~愛すべき「本格ミステリ」の世界~

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音倉誓示(Otokura Seiji)

Author:音倉誓示(Otokura Seiji)
魅力的な謎。論理的な解決。そして少しの遊び心♪
「本格ミステリ」の魅力が少しでも多くの人に伝わりますように。
元、某地方書店チェーンの店長。
九州在住。

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昨年、ミステリ好きなら絶対に観るべき映画と言う事で「キサラギ」という映画を観ました(ブログを始める前ですので記事はありませんが)。

これが評判通り本当に面白い映画で、今でも事あるごとに人に勧めてまわっているのですが、以前音楽関係の取引先の方にその話をしたとき、「それなら”アフタースクール”も気に入ると思いますよ」と言われてそれ以来ずっと気になっていたのですが、ようやく先ほど観ました。

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母校の中学校で働く教師・神野の元に、かつての同級生だと名乗る探偵・北沢が訪ねてくる。ちぐはぐなコンビは少しずつ調査を進めていくが、やがて物語は思わぬ方向へ…。


いや、もう最高!!

何でこんな面白い映画をすぐに観なかったのだろうと激しく後悔しました。

生まれて初めて、観終わったばかりのDVDをもう一度最初から観ました!

良く出来たミステリ小説は再読が面白いと言いますが、まさに1度目だけではなく、2度目も最高に楽しめる映画でした。


何となく違和感を抱えながら進んでいた物語が、ある1点で突然姿を変えるこの映画の楽しさは、まさに優れた本格ミステリを読んだ時の感動そのものでした!

作品を楽しんでもらうために、あえて細かいストーリーは紹介しません。

すでに観ている方からは「何をいまさら」と言われそうですが、ミステリ好きでまだこの映画を観ていない方は、とにかく観てください!!

面白かった~!

特に終盤の「うどん屋」のシーンは笑いました。

2度目に観た時には、前半の一つ一つのシーン、一つ一つのセリフ、一つ一つの表情が、全て別の意味を持っていた事を思い知らされます。


あ~、もう一回観ようかな。







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2009/06/23 02:15|・ミステリ映画&ドラマTB:0CM:0

 

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嵐の中、11人はあるモーテルで出会った。モーテルという密室で連続する猟奇殺人、全編に張り巡らされた謎とトリック。全員に共通する5月10日の意味するものとは…。想像も絶する衝撃のラストが待っている。

昨年末に発売になった「2009本格ミステリベスト10」(原書房)の「ミステリ作家に聞くオススメ映画アンケート」のコーナーで紹介されていた「アイデンティティー」を観ました(ちなみに先日の「ナイル殺人事件」も同じ理由で観た作品です)。

「ナイル殺人事件」は原作も主人公も有名ですので、観た事は無くてももちろんタイトルぐらいは知っていました。

が、今回の「アイデンティティー」は、まったく初めて聞く作品です。

特にミステリ小説が原作という訳では無いようですが、あらすじを見ただけですごく惹かれました。

という事で、まずは簡単に内容紹介を。


ある女優の運転手として車を走らせていたエドは、豪雨の夜、街道で一人の女性を撥ねてしまいます。

エドは、撥ねてしまった女性(と夫と子供)を乗せて近くのモーテルに助けを求めに行くのですが、豪雨で電話が不通になっています。

病院へ行こうとしますが、道路が冠水していて、モーテルがある一帯は陸の孤島になっていることが分かります。

やむなくエドはモーテルに引き返して天候の回復を待つのですが、同じようにこの地域に閉じ込められた人々が次々と集まり・・、結局、女優・運転手(エド)・撥ねられた女性・その夫・その息子・娼婦・新婚夫婦・刑事・囚人・モーテルの店主、と計11名がこの地に足止めになります。

そして次々と起こる殺人。

一人、また一人と何者かに惨殺されていきます・・。

現場には、なぜかいつもこのモーテルのルームキーが落ちていて、一人殺されるごとに、まるでカウントダウンをするかのように、だんだん落ちているルームキーの部屋番号が小さくなっていきます。


・・・そして同じころ別の場所では、死刑執行が翌日に迫ったある猟奇殺人犯の再審理が、弁護人や判事とともに行われています。


そのうち、モーテルに集まった11名には、ある共通点がある事が分かり・・。


正直なところ、この作品についてはあまり多くを語れません。

良質なミステリによくあるように、あまりに伏線が多く、何を書いてもネタバレに繋がりそうで・・。

とにかく、この映画は非常に良くできた、自信を持っておすすめ出来る良質のミステリ映画です。

観る者を驚かせる意外な真相があるのですが、その内の一つが終盤の割と早い段階で明かされます。

しかし、この映画はそれだけでは終わりません。

ミステリの常套手段であるにもかかわらず、すっかり気持よくやられました。

やっぱり、ミステリ好きにとって、この「やられた」感がたまらなく気持ちいいですよね。


ミステリ好きなら、観て絶対に損はありません。



最後に、ヒントを一つ。

DVD特典の「エクステンデッド・バージョン」で、ある登場人物が「駆除すべきはネズミであって、建物ではない」と言っています。

これで分かったらすごい。







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2009/01/26 02:24|・ミステリ映画&ドラマTB:0CM:0

 

いや~、面白かった!

先ほどNHK総合で、大倉崇裕さん原作のドラマ「福家警部補の挨拶~オッカムの剃刀~」の放送がありました。

DVDレコーダーをセットしていたのですが、我慢出来ずに結局録画しながら同時に観てしまいました

原作の骨子はそのまま残しつつ、全体的にかなり笑えるドラマに仕上がっていました。

・・・って言うか、はっちゃけすぎ!!


殺される池内准教授、「なんだ猫か・・」って!

途中の「演歌カラオケDVD」風の演出と言い、わけ分からない筒井教授のキャラといい、池内准教授のブレイクダンスといい、面白すぎ!!


永作博美さん演じる福家警部補は少し原作とイメージは違っていましたが、永作さんのあからさまな作り笑顔や、原作には無かった決めゼリフなど、どれも良かった!

私の中の福家警部補はもっと無表情で淡々としているイメージでしたが、人の話を全く聞かずに自分のペースで会話を続けていく辺りは原作通りでした。

犯人の柳田嘉文はちょっと壊れてましたが・・。


この面白さは、脚本の福原充則さんの手腕ですか?


番組の後に「刑事コロンボ」のCMが流れたのも最高でした。

刑事コロンボ」は明日の夜から毎週土曜日放送のようですが、残念な事にウチはBSが映らない・・。

やっぱり素直にDVDで集めようかな・・。


NHKさん、ぜひ福家警部補の他のエピソードもドラマ化して下さい!!




あまりに楽しいドラマだったので興奮気味の記事になりましたが、観る価値ありの作品でした。



あ、遅くなりましたが、皆様新年明けましておめでとうございます。

本年も、「謎と論理と遊び心」をどうぞよろしくお願い申し上げますm(_ _)m



ちなみに、このドラマの原作の記事はこちらから→ 「福家警部補の挨拶/大倉崇裕」







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2009/01/02 23:15|・ミステリ映画&ドラマTB:0CM:2

 

ナイル殺人事件 デジタル・リマスター版(ユニバーサル・セレクション2008年第11弾)【初回生産限定】 [DVD]ナイル殺人事件 デジタル・リマスター版(ユニバーサル・セレクション2008年第11弾)【初回生産限定】 [DVD]
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「オリエント急行殺人事件」に続きオールスター・キャストで映画化されたアガサ・クリスティのミステリ。原作は『ナイルに死す』。美貌と聡明さを兼ね備えた上、つい最近莫大な遺産を相続したリネット・リッジウェイは、親友ジャクリーンの婚約者と突然婚約をし、人目を避けてエジプトへハネムーンに旅立った。壮大なエジプトの景色を背景に、物語中バラバラになっていた様々な謎が最後には全て一本の線で結ばれるという、クリスティ推理劇の醍醐味が存分に堪能出来る推理映画の傑作。D・ニーヴンを始め、M・ファロー、J・バーキン、O・ハッセー、J・ウォーデンらの素晴らしい役者陣に加え、ポアロ役のP・ユスティノフの演技が絶品! 文句のない第一級の推理映画。

今日は、数多のクリスティ映画の中でも最高傑作の誉れ高い「ナイル殺人事件」(原作小説のタイトルは「ナイルに死す」)を観ました。

1978年に劇場公開された作品で、ちなみに私は原作は未読です。


エジプトで新婚旅行中の、美貌の富豪令嬢リネットと、その夫であるサイモン・ドイル。

しかし、その幸せに満ちた2人の新婚旅行に、リネットの親友でありサイモンの元婚約者だったジャッキー(ジャクリーン)が、ストーカーの如く執拗に付きまといます。

親友に婚約者を奪われて半狂乱のジャッキー。

「時々これをあの女(リネット)の頭に突きつけてやりたくなる」と、22口径の小型拳銃をバッグに忍ばせています。

そして舞台は、ナイル河を下る豪華客船カルナック号へ。

この船に乗り合わせたのは、”ベルギー”の名探偵「エルキュール・ポアロ」を始め、クセのある人物ばかり。

ある夜、船上のサロンで、酔っ払ってサイモンに絡んでいたジャッキーは、とうとうその小型拳銃でサイモンの足を撃って重傷を負わせてしまいます。

歩けないほどの重傷を負ったサイモンは、治療を受けるため医師の部屋に泊まります。

そしてその翌朝、自室で頭を撃ち抜かれて死んでいる富豪令嬢リネットの姿が発見され、そのかたわらには血で書かれた「J」のダイイングメッセージが・・。

しかし、サイモンを撃った後に一晩中元看護婦の監視下にあったジャッキーには、リネット殺しは不可能なはず。


しかもその船に乗り合わせた他の乗客は、

  妻子ある男性との恋を邪魔された上、5年間奉仕した給金も貰えず辞める事も許可して貰えない、リネットのメイドのルイーズ。

  リネットの管財人でありながら、その財産を不正に使用していた事をもみ消そうとしている、叔父で弁護士のアンドリュー・ペニントン。

  リネットの貴重な真珠のネックレスを何とか手に入れたいと狙っていた、宝石狂いの富豪貴婦人ヴァンスカイラー。

  ヴァンスカイラー夫人の付添人であり、過去にリネットの父親により自分の一家が破産に追い込まれた事を今でも恨んでいる、元看護婦のバウワース。

  煽情的な恋愛小説を書く女流作家で、リネットをモデルにした「色情狂のメスヒヒ」が登場する作品を名誉棄損でリネットから訴えられ巨額な賠償金を請求される事になっていた、サロメ・オッターブルン。

  その娘であり、何とか母を破産から救いたいと思っていた、ロザリー。

  莫大な富を相続したリネットを「ヒルの様に貪欲な、社会にはびこる寄生虫」と揶揄し、「見せしめにバラされるべき」と語っていた、ジム・ファーガソン。

  過去に、リネットの友人を治療と称して廃人にしてしまい、自身の研究所の悪評をリネットに言い振らされて恨んでいる、ドイツ人医師のベスナー。

これらの人物たちはそれぞれに動機があり、また犯行も可能だったという状況で、なんと全員が容疑者となってしまいます。


この船の支配人から、船上での捜査権を委任されたレイス大佐と共に犯人探しを始めるポアロですが、何と、第2・第3の殺人も起こってしまいます。


終盤、犯人が誰なのか確信したポアロが「どうぞ皆さんサロンへお集まりください。全てが明らかになります。」と言うシーンは、ミステリお決まりのパターンだからこそ、嬉しくて鳥肌が立ちました。

関係者を一同に集めて名探偵が推理を披露する!

やっぱりこれですよね!

「紳士淑女の皆様」で始まる、ポワロの名推理。

結末は、どうぞご自分の目でお確かめくださいませ。


この映画は、そのストーリーの素晴らしさだけではなく、作中のエジプトの雄大な景色も大きな見どころの一つです。

また、推理の仮説をその都度映像で再現しており、ミステリ映画として非常に分かりやすい親切な内容でした。


余談になりますが、読者参加型犯人当てミステリー小説「Rの刻印」に取り組んでいる私は、1978年のこの映画と、2008年の犯人当て小説が妙に頭の中でリンクしてしまって、何か不思議な感じでした

ナイル河を下る豪華客船やカルナック神殿など、あまりにも舞台が共通していて・・。

おかげで全く興味のなかったエジプトに、一度行ってみたいという気になってしまいました。


ミステリの女王「アガサ・クリスティ」の作品も、まだまだ未読の物が多いので、いつか早川書房のクリスティー文庫を全巻読破したいと思っていますが、一体いつになることやら・・。


ともあれ、映画「ナイル殺人事件」はまさに評判通りの最高傑作でした!

やっぱりミステリっていいなぁ~。

ラストシーンの「最近、オリエント急行で非常に面白い体験をした」というポワロの台詞にも、思わずニヤリでした。







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2008/12/30 19:39|・ミステリ映画&ドラマTB:0CM:3

 

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役所広司 薬師丸ひろ子

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同名の東野圭吾原作の人気ミステリー小説の映画化。日本を代表する役者・役所広司と薬師丸ひろ子が存在感のある厚みのある演技をみせてくれる。また柄本明、鶴見辰吾など個性派の演技も光る作品。

緻密な伏線と意外な動機でミステリファンを楽しませてくれた、東野圭吾の「レイクサイド」。

この傑作を元に作られた映画が、この「レイクサイド・マーダーケース」です

著者のエッセイ「ちゃれんじ?」(角川文庫)の中でも、この「レイクサイド・マーダーケース」の撮影現場を訪れた時のエピソードが書かれています

東野さんはこのエッセイの中で「映画は原作と違って当たり前」とした上で、「(映画の)プロの力を信じて正解だった」と、映画の出来にかなり満足しているようですが、さてさて・・。



で、率直な感想ですが、・・

すみません。やはり映画版はちょっと・・

全般的に少し退屈でした。

もちろん、サスペンス・ミステリーですので派手なアクションシーンがある訳ではないですが、全体的に暗いトーンの中で、出演者も小さな声でぼそぼそとしゃべるシーンが多く、かなり話のテンポも遅く感じました

ストーリーは概ね原作に沿っていましたが、原作では4家族だったのを3家族に減らし(坂崎夫妻が登場しない)、その分、ストーリーに大きくは影響しないエピソードを大幅に削っていました。

主人公の子供が息子から娘に設定変更されているのは、他の子供より目立たせるためでしょうか。

主人公の愛人が元興信所に勤めていたなどの設定も無くなったようで、代わりに「カメラマンだから盗撮も上手い(?)」という事になっていたようです

全体的に、「事件の真相は?」という謎は原作に沿って上手く映像化されておりましたが、なおかつ原作以上に「親と子の関係」といった部分に話の比重を大きく取っていたように感じました。

やはり、「小説を映像化した作品」ではなく「小説のストーリーを元にした別の作品」という見方をするべきなのでしょう。

でもどうしても原作と比べてしまうんですよね

ただ、ラストシーンは最高でした!

深い意味を残した非常に印象的なラストシーンで、ここは手放しで「素晴らしいっ!」と思いました

このワンカットだけで、主人公たちがどんな隠蔽工作をし、どれだけ覚悟を決めたとしても、彼らの魂は決してこの湖畔からは逃れられない、という事を強く印象付けられました。

こういう手法は映画ならではで、何かいいですね



最後にどうでもいいのですが、このところ観た映画、「犯人に告ぐ」にトヨエツ、「ハサミ男」もトヨエツ、「レイクサイド・マーダーケース」にもトヨエツ・・・私はトヨエツにとり憑かれているのでしょうか







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2008/12/04 00:07|・ミステリ映画&ドラマTB:0CM:0

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