかったにしろ真相に絡んでいたにしろ、後日ちゃんと説明しますので、関係なかったら大いに笑ってやってください(^^;)


あ、ちなみにそれとは別件ですが、小説を読む限り磯田は土曜日に京都の実家に帰って、翌日の日曜日にアパートに戻ったように読めるのですが、柿崎からメールが来たのは画像によると2009年の10月2日の夜。

これって金曜日なんですが、ま、いっか。

これこそ謎解きには関係ないでしょうし、たぶん。

どうも今回の小説は「午前」や「午後」が明記されずに「8時」とか「10時」とか連発されたり、日付や曜日が曖昧なので、これがもし折原一さんの作品だったら真っ先に「この場面とこの場面は本当に繋がってるのか?」と叙述的な部分を疑ってしまう所ですが、まあ近藤史恵さんですので、そのあたりは素直に読みます。





今回は拡大画像も何枚か付いていますので、とりあえず犯人が隠れられそうなローチェストが無いかよく探してみます(笑)


あと柿崎が餌をやっていた猫はヌイグルミじゃないかどうかも確認しないと








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2009/10/18 01:23|Season 2TB:0CM:7

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